TOP > 技術シーズ検索 > 低温発現型キチナーゼ遺伝子およびその単離方法

低温発現型キチナーゼ遺伝子およびその単離方法

シーズコード S100000979
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 川上 顕
  • 寺見 文宏
技術名称 低温発現型キチナーゼ遺伝子およびその単離方法
技術概要 小麦キチナーゼ遺伝子は、図1に示す配列番号1のアミノ酸配列を含み、771塩基・256アミノ酸からなり、オオムギキチナーゼ遺伝子と98%(アミノ酸配列レベル)の相同性を持つ。小麦キチナーゼ遺伝子は、低温環境下で酵素機能を有し、かつ植物病原菌の細胞壁に含まれるキチンを分解することで病害抵抗性を植物体に付与する。図2に示す配列番号2のアミノ酸配列を含むライムギキチナーゼ遺伝子と68%(アミノ酸配列レベル)の相同性を持つ小麦キチナーゼ遺伝子であり、同様に病害抵抗性を植物体に付与する。又、図3に示す配列番号3のアミノ酸配列を含み、春播小麦キチナーゼ遺伝子と95%(アミノ酸配列レベル)の相同性を持つ秋播小麦キチナーゼ遺伝子であり、同様に病害抵抗性を植物体に付与する。充分にハードニング(低温順化)を施した秋播小麦系統PI173438(高度雪腐病抵抗性を有する)からmRNAを抽出して、mRNAをもとにcDNAおよびcDNAライブラリーを作製し、常法により、低温発現型キチナーゼ遺伝子を単離する。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_1999-081694_1.gif thum_1999-081694_2.gif thum_1999-081694_3.gif
研究分野
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ 低温環境下で酵素機能を有し植物体に導入されることで植物に対し病害抵抗性を付与するキチナーゼ遺伝子とその単離方法を提供する。
既知のキチナーゼ遺伝子とアミノ酸配列が異なり、雪腐病に対する高度の抵抗性を有し、小麦では新規な3種類のキチナーゼ遺伝子が提供される。これらのキチナーゼ遺伝子は、低温でのキチン分解能を有することから、これらのキチナーゼ遺伝子のうち何れかを植物体に導入することによって、低温環境下で植物を加害する病原菌に対しても抵抗性を付与することになり、雪腐病菌など好冷性植物病原菌に対して高度の抵抗性を有する植物品種を提供することができる。
用途利用分野 病害抵抗性植物、雪腐病抵抗性麦
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 川上 顕, 寺見 文宏, . 低温発現型キチナーゼ遺伝子およびその単離方法. 特開2000-270866. 2000-10-03
  • C12N  15/09     
  • C12N  9/24      

PAGE TOP