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Specification :(In Japanese)医療機器操作支援装置、医療機器操作支援方法、医療機器操作支援システム、および、医療機器操作支援装置用プログラム

Country (In Japanese)日本国特許庁(JP)
Gazette (In Japanese)特許公報(B2)
Patent Number P6418676
Publication number P2015-223497A
Date of registration Oct 19, 2018
Date of issue Nov 7, 2018
Date of publication of application Dec 14, 2015
Title of the invention, or title of the device (In Japanese)医療機器操作支援装置、医療機器操作支援方法、医療機器操作支援システム、および、医療機器操作支援装置用プログラム
IPC (International Patent Classification) A61M   5/142       (2006.01)
A61M   5/168       (2006.01)
FI (File Index) A61M 5/142
A61M 5/168 500
Number of claims or invention 8
Total pages 35
Application Number P2014-122826
Date of filing May 29, 2014
Date of request for substantive examination Mar 16, 2017
Patentee, or owner of utility model right (In Japanese)【識別番号】301021533
【氏名又は名称】国立研究開発法人産業技術総合研究所
Inventor, or creator of device (In Japanese)【氏名】佐藤 洋
Representative (In Japanese)【識別番号】100158654、【弁理士】、【氏名又は名称】橋本 虎之助
Examiner (In Japanese)【審査官】杉▲崎▼ 覚
Document or reference (In Japanese)国際公開第2014/039835(WO,A1)
特開2001-333978(JP,A)
特開2005-284855(JP,A)
Field of search A61M 5/00
A61M 5/168-5/175
Scope of claims (In Japanese)【請求項1】
液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置において、
前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段と、
前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示手段と、
前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段と、
前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段と、
前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする医療機器操作支援装置。
【請求項2】
請求項1に記載の医療機器操作支援装置において、前記稼働値を前記医療機器に設定した後、前記表示制御手段が、前記対象に前記医療機器を使用する段階に移行させる確認画像を表示するように、前記表示手段を制御することを特徴とする医療機器操作支援装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の医療機器操作支援装置において、前記回路を形成する回路形成要素と前記回路形成画像との比較を促す通知をする通知手段を更に備えたことを特徴とする医療機器操作支援装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の医療機器操作支援装置において、前記表示制御手段が、使用者が選択可能で、次の前記医療機器の操作手順に移行させる確認画像を表示するように、前記表示手段を制御し、前記入力受付手段が、前記確認画像の選択を受け付け、前記稼働情報取得手段が、前記稼働として、前記医療機器の操作の可否の判定結果を取得し、前記表示制御手段が、前記表示手段に表示された前記回路形成画像の部分に前記判定結果を反映させて表示するように、前記表示手段を制御することを特徴とする医療機器操作支援装置。
【請求項5】
液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援方法において、
画像取得手段が、前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得ステップと、
表示手段が、前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示ステップと、
入力受付手段が、前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付ステップと、
稼働情報取得手段が、前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得ステップと、
表示制御手段が、前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御ステップと、
を有することを特徴とする医療機器操作支援方法。
【請求項6】
液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器と、前記医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置と、を備えた医療機器操作支援システムにおいて、
前記対象に使用する医療機器を特定するための機器特定情報を前記医療機器から取得し、
前記医療機器操作支援装置が、
前記機器特定情報に対応する前記医療機器の表示画面を模した医療機器画像を取得する画像取得手段と、
前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段と、
前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示手段と、
前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段と、
前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段と、
前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を有することを特徴とする医療機器操作支援システム。
【請求項7】
請求項6に記載の医療機器操作支援システムにおいて、
前記医療機器が操作された情報を、前記医療機器から取得し、前記医療機器操作支援装置が操作された情報を、前記医療機器操作支援装置から取得する操作情報取得手段と、を更に備えたことを特徴とする医療機器操作支援システム。
【請求項8】
液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置用のプログラムにおいて、
コンピュータを、
前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段、
前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示手段、
前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段、
前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段、および、
前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段として機能させることを特徴とする医療機器操作支援装置用のプログラム。
Detailed description of the invention (In Japanese)【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置、医療機器操作支援方法、医療機器操作支援システム、および、医療機器操作支援装置用プログラム技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
病院等の医療現場では、輸液装置(輸液ポンプ)、人工呼吸装置、人工透析装置、人工心肺装置等の医療機器は、輸液チューブ等の、液体または気体を導く管を接続して使用されている。当該管が医療機器に適切に接続または装着されているかを通知する医療機器が開発されている。例えば、特許文献1には、輸液チューブを横方向に装着するチューブ装着部に、輸液チューブの上流側と下流側を表示する輸液チューブ設定方向表示部が設けられている輸液ポンプが開示されている。
【先行技術文献】
【0003】

