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延性に優れる超高純度鉄

シーズコード S090003286
掲載日 2010年3月26日
研究者
  • 安彦 兼次
技術名称 延性に優れる超高純度鉄
技術概要 Fe:99.995mass%以上を含有し、かつ常温引張試験における伸びが45%以上である。また、800K以上の高温引張試験における伸びが80%以上である。そして、この超高純度鉄は、温度が 800K以上のα域,γ域に当たる高温域において、すべりが結晶粒界とは無関係にその粒界を横断する任意の位置で起きる変形特性を示す。侵入型不純物元素である、炭素、窒素、りん、硫黄などを極限にまで低下させると、転位が粒界に堆積することなく、交差するなどして伝搬し、多結晶体の変形がし、常温および高温において極めて大きな伸びを示す。このような、変形挙動を通じて優れた延性が得られるのは、不純物元素を0.005 mass%以下、好ましくは0.001 mass%すればよい。そして、得られる延性も、常温引張試験における伸びの値が45%以上となり、Fe:99.999mass%以上では50%以上にもなる。また、800K以上の高温引張試験における伸びの値は、80%以上の高い値になる。
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展開可能なシーズ 従来の高純度鉄における伸びは、常温においては高々40%程度、高温でも80%に満たないものである。このため、常温あるいは高温において、これらの値よりもさらに、高い延性に優れた材料が開発されれば、これまでは不可能であったより過酷な加工も可能になる。従来の鉄あるいは鋼で得られた延性よりもさらに良好な延性を具えた鉄材料を提供する。
得られる延性も、常温引張試験における伸びの値が45%以上となり、Fe:99.999mass%以上では50%以上にもなる。また、800K以上の高温引張試験における伸びの値は、80%以上の高い値になる。従って、自動車部材のような、外力による脆性破壊の発生を抑制する必要がある構造材等として利用されることが期待される。
用途利用分野 超高純度鉄、自動車用外板
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 安彦 兼次, 独立行政法人科学技術振興機構, . 安彦 兼次, . 延性に優れる超高純度鉄からなる構造材. 特開2002-105583. 2002-04-10
  • C22C  38/00     

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