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植物プロトプラストによる非セルロース系カロース繊維体の産生方法とカロース繊維体

シーズコード S100001029
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 近藤 哲男
  • 馬越 淳
  • 安部 久
  • 笹本 浜子
技術名称 植物プロトプラストによる非セルロース系カロース繊維体の産生方法とカロース繊維体
技術概要 植物プロトプラスト培養系に濃度50~400mMの範囲のCa2+,Mg2+およびNaのいずれかの無機イオンを添加し、植物プロトプラストに非セルロース系のカロース繊維体を産生させる方法である。この際、培養系のpH値を2~6.5の範囲とする。細胞壁の外に向かって形成され、β-1,3グルカン鎖からなり、へリックス構造を有するアルカリ可溶な繊維状体である非セルロース系カロース繊維体がこの方法で産生される。プロトプラスト培養系に無機イオンを添加すると、通常の細胞分裂が低く抑えられ、細胞壁の外に向ってプロトプラストが巨大な非セルロース系繊維を産生し、産生された繊維は、これまで大きな繊維形成が知られていない、β-1,3-グルカン鎖として構成されるカロース繊維体である。細胞が直接繊維体を産生するため、高いエネルギー消費を必要とする合成繊維の製造に比べてはるかに低エネルギー型の生産システムであり、パルプ化、精製、溶解、繊維化を経るこれまでの天然繊維の製造に比べても、環境に対して低負荷であり、エネルギー消費も少ない。カロース繊維体は、数ミクロン幅の長い繊維体であって、アルカリ可溶である。
研究分野
  • 微生物の接種・培養法
  • 繊維材料一般
展開可能なシーズ 環境に対して低負荷であり、エネルギー消費も少ない繊維体の産生方法を提供する。
産生される繊維は、β-1,3-グルカン鎖から成るカロースという物質により構成されている。セルロースは直鎖状の高次構造をとるが、カロースはヘリックス構造を示すため、繊維としての性状はこれまでのセルロース繊維と異なる。そのため、繊維状物質としての用途拡大が期待される。β-グルコースからなるカロースは、数ミクロン幅の長い繊維状物質で、アルカリ可溶であるため、薬用繊維のほか、可食性の繊維、フィルム、マイクロカプセル等として用いることが可能となる。
用途利用分野 薬用繊維、可食性繊維、フィルム、マイクロカプセル
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人森林総合研究所, 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 近藤 哲男, 馬越 淳, 安部 久, 笹本 浜子, . 植物プロトプラストによる非セルロース系カロース繊維体の産生方法とカロース繊維体. 特開2002-034586. 2002-02-05
  • C12P  19/04     
  • C08B  37/00     
  • C12N   5/04     
  • D01F   9/00     
  • C12R   1/91     

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