【特許文献1】特開2012-223341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような従来技術においては、チューブの装着が適切にされなかった場合に、事後的に単に警報を通知するのみで、医療機器の操作が適切に行われるように導くものではなかった。さらに、医療機器を稼働させるために、管を接続する操作の他に、様々な値を設定する操作を必要とし、医療現場では、これらの操作を適切に導く必要が生じていた。
【0005】
そこで、本発明の課題の一例は、医療機器の操作が適切に導かれるように、医療機器の操作を支援する医療機器操作支援装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成される
【0007】
請求項1に記載の発明は、液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置において、
前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段と、
前記回路形成画像を、前記医療機器の操作の手順に従って表示する表示手段と、
前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段と、
前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段と、
前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療機器操作支援装置において、前記稼働値を前記医療機器に設定した後、前記表示制御手段が、前記対象に前記医療機器を使用する段階に移行させる確認画像を表示するように、前記表示手段を制御することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の医療機器操作支援装置において、前記回路を形成する回路形成要素と前記回路形成画像との比較を促す通知をする通知手段を更に備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の医療機器操作支援装置において、前記表示制御手段が、使用者が選択可能で、次の前記医療機器の操作手順に移行させる確認画像を表示するように、前記表示手段を制御し、前記入力受付手段が、前記確認画像の選択を受け付け、前記稼働情報取得手段が、前記稼働として、前記医療機器の操作の可否の判定結果を取得し、前記表示制御手段が、前記表示手段に表示された前記回路形成画像の部分に前記判定結果を反映させて表示するように、前記表示手段を制御することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援方法において、画像取得手段が、前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得ステップと、表示手段が、前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示ステップと、入力受付手段が、前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付ステップと、稼働情報取得手段が、前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得ステップと、表示制御手段が、前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御ステップと、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器と、前記医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置と、を備えた医療機器操作支援システムにおいて、前記対象に使用する医療機器を特定するための機器特定情報を前記医療機器から取得し、前記医療機器操作支援装置が、前記機器特定情報に対応する前記医療機器の表示画面を模した医療機器画像を取得する画像取得手段と、前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段と、前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示手段と、前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段と、前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段と、前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の医療機器操作支援システムにおいて、前記医療機器が操作された情報を、前記医療機器から取得し、前記医療機器操作支援装置が操作された情報を、前記医療機器操作支援装置から取得する操作情報取得手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、液体または気体を対象に導く管を接続して使用する医療機器の操作を支援するための医療機器操作支援装置用のプログラムにおいて、コンピュータを、前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する前記医療機器の操作の手順に従って、前記医療機器に前記管を接続して形成される回路を模した回路形成画像を取得する画像取得手段、前記回路形成画像を、前記医療機器の操作手順に従って表示する表示手段、前記回路形成画像が表示された後、前記対象に処方されている入力値を受け付ける入力受付手段、前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための数値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段、および、前記表示手段に表示されている前記回路形成画像に含まれる医療機器画像であって、前記医療機器の表示画面を模した前記医療機器画像の部分に前記稼働値を表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、医療機器操作支援装置を使用する使用者が、医療機器に管を接続して形成される回路を模し、医療機器の稼働情報を反映させた回路形成画像を見ながら、医療機器を直接操作したり、回路を形成したりできるので、医療機器の操作が適切に導かれるように、医療機器の操作を支援できる。また、医療機器操作支援装置を使用する使用者が、医療機器に管を接続して形成される回路を、医療機器の操作の手順に応じて模した回路形成画像を見ながら、医療機器を直接操作したり、回路を形成したりできるので、医療機器の操作が適切に導かれるように、医療機器の操作を支援できる。また、医療機器と管とを接続して形成される回路全体または一部等を模して、そっくり、または、類似しているため、回路全体または一部と、回路形成画像とが比較がしやすくなり、医療機器の操作が適切に導かれるように、医療機器の操作を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】一実施形態に係る医療機器操作支援システムの概要構成例を示す模式図である。
【図2】図1の医療機器の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1の医療機器の操作面の一例を示す模式図である。
【図4】図3の医療機器のドア部を開いた状態の一例を示す模式図である。
【図5】図1のベッドサイド端末装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図6】図1の医療機器操作支援装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図7】図1の医療機器操作支援装置の表示面の一例を示す模式図である。
【図8】図1のサーバ装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図9】図8の電子カルテデータベースに記憶されているデータの一例を示す図である。
【図10】図8の操作手順データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。
【図11】図8の看護記録データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。
【図12】図8の機器管理データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。
【図13】一実施形態に係る医療機器操作支援システムの処理概要を示すシーケンス図である。
【図14】図13の回路形成支援処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図15】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図16】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図17】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図18】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図19】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図20】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図21】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図22】図13の回路測定処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図23】図13の医療機器設定処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図24】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図25】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図26】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図27】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図28】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【図29】図6の医療機器操作支援装置に表示された表示例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、医療機器操作支援システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。

