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分岐澱粉の製造方法

シーズコード S100001034
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 小前 幸三
  • 加藤 常夫
技術名称 分岐澱粉の製造方法
技術概要 グルコース-1-リン酸を反応基質とし、4量体以上のマルトオリゴ糖を受容体として、ホスホリラーゼaまたはbによるα-グルカンの合成と、澱粉枝付け酵素SBE-IIによるα-グルカン鎖の分子内および/または分子間転移とを行う方法であって、ホスホリラーゼに対する大麦澱粉枝付け酵素SBE-Ⅱのユニット比を0.15~0.7にすることにより、分岐鎖がグルコース重合度として70量体以上である長鎖分岐澱粉を製造する。また、ホスホリラーゼに対する大麦澱粉枝付け酵素SBE-IIのユニット比を13.5~40にすることにより、分岐鎖がグルコース重合度として6~7量体である短鎖分岐澱粉を製造する。SBE-Ⅱは大麦種子に含まれている酵素である。これにより、トウモロコシ由来のフィトグリコーゲン(シュガリー型澱粉)よりも分岐鎖長が短い分岐澱粉、またはトウモロコシ由来の高アミロース型澱粉よりも分岐鎖長が長い分岐澱粉を合成できる。マルトオリゴ糖はアミロースを酸加水分解またはアミラーゼによる酵素分解によって得られ、α-1,4-グリコシド結合したものであり、4量体以上、好ましくは7~20量体のものを使用する。
画像

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研究分野
  • 各種有機化合物の製造
  • 澱粉
展開可能なシーズ ホスホリラーゼによる直鎖α-グルカンの合成とα-グルカン鎖の転移とを協奏的に行うことにより、長鎖分岐を持つ分岐澱粉または短鎖分岐を持つ分岐澱粉を容易に効率よく製造することができる分岐澱粉の製造方法を提供する。
ホスホリラーゼに対する澱粉枝付け酵素SBE-IIの添加量を調整することにより、天然物には無い長鎖分岐澱粉または短鎖分岐澱粉をそれぞれ高純度に製造できる。また、分岐澱粉はシングルクラスター構造の分岐澱粉であり、この構造に依存して多様な理化学的性質(溶解性、膨潤性および老化性など)を持つことから、産業資材および食品素材などとして広い分野において利用できる。
用途利用分野 食品、産業資材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 小前 幸三, 加藤 常夫, . 分岐澱粉の製造方法. 特開2002-078497. 2002-03-19
  • C12P  19/08     

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