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タンパク質PGC-1vとその遺伝子

シーズコード S090003849
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 遠藤 仁司
技術名称 タンパク質PGC-1vとその遺伝子
技術概要 PPARγのコアクチベーターとしての新規因子をヒトおよびマウスで探索し、PGC-1タンパク質の派生体としてPGC-1vタンパク質を同定した。PGC-1vタンパク質は、PGC-1遺伝子からの選択的スプライシングにより発現されたmRNAより産生され、ヒトPGC-1のN末から268アミノ酸残基の領域とそのC末にLeu-Phe-Leuの3アミノ酸残基が付加されている。生体内で生理的に存在し、ヒトでは皮膚、甲状腺、腎臓などに比較的多く発現し、細胞内局在はPGC-1タンパク質と異なり特異的に調節する機構が存在し、転写因子ERαをHeLa細胞に共発現させるとE2(エストラジオール)依存的にPGC-1vタンパク質は核に移行し、PGC-1vタンパク質はERαに対するコアクチベーターとして機能する。PGC-1vタンパク質が核に局在した場合には、PGC-1タンパク質に比較して強い褐色脂肪細胞分化とUCP-1タンパク質の増加および脂肪酸代謝の亢進が引き起こされる。その結果、褐色脂肪細胞は増加し脂肪酸が燃焼され、UCP-1タンパク質により産生されたエネルギーが熱変換され肥満が改善される。
画像

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研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 蛋白質・ペプチド一般
展開可能なシーズ PRARγのコアクチベーターPGC-1は、様々な転写因子を活性化し、褐色脂肪細胞を分化増殖させ、UCPタンパク質や脂肪酸酸化回路の酵素を増加させ、肥満の改善等に機能するが、活性化領域はPGC-1の一部で他領域は転写因子の活性化に抑制的である。そこでPGC-1タンパク質よりもさらに高い転写因子活性化能を有する新規タンパク質と、その遺伝子操作材料と、抗体を提供する。
各種転写因子の新規コアクチベーターPGC-1vタンパク質と、このタンパク質の遺伝子操作材料および抗体が提供される。肥満や痩身、あるいは代謝異常疾患等の診断法や治療法、あるいは診断剤や治療薬剤の開発が促進される。
用途利用分野 体形異常や代謝調節異常の診断剤、治療薬
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, . 遠藤 仁司, . タンパク質PGC-1vとその遺伝子. 特開2004-154079. 2004-06-03
  • C12N  15/09     
  • C07K  14/47     
  • C07K  16/18     
  • C12N   1/21     
  • C12N   5/10     

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