【0018】
[1.情報処理システムの構成及び機能概要]
まず、本実施形態に係る医療機器操作支援システムSの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る医療機器操作支援システムSの概要構成の一例を示す図である。

【0019】
図1に示すように、医療機器操作支援システムSは、液体または気体を患者P(対象の一例)に導くチューブ1を接続して使用する医療機器10と、患者Pのベッドサイドに設置されるベッドサイド端末装置20と、医療機器10の操作を支援するための医療機器操作支援装置30と、様々な医療情報をベッドサイド端末装置20に提供するサーバ装置40と、を備える。

【0020】
ベッドサイド端末装置20、および、サーバ装置40は、ネットワークNを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。ネットワークNは、例えば、ローカルエリアネットワークにより構築されている。なお、ネットワークNは、近距離無線通信によるネットワークインターネット、専用通信回線、移動体通信網、およびゲートウェイ等により構築されていてもよい。また、ネットワークNは、アクセスポイントApを有してもよい。医療機器操作支援装置30は、アクセスポイントApを介して、ネットワークNに接続できるようにしてもよい。

【0021】
ベッドサイド端末装置20は、医療機器10および医療機器操作支援装置30と通信可能に、電気的または電磁気的に接続している。

【0022】
医療機器10は、例えば、患者Pに薬液を供給する輸液ポンプである。図1に示すように、医療機器10には、輸液パック2が、チューブ1(輸液チューブ)および点滴筒3を介して接続されている。さらに、医療機器10から出たチューブ1が、輸液クレンメ4を介して、患者Pに、所定の手順(医療機器の操作手順の一例)を経て接続される。なお、医療機器10は、人工呼吸装置、人工透析装置、人工心肺装置等でもよい。医師や看護師等の使用者が医療機器10を操作する。

【0023】
ベッドサイド端末装置20は、コンピュータの機能を有する。ベッドサイド端末装置20は、処置を行う患者P毎に設置されている。

【0024】
ベッドサイド端末装置20は、ネットワークNに電気的または電磁気的に接続され、サーバ装置40から、電子カルテ情報、医療機器情報、看護記録、医療機器10の操作手順情報(医療機器の操作手順の一例)、医薬情報等を受信する。ベッドサイド端末装置20は、医療機器10に電気的または電磁気的に接続され、医療機器10に投薬情報を送信したり、医療機器10の状態を受信したりする。ベッドサイド端末装置20は、医療機器操作支援装置30と電気的または電磁気的に接続して、医療機器10の操作手順情報等を送信したり、承諾を求める表示がされた医療機器操作支援装置30からの承諾情報等を受信したりする。

【0025】
また、図1に示すように、ベッドサイド端末装置20には、患者Pを認証するための患者認証コード(認証情報の一例)や、輸液パック2の輸液コード、医療機器の10の機器コード等を読み取るリーダー25が電気的または電磁気的に接続されている。

