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疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法

シーズコード S100001647
掲載日 2010年10月4日
研究者
  • 小松 優
  • 國仙 久雄
技術名称 疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法
技術概要 金属イオンの分離方法は、複数の同族金属イオンを含む水溶液を、疎水性ゲルからなる固相が分散しており、抽出剤を含む有機相との混合相に接触させ、イオン半径の大きい金属イオンを選択的に疎水性ゲル相へ移動させる方法である。この方法において、同族金属イオンが希土類金属イオンであることが好ましい。疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法にて相移動反応を行うと、有機相へ抽出された金属イオンが分散している固相中へ移動し、反応量が増加するとともに分離能も発現する。疎水性ゲルは、通常のシリカゲルに機能性を付加するためにシランを加え、150℃で処理し乾燥したものを用いた。この操作により、疎水性ゲルに反応活性が発現し、分離剤として利用した。水溶液中の金属イオンは、疎水性ゲルと直接反応する量は極めて少なく、イオン交換反応はほとんど起こらない。この疎水性ゲルは、金属イオンが一旦有機相に抽出されると、有機相内の金属錯イオンと反応することを特徴とする。この原因は、疎水性ゲルの反応活性サイトが、単体の金属イオンより抽出剤との金属錯イオンのサイズに反応活性を示すためである。
研究分野
  • 各種物理的手法
  • 抽出
展開可能なシーズ 金属イオンや有害物質を効率よく分離し、高純度の金属イオンを得る分離、分配方法を提供する。
利用した固相が有機相と相性が良いゲルである、金属イオン反応量が格段に増える、分離能が向上する、及び約3時間で平衡に達する等の特徴を持つものである。従って、疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法を用いることにより、従来法を上回る抽出能及び分離能を発現できる。この反応を利用することにより、他の金属イオンの混入を極めて少なくすることができる。また、反応に関与する抽出剤の濃度及び疎水性ゲル量を調整することにより、目的金属イオンを取り出す条件が高い自由度で設定できる。
用途利用分野 属イオン分離法、有害物質分離法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人物質・材料研究機構, . 小松 優, 國仙 久雄, . 疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法. 特開2001-104704. 2001-04-17
  • B01D  11/04     

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