特開平08-327601(JP,A) 特開2005-063770(JP,A) 国際公開第2005/083415(WO,A1) Sergei A. Aksyonov and Peter Williams,Impact desolvation of electrosprayed microdroplets - a new ionization method for mass spectrometry of large biomolecules,RAPID COMMUNICATIONS IN MASS SPECTROMETRY,John Wiley & Sons, Ltd.,2001年,Vol.15,P2001-2006
【非特許文献1】J.F.Mahoney, D.S.Cornett and T.D.Lee“Formation of Multiply Charged Ions from Large Molecules Using Massive-cluster Impact”RAPID COMMUNICATIONS IN MASS SPECTROMETRY, VOL.8, 403-406(1994)。 【0005】 この方法は,グリセリンの静電場噴霧を利用するものであり,+100 価から+1000価に帯電した106から107uの質量をもつイオンクラスタにより基板に塗布した試料を衝撃するものである。この方法によると,生体高分子が分解されることなく,しかもケミカルノイズの少ないマススペクトルが得られる。 【0006】 しかしながら,上記の方法は,グリセリンを静電場噴霧して帯電液滴を形成するので,イオン源がグリセリンで汚染されて帯電し,イオンクラスタビーム強度が不安定になるという問題があり,実用化に到らなかった。 【0007】 他方,生体試料を液体に混合しておき,この液体を真空中でエレクトロスプレーして生成された帯電液滴をターゲット(基板)に衝突させる方法がある。