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人工衛星用推進剤タンク

シーズコード S100000727
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 上杉 邦憲
  • 三島 弘行
  • 古川 克己
技術名称 人工衛星用推進剤タンク
技術概要 推進剤タンク1は、人工衛星の機体軸と同軸に設けられたスピン軸5から離隔して配置された球部2と、球部2のスピン軸5から最も離隔する部分及び球部2のスピン軸5方向の最も後方に位置する部分を結ぶ円弧上にその底部が接合されたコーン部3とから構成されている。また、推進剤排出口7に近接するコーン部3には、円板状のバッフル板9が設けられている。加速度の方向が変化したときバッフル板9より外側にある推進剤10bは、スロッシングを起こす。このため、加速度の方向が変化した直後には移動しなかったバッフル板9より内側にある推進剤10aのうちの一部分は、このスロッシングの影響によりバッフル板9より外側に流出し、バッフル板9を通してガスと推進剤10との移動が生じる。このガスと推進剤10がガス通過孔11と推進剤通過孔を移動するとき、各孔の通路抵抗のためにスロッシングのエネルギーが放散され、速やかにスロッシングは減衰される。この結果、推進剤10のスロッシングによって機体に発生する振動を低減でき、人工衛星の姿勢保持等が容易になるとともに、ガスが混入した推進剤10がスラスタに供給されるようなことがなくなる。
画像

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研究分野
  • 宇宙飛行体
  • 飛しょう体ぎ装
展開可能なシーズ スロッシングの発生によって生じる不具合、特に推進剤タンク内の推進剤の量が少ない場合においても、推進剤中に推進剤タンク内のガスが混入して生じる不具合を解消できる人工衛星用推進剤タンクを提供する。
推進剤排出口に近接して、コーン部の軸心に直交して配設され、加速度で発生する推進剤のスロッシングを低減するバッフル板を設けたことにより、方向が変動する加速度により、推進剤の液面が90°変動するような厳しい加速度環境化においても、スロッシングの発生を低減できる。
用途利用分野 ロケット、人工衛星、機体、
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, . 上杉 邦憲, 三島 弘行, 古川 克己, . 人工衛星用推進剤タンク. 特開平11-099996. 1999-04-13
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