TOP > 技術シーズ検索 > 超分子構造の血液適合性材料

超分子構造の血液適合性材料

シーズコード S100000473
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 由井 伸彦
  • 寺野 稔
  • 森 秀晴
技術名称 超分子構造の血液適合性材料
技術概要 複数の環状化合物および複数の環状化合物の空洞を貫通する親水性直鎖状高分子から構成され、直鎖状高分子の両末端に直鎖状高分子の環状化合物の空洞からの離脱を防止する嵩高い生体内分解性基がそれぞれ導入されてなる超分子構造の血小板代謝抑制性血液適合性材料である。環状化合物は、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリン及びそれらの混合物から選ばれる。直鎖状高分子は、200~10000の数平均分子量のポリエチレングリコールか、又は200~10000の数平均分子量を有し、エチレングリコールを10~90モル%含有するエチレングリコールとプロピレングリコールとの共重合体である。生体内分解性基は、オリゴペプチド鎖またはオリゴ糖鎖により構成されている。シクロデキストリンは、ヒドロキシプロピル化されている。この超分子構造のポリロタキサンが血小板の代謝を抑制し、優れた血液適合性をそれ自体で示す。この血液適合性材料は、生体内分解性基が酵素により分解され、高分子により貫通された環状化合物が放出され、生体内で吸収、排泄される。超分子構造の血液適合性材料の一例を図1に示す。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_1997-117670.gif
研究分野
  • 糖質・糖鎖一般
  • 各種有機化合物の製造
展開可能なシーズ 表面の修飾を必要とせず、それ自体優れた血液適合性を示す血液適合性材料を提供する。
血小板の代謝を抑制し、それ自体で優れた血液適合性を示す血液適合性材料が提供される。この血液適合性材料は、最終的に体内で分解・吸収されることによって代謝されるので、人工臓器、血液バッグ、血液の体外循環回路等の血液と接触する生体外医療用器具ばかりでなく、体内埋植型医療用マイクロマシン等への応用も期待できる。
用途利用分野 生体外医療用器具、体内埋植型医療用マイクロマシン、人工臓器、血液バッグ
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人北陸先端科学技術大学院大学, . 由井 伸彦, 寺野 稔, 森 秀晴, . 超分子構造の血液適合性材料. 特開平10-306104. 1998-11-17
  • C08B  37/16     
  • C08L  71/00     

PAGE TOP