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モノキノン化合物の製造方法

シーズコード S100001013
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 小野 裕嗣
  • 吉田 充
  • 忠田 吉弘
  • 森 美子
技術名称 モノキノン化合物の製造方法
技術概要 式(2)で表されるモノキノン化合物は式(1)で表されるビスフェノール化合物に、ポリフェノールオキシダーゼの存在下、酸素を作用させて製造する。式中、RおよびRは低級アルキル基を示す。環境ホルモン物質であるビスフェノールA等のビスフェノール類を、この方法を利用して低減化する。酵素の存在下、ビスフェノール化合物を酸化すれば、ビスキノン化合物を全く生成することなく、モノキノン化合物のみを得ることができる。この理由としては、ビスフェノール化合物は酵素の基質となり得るが、モノキノン化合物は基質となり得ないためである。モノキノン体の持つフェノール構造が、たまたま酵素の活性中心に先に近付いて結合しても、同じ分子内でごく近傍に存在するキノン構造が、活性中心とのより強い結合能を持つため、活性中心との結合部位がキノン構造に置き換わってしまい、反応が進まないものと考えられる。
画像

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展開可能なシーズ ビスフェノール構造を有する化合物の原料として、フェノール構造とキノン構造を併せ持つ化合物を酵素反応を利用して効率的に製造する方法を確立する。
ビスフェノール類を原料として、分子内にキノン構造とフェノール構造を併せ持ったモノキノン化合物を効率よく製造できる。最も有利な原料の一つは、環境ホルモン様作用の疑いがあるビスフェノール類である。また、モノキノン化合物は、化学的な反応性が高いため、ビスフェノール類を原料として他の化学製品を製造するための有用な合成中間体とすることができる。環境や食品を汚染しているビスフェノール類を低減化するための基礎技術としての利用、開発が期待される。
用途利用分野 ビスフェノールA消去
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 小野 裕嗣, 吉田 充, 忠田 ▲吉▼弘, 森 美子, . モノキノン化合物の製造方法. 特開2001-238689. 2001-09-04
  • C12P  7/66    ZAB

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