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界面活性剤によるナノ粒子のサイズ分別法

シーズコード S100001619
掲載日 2010年10月4日
研究者
  • 恒川 信
  • 粕谷 厚生
技術名称 界面活性剤によるナノ粒子のサイズ分別法
技術概要 界面活性剤によるナノ粒子のサイズ分別法は、ミセル化されたナノサイズの微粒子を含むゾルに、界面活性剤と有機溶媒を加えて均一に混合したのち、しばらく放置して有機溶媒乳化相と水相とに分離し、ついで分離した水相に対して上記と同様の操作を順次に行うことにより、各有機溶媒乳化相中にそれぞれ単分散状態のナノサイズ微粒子を捕捉する分別法である。また、この分別法において、界面活性剤としてはアニオン系界面活性剤が、また有機溶媒としてはトルエンがとりわけ有利に適合する。分別できるメカニズムは、次のとおりと考えられる。小さい粒子(a)と大きい粒子(b)では、界面活性剤の疎水基末端の開き角が大きく異なるが、特に(a)に示すように開き角が大きくなると、余剰の界面活性剤の入り込み(インターディジット)が起こり、さらに親水性が増すと考えられる。このように、界面活性剤の吸着する粒子表面での密度が同じであっても、粒径が小さいと曲率の増大により、疎水基末端の開き角が大きくなるため、本来は疎水性であった界面活性剤の効力が、数ナノメーター以下の粒子に吸着した場合には親水性に傾き、粒子が水相へ残留する確率が高くなる。
画像

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研究分野
  • 高分子の分子量分布,分別
  • ミセル
展開可能なシーズ ゾル液やミセル物質の如何にかかわらず、ナノ粒子をサイズ毎に効果的に分別することができる界面活性剤を利用したナノ粒子のサイズ分別法を提案する。
この分別法は、ミセル化できる微粒子であれば、どのような物質にも適用することができる。また、この分別法において、対象とするゾルが酸性ゾルの場合には、界面活性剤としては、アニオン系の界面活性剤を用いる必要があるが、逆に対象とするゾルがアルカリ性ゾルの場合には、界面活性剤としてはカチオン系の界面活性剤を用いる必要がある。さらに、この分別法において、有機溶媒としては、トルエンが特に有利に適合するが、その他、粘性が小さくかつ揮発性が良いものであれば、従来周知の疎水性有機溶媒いずれもが適合する。
用途利用分野 ナノ粒子サイズ毎分別、ナノ粒子含有全製品分別
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東北大学, . 恒川 信, 粕谷 厚生, . 界面活性剤によるナノ粒子のサイズ分別法. 特開2000-117094. 2000-04-25
  • B01J  13/00     
  • B01D  17/05     
  • B01F  17/12     

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