【0026】
医療機器操作支援装置30は、例えば、コンピュータの機能を有する携帯端末である。医療機器操作支援装置30は、無線通信により、ベッドサイド端末装置20と交信を行う。なお、医療機器操作支援装置30は、有線通信により、ベッドサイド端末装置20と交信を行ってもよい。

【0027】
医療機器操作支援装置30は、医療機器10の操作手順や、医療機器10の表示画面を模した医療機器画像を表示する。医師や看護師等の使用者が、操作手順や医療機器画像を見ながら、医療機器操作支援装置30に入力したり、医療機器10を操作したりする。このように、医療機器操作支援装置30は、医療機器10の操作を支援するための装置である。医療機器操作支援装置30は、医師または看護師等の使用者各自が携帯してもよいし、ベッドサイド端末装置20の近くに置かれていてもよい。

【0028】
サーバ装置40は、コンピュータの機能を有する。サーバ装置40は、電子カルテ情報、医療機器情報、看護記録、操作手順情報、医薬情報等を、医療機器10、ベッドサイド端末装置20、医療機器操作支援装置30等に提供する。サーバ装置40は、例えば、病院等の医療機関、地域医療の中核のセンター等に設定されている。

【0029】
[2.情報処理サーバおよび各端末装置の構成および機能]
(2.1 医療機器10の構成および機能)
次に、医療機器10の構成および機能について、図2から図4を用いて説明する。

【0030】
図2は、医療機器10の概要構成の一例を示すブロック図である。図3は、医療機器10の操作面の一例を示す模式図である。図4は、医療機器10のドア部10aを開いた状態の一例を示す模式図である。

【0031】
図2に示すように、医療機器10は、表示部11と、操作部12と、滴下検出部13と、気泡検出部14と、閉塞検出部15と、駆動部16と、記憶部17と、通信部18と、制御部19を有する。また、医療機器10は、電源部(図示せず)、警告音を発するスピーカ部(図示せず)、ドア部10aが閉じられたかを検出するドアセンサ(図示せず)等を有する。また、医療機器10は、時計機能を有する。

【0032】
表示部11は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。図3に示すように、表示部11の表示画面11aには、輸液の単位時間当たりの流量、輸液パック2から供給される輸液の予定量等が表示される。

【0033】
操作部12は、例えば、図3に示すように、医療機器10の操作面に設置された各種ボタンやスイッチである。操作部12により、輸液の流量等の設定が行われる。操作部12は、動作を開始するスタートボタン12aを有する。

【0034】
表示部11の表示画面11aや操作部12の操作面は、図3に示すように、医療機器10のドア部10aに形成されている。

【0035】
滴下検出部13は、例えば、光を発する発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子と、を有する。図4に示すように、滴下検出部13は、点滴筒3に設置され、滴下検出部13の受光素子からの信号および電力ケーブルが、医療機器10本体に電気的に接続される。

【0036】
発光素子からの光を、点滴筒3の滴下ノズルから滴下した輸液のしずくが遮ることにより、滴下検出部13は、受光素子で受光する光量の変化を検出する。そして、制御部19は、滴下検出部13の受光素子からの信号により、しずくをカウントして、輸液パック2から供給された輸液の総量、単位時間当たりの流量等を算出する。

【0037】
輸液のしずくを正確に検出するために、図4に示すように、点滴筒3に滴下検出部13を適切に設置する必要がある。

【0038】
気泡検出部14は、例えば、超音波発信素子と、超音波受信素子とを有する。気泡検出部14は、軟質塩化ビニル製等のチューブ1内の超音波の伝達効率の変化により、気泡を検出する。図4に示すように、気泡検出部14は、ドア部10aを開いた医療機器10の内部において、チューブ1が設定される上部(上流)に設置されている。

【0039】
閉塞検出部15は、例えば、発光素子と受光素子とを有する。閉塞検出部15は、発光素子から光をチューブ1に照射してその光を受光素子により受けることにより、チューブ1内が閉塞され、流れが止まったことを検出する。図4に示すように、閉塞検出部15は、ドア部10aを開いた医療機器10内部において、チューブ1が設定される上部(上流)および下部(下流)に設置されている。

