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細胞の懸濁培養方法

シーズコード S100000245
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 吉本 谷博
  • 高松 博幸
技術名称 細胞の懸濁培養方法
技術概要 細胞の培養方法であって、(1)培養液にレクチンを添加した後または添加する前に、培養液に細胞を懸濁して細胞を培養するステップと、(2)培養液中のレクチンの作用によって凝集した細胞と培養液を分離し、培養液の一部または全部を除去するステップと、(3)細胞に培養液を新たに補充し、任意の時点で培養液にレクチンを添加して細胞を培養するステップと、(4)(2)および(3)に記載された操作を任意の回数反復するステップとからなる。ステップ(2)において、細胞と培養液の分離を行うために重力による自然沈降を用いる。細胞は動物細胞であり、ハイブリドーマである。ステップ(1)においてレクチンの代わりにレクチンのタンパク質部分をコードする遺伝子が導入された大腸菌等の組換え細胞を用いてもよい。組換え細胞を用いれば、培養液中にレクチンを添加する必要がなくなり、コスト面で非常に有利である。レクチンはフィトヘマグルチニンが好適である。図1はこの培養方法によるLOX-2細胞の連続培養および細胞によるモノクローナル抗体の産生量を示す。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
展開可能なシーズ 天然の凝集活性物質であるレクチンを用いて細胞を凝集させることにより、培養液と細胞を分離せしめ、以て効率的且つ簡易な灌流培養を可能にする方法を提供する。
この懸濁培養方法は、培養液中にレクチンを添加して細胞を速やかに凝集、沈降せしめて、培養液と細胞を分離することにより、古い培養液の除去および新しい培養液の補充を容易にしている。レクチンは天然の物質であるので、細胞毒性を実質的に示さない。この方法を用いれば、複雑な操作または機器が一切不要なため、工業的規模で灌流培養を自動化することが可能となり、モノクローナル抗体およびサイトカインなどの有用な生理活性物質を安価に大量生産できる。
用途利用分野 有用生理活性物質量産(ホルモン、サイトカイン、モノクローナル抗体)
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人金沢大学, . 吉本 谷博, 高松 博幸, . 細胞の懸濁培養方法. 特開2000-004876. 2000-01-11
  • C12N   5/10     
  • C12N   5/02     
  • C12N   5/06     

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