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高温疲労損傷領域の非破壊検出方法

シーズコード S090002926
掲載日 2010年3月26日
研究者
  • 高屋 茂
技術名称 高温疲労損傷領域の非破壊検出方法
技術概要 オーステナイト系ステンレス鋼は、450℃~800℃ 程度の高温環境下で疲労損傷を与えても、加工によってマルテンサイト変態が起こる温度以上であるために、室温環境下における疲労のように、直ちに加工誘起マルテンサイト変態が生じることは無い。しかしながら、高温環境下であっても、疲労損傷集中領域にはマルテンサイト変態の起点が導入されているため、室温以下まで冷却することで、マルテンサイト変態が起こり、疲労損傷集中領域において磁気特性が変化する。この方法は、このような現象を利用して高温疲労損傷領域を非破壊で検出する方法である。(a)被検体(450℃~800℃の高温環境下で疲労損傷を受けているオーステナイト系ステンレス鋼)を室温以下まで冷却するステップ、(b)残留磁化を取り除く消磁ステップ、(c)外部磁場を印加する着磁ステップ、(d)磁気特性を測定するステップを具備し、(a)~(d)を異なる複数の時点で繰り返す。得られた測定結果から、磁気特性の時間的差分の分布を求めることにより、あるいは磁気特性が単調に変化し続ける領域を求めることにより、疲労損傷集中領域を特定する。
画像

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研究分野
  • 非破壊試験
  • 金属相変態
展開可能なシーズ オーステナイト系ステンレス鋼が、450℃~800℃の高温環境下における疲労損傷によって亀裂を発生する前に、疲労損傷の進行に伴う磁気特性の経時的変化を利用することにより、予め劣化量と評価パラメータの相関関係についてのデータベースを作成しなくても、高温疲労損傷領域を非破壊で検出する装置を提供する。
この方法は、予め劣化量と評価パラメータの相関関係についてのデータベースを作成する必要がないから、実プラントで温度、応力等の異なる様々な環境下であっても、簡便に疲労損傷集中部を特定することができる。
用途利用分野 磁気検査装置、き裂進展診断装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, . ▲高▼屋 茂, . 高温疲労損傷領域の非破壊検出方法. 特開2006-064390. 2006-03-09
  • G01N  27/82     

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