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氷核活性細菌およびその使用

シーズコード S100000940
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 佐藤 守
  • 渡部 賢司
  • 塚田 益裕
技術名称 氷核活性細菌およびその使用
技術概要 シュウドモナス・シリンガエSEI-1株、シュウドモナス・シリンガエNi23株、シュウドモナス・シリンガエMei40株、エルウィニィア・アナナスTM2株、およびエルウィニィア・アナナスMei7株、から選択される氷核活性細菌である。氷核活性細菌を含む培地に、糖類またはグリセロールを含ませることにより、氷核活性が増強される。氷核活性細菌は、紫外線またはガンマ線照射によって死菌とされている。氷核活性細菌は、凍結速度制御物質として使用される。クワ等の葉面から分離された優れた氷核活性を有する新菌種を含む氷核活性細菌が氷点下の極近傍で水を容易に凍らせる。さらに、これらの氷核活性細菌の懸濁液を生体高分子物質水溶液に加え、これを減圧下で凍結乾燥することで元の高分子物質と異なる形態の物質が得られる。絹蛋白質またはケラチン等の生体高分子物質の水溶液に氷核活性細菌を加え、凍結させた後、減圧下で乾燥して、膜状、多孔質状、ブロック状、粉末状、ゲル状等のようなもとの高分子物質とは異なる形態をもつ物質を製造する。図1は、氷核活性細菌の有無における絹フィブロイン水溶液の温度と空冷処理時の経過時間との関係を示す。
画像

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研究分野
  • 工業的培養法,装置
  • 菌体の生産
展開可能なシーズ 低濃度で十分な氷核活性を示すもので且つ0℃付近の高温度域で氷核機能を有する新規の氷核活性細菌を提供し、それを用いて高分子物質を利用性の高い形態に変換すると共に、氷核活性細菌の氷核活性を増強する方法を提供する。
新菌種SEI-1株は-1.8℃という極めて高温度で氷結する機能を有し、食品分野を始め各種の産業分野で利用可能である。培地に糖類を添加し、通常の方法で培養するだけで氷核活性細菌の氷核機能は10~100倍に増強できる。絹蛋白質の水溶液またはケラチン水溶液に氷核活性細菌の懸濁液を加えた場合、調製できる氷核活性細菌を固定化した蛋白質膜が製造できる。この蛋白質の塊状物は、透明性に優れ、機械的強度も特に良好となる。また、透明で強度的にも優れ、生体適合性も良好であるので、医療分野を中心とした生体用材料として利用できる。
用途利用分野 生体用材料、食品安定化、食品素材、工業資材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所長, . 佐藤 守, 渡部 賢司, 塚田 益裕, . 氷核活性細菌およびその使用. 特開2000-106868. 2000-04-18
  • C12N   1/20     
  • C07K   1/14     
  • C09K   3/24     
  • C12R   1/38     
  • C12R   1/18     

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