TOP > 技術シーズ検索 > 絹蛋白質/コラーゲン複合体およびその製造方法

絹蛋白質/コラーゲン複合体およびその製造方法

シーズコード S100000624
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 塚田 益裕
  • 白田 昭
技術名称 絹蛋白質/コラーゲン複合体およびその製造方法
技術概要 カイコが吐糸して作る繭繊維の外側を膠着するセリシン、またはセリシンを除去して得た絹フィブロイン繊維を中性塩水溶液中に溶解し、この水溶液をセルロース製の透析膜を用いて透析して得た水溶性絹フィブロイン、またはカイコ体内より取り出した絹糸腺内の水溶性絹セリシンもしくは水溶性絹フィブロインからなる0.01~10重量%の絹蛋白質水性溶液または水性分散液と、コラーゲン分子側鎖もしくはアテロコラーゲン分子側鎖の化学反応性活性部位にアシル化剤を反応させて得た水溶性もしくは水分散性のアシル化コラーゲンまたはアシル化アテロコラーゲンからなる0.1~5重量%のコラーゲン水性溶液または水性分散液とから得られる絹蛋白質/コラーゲン複合体である。好適なアシル化アテロコラーゲンは、サクシニル化アテロコラーゲンまたはミリスチル化アテロコラーゲンまたは両者の混合物である。コラーゲンとして、動物皮革由来のコラーゲンから蛋白質分解酵素でテロペプチドを除去して得られるアテロコラーゲンが好ましい。絹蛋白質/コラーゲン複合体を水不溶化処理してもよい。この複合体は生体内で分解され、吸収性縫合糸のカットガットとしても利用し得る。
研究分野
  • 高分子材料一般
  • 製造工程とその装置
  • 養蚕一般
展開可能なシーズ コラーゲンと絹蛋白質とを水性溶液または水性分散液状態で均一に混合させ、この混合液体から絹蛋白質/コラーゲン複合体を効率的に且つ経済的に製造する。
絹蛋白質とコラーゲンとを複合化することにより、血液適合性、抗血栓性、生体細胞の付着増殖性、血小板との相互作用などの生化学特性を相乗的に発現させるための素材が提供される。絹蛋白質/コラーゲン複合体は、止血剤、傷創カバー材、皮内注入用素材として、また、医薬品、生理活性物質、抗生物質の固定化担体またはその徐放担体として利用できる。絹蛋白質/コラーゲン複合体は、細胞、酵素、ホルモンなどの生理活性を持つ物質を組み込んで、より生体の機能に近い人工臓器材料としての利用が可能である。
用途利用分野 止血剤、傷創カバー材、皮内注入用素材、吸収性縫合糸、徐放担体、人工臓器材料、生医学材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所長, . 塚田 益裕, 白田 昭, . 絹蛋白質/コラーゲン複合体およびその製造方法. 特開平11-228837. 1999-08-24
  • C08L  89/00     
  • C08J   3/03     
  • C08J   3/075    
  • C08L  89/04     
  • D01C   3/00     

PAGE TOP