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多孔質アポホスト・金属複合体

シーズコード S000005028
掲載日 2001年11月21日
研究者
  • 青山 安宏
  • 沢木 智也
研究者所属機関
  • 九州大学 有機化学基礎研究センター
研究機関
  • 九州大学 有機化学基礎研究センター
技術名称 多孔質アポホスト・金属複合体
技術概要 本発明者らは新規な多孔質有機物質として、水素結合による3次元網状組織として微細空孔構造を形成可能とする有機アポホストを開発している。この有機アポホストは、アントラセンのビスレゾルシン誘導体(図1)またはモノレゾルシン誘導体(図2)によって形成され、種々の状態(気体、液体、固体など)のゲスト分子を微細空孔に取込んで単結晶構造を持つ包接結晶を形成することを見出していたが、この有機アポホストの機能性の拡大のために微細構造や水素結合の制御・修飾が必要であった。そこで、上記有機アポホストに周期率表第3族元素(あるいは第4族元素)もしくはその化合物のうちの少なくとも1種のものを複合化させることにより、例えばルイス酸触媒などの触媒能に優れた有機アポホスト複合体を得ることが出来た。この複合体は、有機アポホスト(アポホストを形成する前記の単位化合物でもよい)を前記の第3族あるいは第4族の金属元素もしくはその化合物の溶液ないしは分散液との混合により容易に製造出来る。
画像

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従来技術、競合技術の概要 従来より、ゼオライトをはじめとする微細空孔を持つ無機質材料が、ガス分離、排ガス処理、さらには各種の有機合成反応のための吸着材や触媒などとして広く利用されてきている。一方、空孔を持つ有機材料としては、発泡樹脂やゾル-ゲル変態を利用した樹脂、あるいは電子ビーム処理した樹脂などが知られているが、空孔の大きさが原子、分子のレベルの微細空孔の大きさにまで制御され、有機合成反応の触媒などとして利用可能な多孔質有機材料は殆ど知られていない。
研究分野
  • 分子化合物
  • 各種物理的手法
  • 触媒の調製
  • アントラセン
展開可能なシーズ (1)水相で使用可能な固体触媒(2)各種ガスなどの吸着・分離
研究の進捗状況 水素結合ネットワークを、直接金属配位ネットワークに変えることにより、金属固定化有機ゼオライトと呼ぶべき物質の合成に成功した。新規触媒として幅広い発展が期待出来る他、アポホストの微細空孔内への光応答物質の取込みにより、配位金属との相互作用による新しい光材料、電子材料の展開の可能性がある。
関連発表論文 (1)Sawaki,T.;Dewa,T.;Aoyama,Y. J.Am.Chem.Soc.,120,1998,p.8539.
(2)Sawaki,T.;Aoyama,Y. J.Am.Chem.Soc.,121,1999,p.4793.
(3)Sawaki,T.;Aoyama,Y. Chem.Lett.,1999,p.797.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業 研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 青山 安宏(九州大学有機化学基礎研究センター)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • . . 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 ニュースレター,vol.1,2000. p.4 - .
  • 青山 安宏. 有機ゼオライト触媒を用いる反応制御. 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 第3回シンポジウム-領域の全体像-講演概要集,1999. p.41 - 48.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 科学技術振興機構, . 青山 安宏, 沢木 智也, . 多孔質有機・金属複合体. 特開平11-255783. 1999-09-21
  • C07F   7/28     
  • B01J  31/00     
  • C07B  61/00     
( 2 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 青山 安宏, 出羽 毅久, . 多孔質アポホスト複合体. 特開平11-255775. 1999-09-21
  • C07F   5/06     
  • B01J  31/00     
  • C07B  61/00     

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