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パラフィン切片保存シート

シーズコード S090003546
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 椙村 春彦
  • 五十嵐 久喜
技術名称 パラフィン切片保存シート
技術概要 繊維シートとして、厚さ0.1~0.6mmのJIS P 3801の1種のろ紙を用いる。また、この繊維シートの保留粒子径は0.5~40μmであることが好ましい。この保留粒子径は、JIS P 3801に規定された硫酸バリウムなどを自然ろ過した時の漏洩粒子径により求める。一方、パラフィン組織切片は、臓器を固定(ホルマリン・アルコール等)した後、アルコールにより脱脂し、キシレンによる中間剤を経てパラフィン包埋する。次に、パラフィン包埋されたパラフィン組織切片をミクロトームにより3~20μmの厚さに薄切し、水槽に浮かべる。このように水に浮かべた切片を繊維シートですくい上げる。繊維シート上に重ねられたパラフィン包埋されたパラフィン組織切片は、乾燥するに伴って、繊維に微細に絡みつき、固着した状態になる。このようにして得られたパラフィン切片保存シートは、乾燥状態に置けば、長期間そのまま保存することができる。一定期間保存後、このパラフィン切片保存シートを、必要に応じて、水に浮かべることにより、繊維シートから自然剥離するので、繊維シートで掬い取ることにより、パラフィン組織切片を得ることができる。
画像

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研究分野
  • 生物科学研究法一般
  • 生体の顕微鏡観察法
展開可能なシーズ スライドガラスに代えて、繊維シートを用いることにより、その保存時の取り扱いを簡便にするとともに、必要な場合に、この繊維シート上にパラフィン組織切片を固定したまま、水に戻し、再度スライドガラスですくい上げることにより、従来と全く同様に組織を貼り付けたスライドガラスとすることができるようにする。
パラフィン切片保存シートは、保管時にスペースをとらず、廃棄する場合には、単にシートごと焼却すればすむため、廃棄が簡便である。また、必要な切片のみ使用することができるので、経費を必要最低限に抑えることができる。更に、パラフィン切片保存シートは自在にカットできるため、マイクロアレイ切片作製にも有用である。
用途利用分野 パラフィン切片保存シート、組織標本
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人浜松医科大学, . 椙村 春彦, 五十嵐 久喜, . パラフィン切片保存シート. 特開2007-240185. 2007-09-20
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