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ラングミュア・ブロジェット膜およびその製造方法

シーズコード S100000472
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 大貫 等
  • 和泉 充
技術名称 ラングミュア・ブロジェット膜およびその製造方法
技術概要 ラングミュア・ブロジェット膜は、長鎖脂肪酸からなる分子層と、長鎖アルキル基を持たないテトラチアフルバレン誘導体からなる分子層との積層構造を有する。長鎖脂肪酸はベヘン酸等であり、テトラチアフルバレン誘導体は、4,5-エチレンジオキシ-4’,5’-エチレンジチオテトラチアフルバレン(EOET-TTF)又はビス-エチレンジオキシ-テトラチアフルバレン(BEDO-TTF)である。図2にこれらの化学構造を示す。長鎖脂肪酸溶液と、テトラチアフルバレン誘導体溶液とを混合し、水等の下層液の液面上に展開する。これらの二種類の分子は、液面上で浮遊するが、圧縮されるに従い表面圧を生じ、約25~40mN/mの表面圧の下で二次元固体膜を形成する。この時に二重層構造が生成し、これが高い導電性を与える。図3に示すように上層にはベヘン酸4の分子層7が生成し、下層にはテトラチアフルバレン誘導体5の分子層6が生成する。このように、下層液の液面上で、長鎖脂肪酸4の分子層7とテトラチアフルバレン誘導体5の分子層6とに分離するので、均一な二重層構造の固体膜が形成され、面内方向の絶縁性クラスターの発生を防止できる。
画像

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研究分野
  • 薄膜一般
  • 導体材料
展開可能なシーズ 均一な層状構造を有し、高い導電性を示しうる、作成が容易なラングミュア・ブロジェット膜を提供すると共に、特に低温下でも安定な金属的な電気的性質を示すラングミュア・ブロジェット膜を提供する。
ベヘン酸を単なるマトリックスとして使用していないので、ラングミュア・ブロジェット膜の均一性が著しく向上する。テトラチアフルバレン誘導体への長鎖アルキル鎖の付着が不要なので、膜の形成を容易に行える。導電性を担うテトラチアフルバレン誘導体の分子層内の各分子が、分子レベルで拘束されておらず、比較的に自由に配置できるために、各分子が互いに十分に接近し、二次元的な伝導経路を形成するので、高い導電特性を実現でき、特に150K以下の低温下でも、安定な金属的な伝導特性が与えられる。
用途利用分野 導電性膜
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東京海洋大学, . 大貫 等, 和泉 充, . ラングミュア・ブロジェット膜およびその製造方法. 特開平10-310757. 1998-11-24
  • C09K   3/00     
  • B01J  19/00     
  • B05C   3/18     
  • B05D   1/20     
  • C07D 519/00     

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