TOP > 技術シーズ検索 > マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法

マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法

シーズコード S990003231
掲載日 2000年12月28日
研究者
  • 森田 一樹
研究者所属機関
  • 東京大学 大学院工学系研究科
研究機関
  • 東京大学 大学院工学系研究科
技術名称 マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法
技術概要 本技術は、鉄鋼スラグに含まれる鉄、リンを資源として回収することのできる鉄鋼スラグの処理方法に関するものである。本技術の鉄鋼スラグ処理は以下のように行なう。鉄鋼スラグをコークス等の炭素系還元剤14と共に処理コンテナー3aに装入する。この時、炭素当量(被還元酸素に対する炭素のモル比)が1.25~1.5になるように還元剤を配合する。次にマイクロ波発生加熱装置3bにより加熱処理を行なう。還元反応は主にジュール熱により局部加熱されるコークス表面で起こるため、合金生成反応は従来の外部加熱方式に比べて極めて早い。還元反応が進行すると、溶融したスラグ相15の下部に鉄-炭素-りん含有合金浴16が生成する。還元反応終了後、コンテナを傾動させて生成した合金を脱リン処理装置4に移し、炭酸カリウム粉末を酸素または酸化鉄と共に吹き込み、合金中に約5%含まれるリンをリン酸カリウムとして分離する。リンを除去した鉄-炭素含有合金は従来の溶銑に戻すことで鉄の歩留まりが1~2%向上する。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

S990003231_01SUM.gif
従来技術、競合技術の概要 製鋼スラグには15%程度の鉄分、3%程度のマンガン分、1~2%程度のリン分が含まれていて、これらの成分を資源として回収し、有効活用できれば資源のリサイクルの観点から望ましい。しかし、現状では製鋼スラグは、一部が焼結や高炉プロセスに戻される以外は原料として再利用されておらず、埋め立て用などとして投棄に近い状態で処理されている。
研究分野
  • 廃棄物処理
  • 製鋼
展開可能なシーズ マイクロ波加熱炭素還元による製鋼スラグからの鉄、りんの回収
用途利用分野 鉄鋼製錬プロセス
関連発表論文 (1)森田一樹, 岡紀郎, 佐野信雄. マイクロ波加熱炭素還元によるCa‐O‐SiO2‐FetO系スラグからの鉄,りんの回収. 材料とプロセス. vol.10,no.4,1997,p.789.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東京大学, . 森田 一樹, 佐野 信雄, 岡 紀郎, . マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法. 特開平11-246918. 1999-09-14
  • C22B   5/10     
  • C04B   5/00     
  • C04B   5/06     
  • C04B  18/14     

PAGE TOP