【0040】
駆動部16は、例えば、ステッピングモータ、および、チューブ1を順次圧するフィンガ等を有する。駆動部16において、フィンガが送液方向に複数配列されている。駆動部16は、フィンガを順番に周期的に駆動して輸液を送るフィンガ方式のポンプ機能を有する。

【0041】
図4に示すように、駆動部16は、ドア部10aを開いた医療機器10の内部において、チューブ1が設定される中央部に設置されている。駆動部16の送液方向における上流および下流に、チューブ1をまっすぐに装着するためのガイドであるチューブガイド10bが設置されている。

【0042】
なお、ポンプの方式として、ローラ方式、ボルメトリック方式、ミッドプレス方式、シリンジ方式でもよい。

【0043】
記憶部17は、例えば、半導体メモリ等からなり、滴下検出部13、気泡検出部14等の各センサからの情報を記憶する。また、記憶部17は、医療機器10が操作部12により操作された情報が記憶される。これらの各センサからの情報や、操作された情報等は、サーバ装置40等からの要求により、通信部18を介して、サーバ装置40に送信される。

【0044】
なお、記憶部17は、制御部19の制御プログラム等の各種プログラムを記憶してもよい。各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNおよびベッドサイド端末装置20を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。

【0045】
通信部18は、ベッドサイド端末装置20、医療機器操作支援装置30等との通信を制御する。

【0046】
制御部19は、CPU(Central Processing Unit)や、制御プログラム等を記憶するメモリ等を有する。制御部19は、医療機器10の動作を制御する。特に、制御部19は、コンピュータ制御により、駆動部16のステッピングモータを回転させ、ポンプの駆動を制御する。

【0047】
図4に示すように、送液方向における上流から、気泡検出部14、上流の閉塞検出部15、上流のチューブガイド10b、駆動部16、下流のチューブガイド10b、下流の閉塞検出部15、チューブクランプ10cが順に配置されている。ここで、チューブクランプ10cは、ドア部10aが開いたときにチューブ1を固定することにより、輸液のフリーフローを防止する。なお、気泡検出部14は、下流の閉塞検出部15とチューブクランプ10cとの間でもよい。

【0048】
(2.2 ベッドサイド端末装置20の構成および機能)
次に、ベッドサイド端末装置20の構成および機能について、図5を用いて説明する。

【0049】
図5は、ベッドサイド端末装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。

【0050】
図5に示すように、ベッドサイド端末装置20は、表示部21と、記憶部22と、通信部23と、操作部24と、輸液パック2および患者P等のコードを読み取るリーダー25と、入出力インターフェース部26と、制御部27と、を有する。そして、制御部27と入出力インターフェース部26とは、システムバス28を介して電気的に接続されている。また、各ベッドサイド端末装置20には、ベッドサイド端末IDが割り振られていてる。

【0051】
表示部21は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。

【0052】
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等により構成されている。記憶部22は、オペレーティングシステムおよび医療機器10の管理プログラム等の各種プログラム等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。

【0053】
通信部23は、ネットワークNに電気的または電磁気的に接続して、サーバ装置40等との通信状態を制御するようになっている。また、通信部23は、医療機器10と電気的または電磁気的に接続して、医療機器10との通信状態を制御するようになっている。通信部23は、無線通信により、医療機器操作支援装置30との通信を制御するようになっている。

【0054】
操作部24は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。なお、表示部21がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルの場合、操作部24は、利用者が接触または近接した表示部21の位置情報を取得する。

【0055】
リーダー25は、例えば、バーコードや2次元コードを読み取るコード読み取り機である。リーダー25は、輸液パック2に貼られた輸液コード、患者Pのリストバンド等に貼られ患者認証コード、医療機器10に貼られた機器コード(対象に使用する医療機器を特定するための機器特定情報の一例)、医療機器を操作する人を特定するために、医師や看護師等の使用者の認証コード(使用者ID)等を読み取る。

【0056】
なお、リーダー25は、RF(Radio Frequency)タグを読み取る読み取り機でもよい。また、医療機器操作支援装置30が、リーダー25のようなリーダー機能を備えてもよい。この場合、読み取ったコードが、医療機器操作支援装置30からベッドサイド端末装置20に送信される。さらにこの場合、医療機器操作支援装置30が、病院のナースステーションにあり、ネットワークNに接続した端末装置(図示せず)、または、アクセスポイントApに接続して、読み取ったコードをサーバ装置40に送信してもよい。

