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高融点物質の融点測定方法

シーズコード S090003441
掲載日 2010年3月26日
研究者
  • 森本 恭一
  • 加藤 正人
  • 宇野 弘樹
技術名称 高融点物質の融点測定方法
技術概要 グローブボックス10の内部に高周波加熱炉12を設け、その中に坩堝14を設置する。測定試料である、例えばMOXをタングステン製の耐熱カプセル18内に封入し、高周波加熱を行う坩堝14に収容する。グローブボックス10外部の、下方に測定試料温度を、又上方には耐熱カプセル18の上端のレファレンス温度を測定するための二色温度計20、22をそれぞれ配置する。試料の温度を計測しながら加熱、昇温していき、二つの二色温度計20、22で溶融する際の潜熱により昇温が停滞する熱曲線の変化を読み取り、その計測出力をデータ処理用コンピュータ2 4に入力し、必要なデータ処理を行う。MOX燃料の測定例について、試料温度とリファレンス温度の差分(示差温度)を図示した。融点(固相点)はサーマルアレスト開始直前までの示差熱曲線と、開始直後からの示差熱曲線の交点から、また、液相点は、サーマルアレスト終了直前までの示差熱曲線と、終了直後からの示差熱曲線の交点からそれぞれ2707℃、2793℃と正確な読みとりが可能となった。
画像

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研究分野
  • 温度測定,温度計
  • 核燃料一般
展開可能なシーズ 熱曲線変化を相対的に拡大し、読み取りの際の誤差を極力低く抑え、また、加熱炉における温度制御の不安定性を取り除き、測定試料の温度変化のみを明確に把握できるようにした高融点物質の融点測定方法を提供する。
試料の温度と、耐熱カプセルの温度を別の温度計で同時に計測し、両者の温度データの差分をプロットし、プロットした示差熱曲線の変曲点を読み取ることで、熱曲線変化が相対的に拡大され、サーマルアレスト開始点が明確になり、融点の決定が容易になる。また、データ解析者の習熟度や経験などに起因する誤差やばらつきを抑制することが可能になる。その結果、データ解析の信頼性が高くなり、融点測定精度が向上する。
用途利用分野 高融点物質の融点測定装置、MOX(燃料ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)融点測定装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, . 森本 恭一, 加藤 正人, 宇野 弘樹, . 高融点物質の融点測定方法. 特開2002-296206. 2002-10-09
  • G01N  25/04     
  • G21C  21/02     

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