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機能性蛋白質及びその製造方法

シーズコード S100001499
掲載日 2010年9月17日
研究者
  • 杉元 康志
技術名称 機能性蛋白質及びその製造方法
技術概要 HS(熱安定型)-オボアルブミンは、胚発生中の鶏卵のみに含有され、分子量が43,000~47,000であって、1%濃度の水溶液を90℃で10分間加熱した場合に、セリンプロテアーゼ及びチロシナーゼの阻害効果を有する機能性蛋白質が得られる。無精卵に含有されるオボアルブミンの構造に対して、α-ヘリックス構造が25%減少し、β-シートが30%増加している構造を有する。HS-オボアルブミンの含有物は、胚発生中の卵白を中性緩衝液及び硫酸アンモニウムを用いて、グロブリン画分を除去した後、硫酸アンモニウムを更に加えて沈殿物を生成し、水透析及び遠心分離を行って硫酸アンモニウム及び不純物を除去し、硫酸アンモニウムを更に加えて沈殿物を再度生成して回収することにより純度を高めて製造できる。更に沈殿物の回収後の上澄液に対し、硫酸アンモニウムの添加及び酸性の水溶液のpH調整によって、沈殿物を生成して回収できる。機能性蛋白質は、キモトリプシンやトリプシン等のプロテアーゼ阻害作用、DNase,RNaseの阻害作用、チロシナーゼ等の阻害作用及び抗菌作用を有する。
画像

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研究分野
  • 分子構造
  • 各種有機化合物の製造
展開可能なシーズ 卵白に含有される蛋白質から食品加工分野のみならず、化粧品、医薬品等の分野にも使用しうる、新規な特性を有する機能性蛋白質を製造する。
この機能性蛋白質は、胃腸の粘膜保護剤として、ストレスによる潰瘍形成、腫瘍、血液凝固等のセリンプロテアーゼに基づく疾患を治療又は予防のための医薬品として利用できる。食品に添加することにより、食品の品質劣化を防止できる。チロシナーゼの活性を阻害するので、化粧品に用いることによって、肌の黒ずみやシミなどの美白効果だけでなく、皮膚の保湿及びシワの発生を予防できる。口腔用組成物に配合して口腔内細菌の繁殖を防止するのにも好適である。
用途利用分野 胃腸粘膜保護剤、食品品質劣化防止剤、化粧品、口腔用組成物
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 鹿児島大学, . 杉元 康志, . 機能性蛋白質及びその製造方法. 特開2000-297099. 2000-10-24
  • C07K  14/465    
  • A23J   3/04     
  • A23L   1/305    
  • A23L   2/66     
  • A23L   2/52     
  • A23L   2/38     
  • A61K  38/55     
  • C07K   1/36     
  • C07K  14/81     

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