【0057】
入出力インターフェース部26は、表示部21、記憶部22等と、制御部27との間のインターフェース処理を行うようになっている。

【0058】
制御部27は、CPU27a、ROM(Read Only Memory)27b、RAM(Random Access Memory)27c等により構成されている。そして、制御部27は、CPU27aが、ROM27bや記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、リーダー25が読み取った情報に基づき、サーバ装置40から必要な情報を取得し、医療機器10、医療機器操作支援装置30等に送信する。

【0059】
(2.3 医療機器操作支援装置30の構成および機能)
次に、医療機器操作支援装置30の構成および機能について、図6および図7を用いて説明する。

【0060】
図6は、医療機器操作支援装置30の概要構成の一例を示すブロック図である。図7は、医療機器操作支援装置30の表示面の一例を示す模式図である。

【0061】
図6に示すように、携帯端末の医療機器操作支援装置30は、表示部31と、記憶部32と、通信部33と、操作部34と、入出力インターフェース部35と、制御部36と、を有する。そして、制御部36と入出力インターフェース部26とは、システムバス37を介して電気的に接続されている。なお、医療機器操作支援装置30は、カメラ(図示せず)、音声入力のためのマイク(図示せず)、時計機能、医療機器操作支援装置30を振動させるバイブレーション機能を有してもよい。また、各医療機器操作支援装置30には、携帯端末IDが割り振られていてる。

【0062】
表示部31(表示手段の一例)は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。図7に示すように、表示部31には医療機器10の表示部11の表示画面11aおよび医療機器10の操作面を模した医療機器画像31a、手順表示31b、ボタン31c等が表示される。

【0063】
記憶部32は、例えば、ソリッドステートドライブ等により構成されている。記憶部32は、オペレーティングシステムおよび医療機器操作支援プログラム等の各種プログラム等を記憶する。なお、医療機器操作支援装置30が、直接またはベッドサイド端末装置20を介してネットワークNに電気的または電磁気的に接続したり、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしたりして、各種プログラムを取得してもよい。

【0064】
また、記憶部32は、医療機器操作支援装置30が操作部34により操作された情報が記憶される。この操作された情報等は、サーバ装置40等からの要求により、通信部33を介して、サーバ装置40に送信される。

【0065】
通信部33は、無線接続して、ベッドサイド端末装置20等との通信状態を制御するようになっている。

【0066】
操作部34は、例えば、表示部31がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネル(31)、電源ボタン等を有する。操作部34の表示パネル(31)は、利用者が接触または近接した表示部31の位置情報を取得する。

【0067】
入出力インターフェース部35は、表示部31、記憶部32等と、制御部36との間のインターフェース処理を行うようになっている。

【0068】
制御部36は、CPU36a、ROM36b、RAM36c等により構成されている。そして、制御部36は、CPU36aが、ROM36bや記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、医療機器画像31a、手順表示31b、ボタン31c等を所定の順序で表示部31に表示する。

【0069】
(2.4 サーバ装置40の構成および機能)
次に、サーバ装置40の構成および機能について、図8から図11を用いて説明する。

【0070】
図8は、サーバ装置40の概要構成の一例を示すブロック図である。図9は、電子カルテデータベースに記憶されているデータの一例を示す図である。図10は、の操作手順データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。図11は、看護記録データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。図12は、機器管理データベースに記憶されているデータの一例を示す図である。

【0071】
図8に示すように、サーバ装置40は、通信部41と、記憶部42と、表示部43と、操作部44と、入出力インターフェース部45と、制御部46と、を備えている。そして、制御部46と入出力インターフェース部45とは、システムバス47を介して電気的に接続されている。

【0072】
通信部41は、ネットワークNに電気的または電磁気的に接続して、ベッドサイド端末装置20等との通信状態を制御するようになっている。

【0073】
記憶部42は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等により構成されている。記憶部42は、様々な医療情報を記憶する。また、記憶部42は、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラムや各種ファイル等を記憶する。なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。

