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プラスチック混合廃棄物の処理方法

シーズコード S100001290
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 奥脇 昭嗣
  • 吉岡 敏明
  • 申 宣明
  • 内田 美穂
技術名称 プラスチック混合廃棄物の処理方法
技術概要 含塩素系樹脂が混合されたプラスチック混合廃棄物とアルカリ性溶液とを反応容器に収容し、反応容器内の内容物を180℃以下の温度で加熱して、含塩素系樹脂から可塑剤を選択的に分解抽出させてプラスチック混合廃棄物を処理する。プラスチック混合廃棄物を、最大長さが5~15mmになるように、予め破砕しておく。アルカリ性溶液は、20~50重量%の苛性アルカリ水溶液が好ましい。このアルカリ性溶液に対するプラスチック混合廃棄物の比は、1~8重量%とする。振とう装置又は攪拌装置等により、反応容器内のプラスチックとアルカリ性溶液との接触機会を増大させることが好ましい。苛性アルカリを用いることにより、可塑剤やペット材から加水分解して生成するフタル酸を、フタル酸ナトリウム塩やフタル酸カリウム塩として、沈殿させる。これらの沈殿フタル酸塩は、容易に回収することができる。アルカリ溶液中から回収したフタル酸塩は、常法により、純粋に精製し、再利用できる。可塑剤を含まない塩素系樹脂は、精製し、所望の塩素系樹脂製品の原料として再利用できる。図1は反応温度150~200℃における温度保持時間と脱フタル酸量との関係を示す。
画像

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研究分野
  • 高分子材料一般
  • 産業廃棄物処理
展開可能なシーズ 有害物質を生成および排出することなく、含塩素系樹脂が混合されたプラスチック混合廃棄物中の可塑剤等を分解抽出して、精製されたプラスチックを得るための処理方法を提供する。
この処理方法では、前処理としてプラスチック混合廃棄物を破砕するだけでよく、アルカリ性溶液との接触反応によって、含塩素系樹脂に含まれる可塑剤を選択的に分解抽出して、可塑剤を含まないプラスチックとして精製することができる。また、可塑剤の分解により生成されるフタル酸は、回収され、化学原料等として再利用に供することができる。同時に、ペット材をも分解して、分解生成物を化学原料等として再利用に供することができる。
用途利用分野 プラスチック混合廃棄物処理、プラスチック再利用
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人東北大学, . 奥脇 昭嗣, 吉岡 敏明, 申 宣明, 内田 美穂, . プラスチック混合廃棄物の処理方法. 特開2000-239434. 2000-09-05
  • C08J  11/02     

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