テクニカル・アイ(特許目利きによるコラム)

植物工場におけるブルーベリー葉周年生産法

【新技術の概要】

 農業を取り巻く環境の厳しさや健康訴求の高まりの中で、健康機能性を持ち地域の特産となる農産物に注目が集まり、それを基盤とした食品産業の創成・地域活性化が期待されている。
 これまで大学などが中心となって進めた研究の結果、ブルーベリー葉に含まれるプロアントシアニジンには様々な機能性成分が含まれていることが明らかになっており、今後はこれらを用いた機能性素材の生産が期待されている。
 今回の研究成果では、光照射条件等の最適化を行うことで、ブルーベリーの培養苗を利用した「周年生産技術」と「葉の高品質化技術」とを開発し、植物工場におけるブルーベリー葉の生産を可能にした。
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【従来技術・競合技術との比較】

 従来、ブルーベリー栽培は露地で行われており、葉の収穫適期まで数年を要することや落葉果樹のため収穫時期が限られる等の課題があった。本技術により上記課題を解決し、プロアントシアニジン含量の増強と安定供給が可能となることで、新たな産業創出とブランド化が期待できる。

【本技術に関する知的財産権】

・特開2011-182790号
「ブルーベリーの栽培方法」
出願人:宮崎大学・宮崎県産業支援財団

【想定される技術移転】

 ブルーベリー葉(エキス末を含む)を原料として、茶葉、羊羹、ジュース、サプリメントは試作や販売はされており、地域に特徴のある機能性農産物として注目されている。
 また、色素原料や生食用(サラダ菜など)としても安心して供給できる可能性もある。
 植物工場でのブルーベリー葉または幼植物生産は、将来的に東京などの大都市圏での野菜工場のアクセントとなる商材であると期待できる。

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【お問い合わせ先】

国立大学法人 宮崎大学
産学・地域連携センター 知的財産部門
TEL:0985-58-7592
FAX:0985-58-7793
e-mail:chizai(at)of.miyazaki-u.ac.jp
<(at)を@に変えて下さい>

編集: JST 産学連携展開部 事業推進(募集・探索)担当
問合せ先 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 知的財産マネジメント推進部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3
E-mail: e-mail address TEL: 03-5214-8293 FAX: 03-5214-8476

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