【0074】
また、記憶部42には、各患者Pの投薬に関する情報等を記憶する電子カルテデータベース42a(以下「電子カルテDB42a」とする。)、各医療機器10の標準の操作手順等を記憶した操作手順データベース42b(以下「操作手順DB42b」とする。)、各患者Pの看護記録を記憶する看護記録データベース42c(以下「看護記録DB42c」とする。)、各医療機器10のメンテナンス情報等を記憶する機器管理データベース42d(以下「機器管理DB42d」とする。)等が構築されている。

【0075】
図9に示すように、電子カルテDB42aは、各患者Pを特定するための患者IDに関連付けられて、氏名、性別、年齢等の患者基本情報、患者Pに投薬する薬剤名、薬剤量、投薬時刻、担当医師等の投薬情報等を記憶する。

【0076】
図10に示すように、操作手順DB42bは、機器IDに関連付けられて、各医療機器10の標準的な操作手順情報、医療機器10の表示画面11a等を模した医療機器画像、チューブ1等の管を医療機器10に接続して形成される回路を、医療機器10の操作の手順に応じて模した回路形成画像等を記憶する。

【0077】
ここで、回路形成画像の一例として、医療機器10の表示部11の表示画面11aを模した医療機器画像、医療機器10の操作面を模した医療機器画像、医療機器10のドア部10aが開けられた医療機器10内部の医療機器画像、管を医療機器10に接続して形成される回路を模した回路形成画像等が挙げられる。

【0078】
さらに、医療機器の管の回路(例えば、医療機器10が輸液ポンプの場合の輸液回路)を模した回路形成画像の一例として、輸液パック2にチューブ1を接続した画像、点滴筒3を接続した画像、輸液クレンメ4をチューブ1に設定した画像、滴下検出部13を点滴筒3に設定した画像、医療機器10内部における管の回路に関連した各部(気泡検出部14は、閉塞検出部15、駆動部16は、チューブガイド10b、チューブクランプ10c等)の画像、回路に関連した各部にチューブ1を設定した状態の画像等が挙げられる。

【0079】
回路を形成する回路形成要素として、医療機器、管、管に接続または設定される部材、医療機器の各部等が挙げられる。例えば、輸液ポンプの輸液回路の場合、回路形成要素として、医療機器10(輸液ポンプ)、チューブ1、輸液パック2、点滴筒3、輸液クレンメ4、滴下検出部13、気泡検出部14、閉塞検出部15、駆動部16、ドア部10a、チューブガイド10b、チューブクランプ10c等が挙げられる。

【0080】
なお、回路形成画像の一例として、医療機器の一部や表示画面の内容の一部や管の回路の一部に関して、色を変えたり、太くしたり、点滅させたりして強調した画像でもよい。また、人が気づきやすいように、デフォルメした画像、一部を省略した画像でもよい。また、医療機器を模した画像は、医療機器を撮像した写真画像でもよい。

【0081】
なお、医療機器操作支援装置30の記憶部32が、操作手順DB42bと同様のデータベースを予め記憶しておいてもよい。

【0082】
図11に示すように、看護記録DB42cは、患者IDに関連付けられて、患者基本情報、患者Pに過去に投薬された薬剤の種類および量等に関連した患者投薬履歴情報、患者Pに過去に施された処置に関する患者処置履歴情報(使用された医療機器10の機器IDを含む)、患者Pを担当した看護師の担当看護師履歴情報、医療処置情報、看護処置情報、患者Pに対して使用した医療機器10の医療機器履歴情報、投薬および処置による例外的事象が発生した場合の例外事象履歴情報、患者Pの病状等を観察した結果の病状観察履歴情報、患者Pに対する訪問者に関する訪問者履歴情報、患者Pの排尿履歴情報等を記憶する。なお、医療処置情報は、例えば、看護師が実施せず医師が実施した処置で直近に行われた処置の情報等が挙げられ、次の処置情報が入力されるときには患者処置履歴情報の筆頭情報として扱われる。看護処置情報は、例えば、看護師が実施した処置で直近に行われた処置の情報等が挙げられ、次の処置情報が入力されるときには患者処置履歴情報の筆頭情報として扱われる。

