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耐塩性強化転移因子

シーズコード S090004049
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 山田 晃世
  • 小関 良宏
技術名称 耐塩性強化転移因子
技術概要 大腸菌を用いた機能スクリーニング法で耐塩生植物の塩ストレスに関与する因子の探索を行ったところ、シチメンソウ由来のcDNAライブラリーから新規タンパク質をコードするcDNA(s284)が導入された形質転換大腸菌に顕著な耐塩性の向上が認められた。s284 cDNAの全塩基配列を解析した結果、親水性が高いタンパク質をコードしていることが明らかになった。s284 cDNAのデリーションクローンを作製し、大腸菌の耐塩性を強化するために必要な領域(機能領域)を検討してみると、PSTTK-repeat領域のみでも大腸菌の耐塩性を強化する機能を有することが確認された。このタンパク質のもつ大腸菌に対する耐塩性強化機能の解析を試みた。PSTTK-repeatを導入した形質転換大腸菌のストレス耐性に関するキャラクタリゼーションを行った結果、PSTTK-repeatが導入された形質転換体には耐塩性と同時に、明らかな耐熱性の向上も確認された。PSTTK-repeatは、ストレス下において生じる細胞内タンパク質の凝集を抑制する機能をもつため大腸菌に対し、耐塩性、耐熱性の向上をもたらすことができたと考えられる。
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S090004049_01SUM.gif
研究分野
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ 塩、水分、熱ストレス等の環境ストレス、特に塩ストレス耐性向上活性を有するタンパク質の遺伝子や、環境ストレス耐性向上活性を有するタンパク質や、環境ストレス耐性が増強されたトランスジェニック植物等を提供する。
環境ストレス耐性向上活性を有するタンパク質をコードするDNAは、幅広い生物群の環境ストレス(塩、水分、熱ストレス他)耐性向上、タンパク質凝集抑制効果向上へ利用でき、この成果は農業における生産性向上、砂漠緑化に利用できる。また、微生物によるアミノ酸等の有用物質生産を行う場合、代謝産物による塩ストレスが生じ、悪影響をもたらすが、そういう影響を受けることなく有用物質生産を行うことができる。
用途利用分野 耐塩性強化転移因子、環境ストレス耐性向上活性所有タンパク質、塩ストレス耐性向上活性所有タンパク質、環境ストレス耐性植物
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東京農工大学, . 山田 晃世, 小関 良宏, . 耐塩性強化転移因子. 特開2006-042731. 2006-02-16
  • C07K  14/415    
  • C12N  15/09     
  • A01H   5/00     
  • C12N   1/15     
  • C12N   1/19     
  • C12N   1/21     
  • C12N   5/10     
  • C12P  21/02     

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