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組織再生マトリックス用グリコサミノグリカン-コラーゲン複合体の製造方法

シーズコード S090004203
掲載日 2010年3月30日
研究者
  • 田中 順三
  • 田口 哲志
  • 宮崎 匡輔
  • 佐倉 義幸
  • 大塚 龍郎
  • 萬代 佳宣
技術名称 組織再生マトリックス用グリコサミノグリカン-コラーゲン複合体の製造方法
技術概要 グリコサミノグリカンとコラーゲンの混合水溶液に水溶性の塩を存在させることによって、グリコサミノグリカンとコラーゲンとのポリイオンコンプレックスの形成を抑制しつつ、縮合剤として水溶性カルボジイミドを用いた縮合反応により架橋し、軟骨等の組織再生マトリックス用グリコサミノグリカン-コラーゲン複合体を製造する方法である。すなわち、水溶性カルボジイミドを用いてグリコサミノグリカンとコラーゲン(ポリカチオン)の架橋を行う際に、ポリイオンコンプレックスを形成しない条件で架橋を行うものである。ポリイオンコンプレックスを形成させない条件は2つある。一つは、グリコサミノグリカン(例えば、ヒアルロン酸)のカルボキシル基を解離させないpHとする、もう一つは、ポリイオンコンプレックスを形成しない最適な塩濃度とすることである。例えばヒアルロン酸とII型コラーゲンの組み合わせの場合には、pHが1の時であるか、あるいはNaCl濃度が0.4±0.05Mの時である。水溶性カルボジイミドと2-ヒドロキシスクシンイミドを組み合わせると、水溶性カルボジイミドの反応効率を上げることができる。
画像

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研究分野
  • 糖質・糖鎖一般
  • 各種有機化合物の製造
  • 付加反応,脱離反応
展開可能なシーズ 鋳型による成型が可能な系において、軟骨、肝臓、血管、神経等、さまざまな組織再生マトリックスとして使用でき、各組織に極めて類似した物性を示し、生物学的機能も優れている、組織再生材料の製造方法を提供する。
この方法により製造されたグリコサミノグリカンとコラーゲン複合ゲル、例えばヒアルロン酸-II型コラーゲン複合ゲルは、耳、鼻、軟骨欠損部、等の複雑な形状を容易に形成することが可能であり、架橋剤の毒性を考慮する必要がなく、生体内の酵素(ヒアルロニダーゼ、コラゲナーゼ)により分解することが予想され、組織再生マトリックスとしての有用性が極めて大きいものである。
用途利用分野 軟骨再生材料、組織再生材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, 独立行政法人物質・材料研究機構, 生化学工業株式会社, 新田ゼラチン株式会社, . 田中 順三, 田口 哲志, 宮崎 匡輔, 佐倉 義幸, 大塚 龍郎, 萬代 佳宣, . 組織再生マトリックス用グリコサミノグリカン-コラーゲン複合体の製造方法. 特開2002-080501. 2002-03-19
  • C08B  37/08     

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