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逆ミセルによる可溶化方法及び抽出方法

シーズコード S100000586
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 市川 創作
  • 中嶋 光敏
  • 杉浦 慎治
  • 佐野 洋
  • 鍋谷 浩志
  • 関 実
  • 古崎 新太郎
技術名称 逆ミセルによる可溶化方法及び抽出方法
技術概要 油相に油溶性界面活性剤を添加して逆ミセルを生成し、この逆ミセル内のウォーター・プール若しくは逆ミセル界面に、油に対して難溶性若しくは非溶性を呈する物質を取り込み、物質を油相に対して可溶化せしめる方法において、油溶性界面活性剤として大豆フォスファチジルコリン1モルに対してオレイン酸を0.4モル以上4モル以下混合した生体由来の界面活性物質を、また油相として天然油脂またはその誘導体である脂肪酸エチルエステル類を用いる。脂肪酸エチルエステル類はオレイン酸エチルエステル、リノール酸エチルエステル、リノレン酸エチルエステル、カプロン酸エチルエステルのいずれかである。図に示すように、油相中に逆ミセルが分散し、逆ミセルは界面活性剤の分子の極性基が内側を向き、疎水基が外側を向くようにして、多数集合して形成され、その内部には小さなウォーター・プール(水相)が形成される。タンパク質の油相に対する溶解は、単に難溶性の物質を油に溶解できるだけでなく、水相中では活性酸素によって酸化されて失活しやすい物質を油中に溶解することで活性を長期間保持できる。酵素リパーゼを利用した油脂の改質反応には極めて有効である。
画像

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研究分野
  • 放射線化学一般
  • 食品の化学・栄養価
  • ミセル
展開可能なシーズ 界面活性剤として生体由来の界面活性物質を、また油相として天然油脂またはその誘導体を用いることで、生体に対する適合性を備えた逆ミセルを生成し、この逆ミセルを媒体として利用する。
油相への親水性機能成分の可溶化媒体として、油相中での酵素反応の媒体として、或いは油相-水相の2相系における抽出媒体として、逆ミセルを利用するにあたり、逆ミセルを、リン脂質界面活性剤を脂肪酸エチルエステル(油相)に添加して調製するようにしたので、生体適合性を有し、食品の分野で有効に利用できる。油相中に水を約5vol%程度まで均一に分散せしめることができるので、工業的な利用価値が更に向上する。
用途利用分野 天然成分可溶化、天然成分安定化
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 市川 創作, 中嶋 光敏, 杉浦 慎治, 佐野 洋, 鍋谷 浩志, 関 実, 古崎 新太郎, . 逆ミセルによる可溶化方法及び抽出方法. 特開平10-231240. 1998-09-02
  • A61K   9/107    
  • A23L   1/035    

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