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糸状菌及び細菌に対する溶菌活性を有するイネキチナーゼ相補DNAを含む形質転換体

シーズコード S100000645
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 伊藤 義文
  • スン ムーン パーク
  • チォン ナム ハイ
技術名称 糸状菌及び細菌に対する溶菌活性を有するイネキチナーゼ相補DNAを含む形質転換体
技術概要 配列番号1のアミノ酸配列からなる蛋白質をコードするイネキチナーゼ相補DNAを含むプラスミドベクターを有する形質転換体であるピキア・パストリスである。酵母の一種であるピキア・パストリス(Pichia pastoris)を宿主とした場合に、この蛋白質を効率的に分泌生産できる。この形質転換体に含まれるイネキチナーゼ相補DNAは、イネ由来のDNA配列の一部である。抗カビ活性とリゾチーム活性を持つ植物クラスⅢキチナーゼをコードする全長の相補DNAを取得する目的で、イネゲノムプロジェクトが多数の相補DNAの部分配列を登録しているDNAデータベースに対し、タバコのクラスⅢキチナーゼの相補DNAの配列を用いてBlastホモロジー検索を行った結果、S4960クローンの部分配列(405bp)が、タバコのクラスⅢキチナーゼの相補DNAと59%の相同性を持ち、このS4960クローンに含まれる相補DNAの全塩基配列を決定する(配列番号1)。この相補DNAを用いて、生産されるキチナーゼは、抗カビ活性と細胞壁溶解活性の両方を示す。
研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 稲作
展開可能なシーズ 糸状菌と細菌の両方の細胞壁を溶解する新規なキチナーゼをコードする相補DNAを特定し、この配列を植物に導入することによって、広範な病原性微生物に対して抵抗性を獲得した組換え作物を開発可能にする。
イネキチナーゼをコードする相補DNAを含むプラスミドベクターを有する形質転換体であるピキア・パストリスが提供される。この相補DNAのコードするイネキチナーゼは、糸状菌のみならず細菌に対して溶菌作用を有する酵素である。これまでに、抗カビ活性のほかに、細菌の細胞壁を溶解するリゾチーム活性を持つキチナーゼをコードする相補DNAについて報告はない。イネキチナーゼ相補DNAを組み込んだ形質転換体であるピキア・パストリスを利用することにより、広範な病原性微生物に対して抵抗性を獲得した組換え作物の開発が期待される。
用途利用分野 糸状菌・細菌抵抗性作物
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 伊藤 義文, スン ムーン パーク, チォン ナム ハイ, . 糸状菌及び細菌に対する溶菌活性を有するイネキチナーゼ相補DNAを含む形質転換体. 特開平11-299488. 1999-11-02
  • C12N  15/09     
  • C12N  1/19      
  • C12N  9/42      
  • C12N  1/19      
  • C12R  1:84
  • C12N  9/42      

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