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高飽和磁化および良好な軟磁気特性を有するFe基非晶質合金

シーズコード S090003283
掲載日 2010年3月26日
研究者
  • 井上 明久
  • 張 偉
技術名称 高飽和磁化および良好な軟磁気特性を有するFe基非晶質合金
技術概要 Feを主成分とし、希土類元素REのうちから選択される1種または2種以上の元素とCo元素とBを含む。Fe100-x-y-zCoRE、ただし、組成比を示すx、y、zは原子%で、0原子%<x≦30原子%、2.0原子%≦y≦7.0原子%、16原子%≦z≦35原子%である。遷移金属のV,Ti,Cr,Nb,Mo,W,Ta,Hf,Zrのうちから選択される1種または2種以上の元素を2原子%以下添加してもよい。△T=T-T(ただし、Tは、結晶化開始温度、Tは、ガラス遷移温度を示す。)の式で表わされる過冷却液体域の温度間隔△Tが45℃以上である。T/T(ただし、Tは、合金の融解温度を示す。)の式で表わされる換算ガラス化温度が0.56以上のものが得られる。単ロールを用いた液体急冷凝固法により厚さ200μm以下、非晶質相の体積比率95%以上の薄板材が得られる。また、金型鋳造法により直径または厚さが1mm以下、非晶質相の体積比率90%以上の棒材または板材が得られる。
展開可能なシーズ これまでのFe基非晶質合金は大量な非磁性元素が添加されるため、飽和磁化が1.2T以下の値しか示さず、大きなガラス形成能、優れた加工性、良好な軟磁気特性を兼ね備えていなかった。上述の課題を解決するために、大きなガラス形成能、優れた加工性、高い飽和磁化および良好な軟磁気特性を兼ね備えたFe基ガラス合金を提供する。
この鉄基合金組成によれば、単ロールを用いた液体急冷凝固法により220μm以下の薄帯材料および金型鋳造法により直径または厚み1mm以下の棒状または板状材料を容易に作製することができる。これらの非晶質合金は45℃以上の過冷却液体域を示すとともに、高飽和磁化および良好な軟磁気特性を有する。
用途利用分野 省エネルギー型パワートランス磁芯材料、磁気ヘッド材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 井上 明久, 張 偉, . 高飽和磁化および良好な軟磁気特性を有するFe基非晶質合金. 特開2002-105607. 2002-04-10
  • C22C  45/02     
  • H01F   1/153    

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