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キャピラリーゾーン電気泳動法における仮想的浸透流を用いた電気泳動時間-実効移動度変換法

シーズコード S090001987
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 育田 夏樹
  • 廣川 健
技術名称 キャピラリーゾーン電気泳動法における仮想的浸透流を用いた電気泳動時間-実効移動度変換法
技術概要 キャピラリーゾーン電気泳動法における仮想的浸透流を用いた電気泳動時間ー実効移動度変換方法は、未知試料に標準物質を添加してキャピラリーゾーン電気泳動を実行し、標準物質の泳動時間を求めるステップと、浸透流の速度が時間に直線的に依存していると仮定して、標準物質の泳動時間から実効移動度に変換するステップを具備する。移動度がm ,mである2つの標準物質の泳動時間t 、tから、仮想的浸透流の速度Veof,hyp を時間の一次関数Veof,hyp =at+bとして求めるステップと、未知試料の泳動時間tから未知試料の速度を求めて、仮想的浸透流の速度Veof,hypとの差を求めるステップと、差をキャピラリーの平均電位勾配Eで割るステップを具備する。得られた泳動時間からある参照温度、たとえば25度、での実効移動度が得られれば、系のpHやイオン強度を変えて測定することによって、その温度での絶対移動度の測定が可能になり、すでに報告されたテーブルから未知物質の定性を行うことが可能になる。
画像

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研究分野
  • クロマトグラフィー,電気泳動
展開可能なシーズ 短時間で物質を分離させるのに高電圧を印加すると、ジュール熱でキャピラリー内部の温度が上昇する。溶液を精密に測定するために印加電圧を5kVでキャピラリーゾーン電気泳動を行い、未知試料は迅速分析のために30kV行うと、未知試料に含まれるイオンの移動度が大きくなり誤同定する。キャピラリーゾーン電気泳動法において、ジュール熱による温度上昇に伴う移動度の増加を除去し、再現性の高い定性指標を得る。
電気浸透流がキャピラリー内部の状態や履歴により変化する問題を浸透流の速度を測定し、その値を用いて試料イオンの速度を補正することにより、精度の向上を図った。この方法によれば、容易にキャピラリー内温度上昇の影響を除去し、再現性を向上させることができる。また、短い時間で十分に物質を分離させるための高い電圧印加が可能になるので、短時間で再現性の高い定性指標を得ることができる。
用途利用分野 キャピラリーゾーン電気泳動法を用いた分析装置、同装置用解析プログラム、同装置を用いた分析作業、同装置を用いた依頼分析業務、同装置の分析ノウハウ提供業務
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 広島大学, . 育田 夏樹, 廣川 健, . キャピラリーゾーン電気泳動法における仮想的浸透流を用いた電気泳動時間-実効移動度変換法. 特開2001-074694. 2001-03-23
  • G01N  27/447    

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