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ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法

シーズコード S100001062
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 吉岡 耕治
  • 鈴木 千恵
  • 岩村 祥吉
技術名称 ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法
技術概要 ピルビン酸又はその塩0.1~0.5mM、乳酸又はその塩1~2mM及びタウリン又はその前駆物質1~10mMを必須成分として含むブタ胚の体外培養用培地である。無機イオン成分、エネルギー基質成分及びアミノ酸成分から選択された1又は2以上の成分をさらに含む。無機イオン成分は、97~119mMの塩化ナトリウム、4~11mMの塩化カリウム、0.3~0.4mMのリン酸二水素カリウム、0.3~0.5mMの硫酸マグネシウム、20~30mMの炭酸水素ナトリウムである。アミノ酸成分は、0.1~2mMのグルタミン、0.02~0.2mMのグルタミンを除く必須アミノ酸、0.05~0.15mMの非必須アミノ酸である。この培地中でブタ胚を培養する。ブタ胚は、1細胞期胚である。ブタ体内での胚の発育の場となる卵管中の卵管液の無機イオン、エネルギー基質の濃度に着目し、さらにアミノ酸を添加した培地がブタ胚の体外培養用培地として優れていることを見い出す。エネルギー基質成分は、糖質、乳酸、ピルビン酸が挙げられる。
研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ ブタ1細胞期胚を培養したときに、体内発生胚盤胞に劣らない内部細胞塊と栄養膜外胚葉との細胞数の構成比を有する体外培養胚を高率に作出できる培地であって、体外培養胚を受胚ブタの子宮へ移植した場合に、受胎可能である体外培養用培地を提供する。
この培地は、ブタ1細胞期胚を体外で高率に胚盤胞期胚にまで発育できる。さらに、培養して得られた胚盤胞期胚の内部細胞塊の細胞数の総細胞数に対する割合は、体内発生胚盤胞の割合と同等であり、本発明の培地で培養した胚盤胞を受胚ブタに移植した場合にも受胎し、正常な産子が得られる。培地を利用することにより、一定期間、ブタ胚を体外で正常に発生可能となり、ブタ胚の発生のメカニズムを体外で培養して解析できる。屠場卵巣を用いたブタ胚の大量生産技術(体外成熟・体外受精・体外発生技術)の開発にもつながると期待される。
用途利用分野 体外成熟・体外受精・体外発生技術、トランスジェニック動物、クローン技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構, . 吉岡 耕治, 鈴木 千恵, 岩村 祥吉, . ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法. 特開2003-024055. 2003-01-28
  • C12N   5/06     

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