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残留α粒を有する高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法

シーズコード S090003502
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 大塚 智史
  • 鵜飼 重治
  • 皆藤 威二
  • 成田 健
  • 藤原 優行
技術名称 残留α粒を有する高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法
技術概要 本発明は、元素粉末又は合金粉末とY 粉末を、過剰酸素量を調整して混合し、機械的合金化処理を行い、熱間押出しにより固化した後、最終熱処理として焼きならし焼き戻し熱処理(例えば1050℃×1hr・空冷+780℃×1hr・空冷)を施す、質量%で、Cが0.05~0.25%、Crが8.0~12.0%、Wが0.1~4.0%、Tiが0.1~1.0%、Y が0.1~0.5%、残部がFeおよび不可避不純物からなるY 粒子分散マルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を製造する方法である。鋼中の過剰酸素量ExO(鋼中の酸素量からY中の酸素量を差し引いた値)が式[0.22×Ti<ExO<0.32-8C/3+2Ti/3]( ExO:鋼中の過剰酸素質量%、Ti:鋼中のTi含有質量%、C:鋼中のC含有質量%)になるように、原料配合を調整する。これにより、熱間押出し時にα→γ変態を起こさず、酸化物粒子が微細高密度に分散した残留α粒の割合が高まり、高温強度を改善する。鋼中の過剰酸素量は原料粉末の配合と主にTiの添加量により調整する。
研究分野
  • 熱処理技術
  • 製鋼
  • 金属相変態
展開可能なシーズ 酸化物粒子が微細化され均一かつ高密度に分散されている結晶粒が確実に得られ、優れた高温強度が発現するマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を製造できる方法を提供する。
鋼中の過剰酸素量が所定の範囲となるように機械的合金化処理時の粉末配合量を適切に調整することにより、熱間押出し時の残留α粒の生成割合が高まる。熱間押出し時での残留α粒子は微細かつ高密度であり、高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を得ることができる。
用途利用分野 耐熱構造材、高速増殖炉燃料被覆管、核融合炉第1壁、火力発電所
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, . 大塚 智史, 鵜飼 重治, 皆藤 威二, 成田 健, 藤原 優行, . 残留α粒を有する高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法. 特開2005-076087. 2005-03-24
  • B22F   3/12     
  • C22C  38/00     

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