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質量分析用イオン化標識剤およびそれを用いた質量分析法

シーズコード S090001992
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 真木 俊英
  • 石田 幸路
技術名称 質量分析用イオン化標識剤およびそれを用いた質量分析法
技術概要 質量分析用イオン化標識剤に光開裂性分子を利用することにより、レーザー照射によって効率的にイオン開裂しうる結合を標識化により試料化合物に付与すると、開裂によりイオン化された標識化試料化合物を高感度かつ定量的に質量分析できる。質量分析用イオン化標識剤は、レーザー照射によってイオン対に開裂するイオン開裂部分および他の物質と結合を形成しうる結合基を有する中性分子である化合物からなる。イオン開裂部分が、カルボカチオンと(チオ)フェノール性アニオンに開裂し得る(チオ)エーテル結合を含む。カルボカチオンがベンジルカチオンである。(チオ)フェノール構造に共役する不飽和結合を有する基を有する。質量分析用イオン化標識剤を構成する化合物が、図の式(1)(式中、R1、R2およびR3は独立して、水素原子または任意の置換基を示し、Xは酸素原子または硫黄原子を示し、Wは単結合またはカルボニル基を示し、Yは単結合または任意の構造を有するスペーサーを示し、Zは他の物質と結合を形成しうる結合基を示し、環Aは独立して1以上の任意の置換基を有していてもよい。)で表される(チオ)エーテル化合物である。
画像

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研究分野
  • 質量分析
  • 分析試薬
展開可能なシーズ 特定の標的分子を解析し、その質量変化を定量的に見積もるためには、塩などの夾雑物の影響を少なくし、イオン化をし易くして、安定したイオン化を可能とするイオン化標識の導入が効果的であると考えられる。分子構造、分析条件、夾雑物、マトリックスなどによりレスポンスファクターの影響を受けにくく、レスポンスファクターが安定したレーザーイオン化を可能にする質量分析用標識剤を提供する。
標識剤で標識された試料は、一定条件下で確実にイオン化できるので、定量性の高いデータが得られる。レーザーにより直接イオン化され、そのイオン化メカニズムがシンプルなので、イオン化のレスポンスファクターが構造の多様性、塩などの夾雑物の存在、分析条件などに影響されにくく、分子量のみに依存し、シグナル強度と分子量との相関の経験式により、内部標準法などを併用して試料濃度を定量的に分析できる。
用途利用分野 質量分析用イオン化標識剤、測定キット、アッセイキット、委託質量分析業務、レーザーイオン化質量分析装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 長崎大学, . 真木 俊英, 石田 幸路, . 質量分析用イオン化標識剤およびそれを用いた質量分析法. 特開2008-064739. 2008-03-21
  • G01N  27/64     
  • C07C 205/34     
  • C07C  69/738    
  • C07C  69/76     
  • C07C 235/74     
  • C07C 247/04     

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