TOP > 技術シーズ検索 > ピクセル型電極によるガス増幅を用いた粒子線画像検出器

ピクセル型電極によるガス増幅を用いた粒子線画像検出器

シーズコード S090002307
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 谷森 達
  • 越智 敦彦
技術名称 ピクセル型電極によるガス増幅を用いた粒子線画像検出器
技術概要 粒子線画像検出器の原理は以下の様である。入射粒子線でガス中で電離された電子e- は、ドリフト電場により検出器表面方向の円柱状陽極電極のピクセルへドリフトされる。円柱状陽極電極近傍では、陽極・陰極間の電圧と点状の電極形状により作られる強力な電場で、電子はガス雪崩増幅を起こす。この結果生じた+イオンは、周囲のストリップ状陰極電極へ速やかにドリフトし、この過程で円柱状陽極電極12とストリップ状陰極電極の両方に、観測可能な電荷が生じ、陽極・陰極のどのストリップでこの増幅現象が起きたかを観測し入射粒子線の位置がわかる。粒子線画像検出器の実際例を示す、両面プリント基板13の表面にストリップ状陰極電極14、裏面に陽極ストリップ11がd5 400μm間隔で配置してあり、ストリップ状陰極電極14には、一定間隔に穴15が空いている。この穴15の中心には背面の陽極ストリップ11と接続されている円柱状陽極電極12からなるピクセルがある。この両面プリント基板13は希ガスをベースとしたガス雰囲気中に置かれ検出器に並行で適当な位置にドリフト電極21を配置することにより、MSGCと同様な放射線の画像計測ができる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

S090002307_01SUM.gif
研究分野
  • 線源の利用
  • 図形・画像処理一般
展開可能なシーズ 高い感度を持ち、かつ電極部の信頼性を向上させることができるピクセル型電極によるガス増幅を用いた粒子線画像検出器を提供する。
利得が大きく、電極部の信頼性が高い。陽極として高電場が作り易く増幅率が大きく、陰極の端部分の電場は陽極に比べて遙に小さく、陰極から電子が飛び出し難く、放電が起こり難い。絶縁体表面の電気力線の方向は常に上向きで、電場を弱める静電場が生じない。大面積のものが安価に作れ、放電を起こしても、致命的な損傷がない。アノード電極とドリフト電極のみの電圧印加で動作するので、必要な電源設備や結線が少なくて済む。
用途利用分野 粒子線画像検出器、放射線検出器、放射線分布計測装置、粒子線分布計測装置、放射線漏れ位置検出器
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 谷森 達, 越智 敦彦, . ピクセル型電極によるガス増幅を用いた粒子線画像検出器. 特開2002-006047. 2002-01-09
  • G01T   1/18     
  • G01T   1/29     
  • H01J  47/06     

PAGE TOP