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MD-2遺伝子改変モデル非ヒト動物

シーズコード S090003817
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 三宅 健介
技術名称 MD-2遺伝子改変モデル非ヒト動物
技術概要 Toll-like receptor 4(TLR4)はグラム陰性菌の膜成分LPS(lipopolysaccharide)を認識する。TLR4に会合する分子MD-2を取得し、TLR4によるLPS認識に重要なことを解明してMD-2遺伝子を欠損したマウスを構築し、マウスがLPSに全く応答しないことから、MD-2が生体レベルでもLPS応答に必須の分子として確認した。MD-2はTLR4に特異的で、MD-2を標的とする薬剤では他のTLRへの影響を心配する必要は無い。MD-2はTLR4と異なり、アミノ酸160個と比較的小さく、分泌タンパク質で膜貫通部位も持たないため構造生物学的解析が比較的容易である。非ヒトモデル動物の構築は、MD-2遺伝子の全部又は一部の遺伝子フラグメントを、ポリAシグナルとマーカー遺伝子をもつプラスミドに置換してターゲッティングベクターを構築する。ベクターを線状化した後に胚幹細胞に導入し、標的胚幹細胞を非ヒト動物の胚盤胞中にマイクロインジェクションしてキメラ非ヒト動物を作製し、野生型非ヒト動物と交配させたヘテロ接合体非ヒト動物をインタークロスする。
研究分野
  • 遺伝子操作
  • 薬物の研究法
展開可能なシーズ グラム陰性菌細胞壁外葉の構成成分であるLPSを認識してグラム陰性菌の侵入を察知し、応答する機構の生体レベルでの解明を目的として、機構関与遺伝子をノックアウトしたモデル非ヒト動物を構築する。さらにモデル非ヒト動物を用いて異種動物の遺伝子物質の機能評価、薬剤開発のための機能活性物質スクリーニング、病態解明の診断方法を提供する。
MD-2遺伝子をノックアウトしたモデル非ヒト動物を構築することに成功し、TLR4会合分子であるMD-2の役割について生体レベルでの解明を可能とした。モデル非ヒト動物の優れた点として、MD-2を標的分子としたのでLPSに特異的に標的を絞ることができる。ノックアウト非ヒトモデル動物を用いた薬剤の開発に際しても、MD-2に特異的に作用する薬剤開発が可能で有利となる。
用途利用分野 MD-2遺伝子をノックアウトしたモデル非ヒト動物、機能活性物質のスクリーニングキット、病態解明診断キット、
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 三宅 健介, . MD-2遺伝子改変モデル非ヒト動物. 特開2003-319734. 2003-11-11
  • A01K  67/027    
  • A01K  67/00     
  • C12N  15/09     
  • G01N  33/15     
  • G01N  33/50     

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