【0083】
なお、医療機器操作支援装置30の記憶部32が、看護記録DB42cと同様のデータベースを予め記憶しておいてもよい。

【0084】
図12に示すように、機器管理DB42dは、医療機器10を特定する機器ID(機器特定情報の一例)に関連付けられて、機種名、機種種別の一般名称、医療機器10の使用開始日、使用履歴(操作履歴、故障記録、調整記録を含む)、管理状態(医療機器10の各センサからの情報、前回使用後に、点検・清掃済みであるか否かの情報等を含む)、使用可能フラグ、医療機器10が設置してある設置場所(病室番号等)等を記憶する。

【0085】
また、機器管理DB42dの操作履歴には、患者ID、医療機器10の使用者IDに関連付けられて、医療機器10が直接操作された履歴、医療機器操作支援装置30が操作された履歴、医療機器操作支援装置30を通して医療機器10が間接的に操作された履歴が記憶されている。

【0086】
なお、記憶部42には、輸液コードに関連付けられて、薬剤の効能、使用上の注意点等の薬剤に関する薬剤情報の薬剤データベースが構築されている(図示せず)。なお、医療機関の外部のサーバ装置に電気的または電磁気的に接続して、薬剤情報が取得されるようにしてもよい。また、記憶部42には、ベッドサイド端末装置20のベッドサイド端末IDと、ベッドサイド端末装置20の設置場所(病室番号)と、患者ID等とが関連付けられて記憶されていてもよい。また、記憶部42には、携帯端末IDと、使用者IDとが関連付けられて記憶されていてもよい。

【0087】
表示部43は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。

【0088】
操作部44は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。操作部44は、タッチパネルでもよい。

【0089】
入出力インターフェース部45は、通信部41および記憶部42等と制御部46との間のインターフェース処理を行うようになっている。

【0090】
制御部46は、CPU46a、ROM46b、RAM46c等により構成されている。そして、制御部46は、CPU46aが、ROM46bや記憶部42に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、電子カルテ情報、医療機器情報、看護記録、操作手順情報、医薬情報等を、ベッドサイド端末装置20等に提供する。

【0091】
[3.医療機器操作支援システムSの実施形態の動作]
次に、本発明の一実施形態に係る医療機器操作支援システムSの実施形態の動作について図を用い説明する。

【0092】
(3.1 医療機器操作支援システムSの動作例)
まず、医療機器操作支援システムSの動作例について、図13を用いて説明する。

【0093】
図13は、一実施形態に係る医療機器操作支援システムSの処理概要を示すシーケンス図である。ここで、医療機器10として、主に輸液装置(輸液ポンプ)の場合を例示して説明する。

【0094】
まず、例えば、患者Pの病室に、医師の指示に従い調合された輸液パック2を、看護師等の使用者が搬送する。

【0095】
そして、図13に示すように、医療機器操作支援システムSは、患者の認証情報の入力を受け付ける(ステップS1)。例えば、看護師等の使用者は、患者Pのリストバンドの患者認証コード(認証情報の一例)に、ベッドサイド端末装置20のリーダー25をかざす。そして、ベッドサイド端末装置20が、リーダー25から、患者認証コードを読み取り、患者ID(認証情報の一例)を取得する。なお、看護師等の使用者は、自身の認証コードをリーダー25により読み取り、使用者IDを予め入力しておく。そして、使用者IDと、ベッドサイド端末装置20、または、医療機器操作支援装置30とが関連づけられていてもよい。

【0096】
次に、医療機器操作支援システムSは、投薬情報を取得する(ステップS2)。具体的には、ベッドサイド端末装置20が、ベッドサイド端末IDおよび読み取った患者IDと共に、投薬情報の要求コマンドを、サーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、電子カルテDB42aを参照して、患者IDに対応した投薬情報を読み出し、要求してきたベッドサイド端末装置20に送信する。そして、ベッドサイド端末装置20が、サーバ装置40から投薬情報を取得する。

【0097】
次に、医療機器操作支援システムSは、機器特定情報の入力を受け付ける(ステップS3)。例えば、看護師等の使用者は、医療機器10の機器コード(機器特定情報の一例)に、ベッドサイド端末装置20のリーダー25をかざす。そして、ベッドサイド端末装置20が、リーダー25から、機器コードを読み取り、機器ID(機器特定情報の一例)を取得する。

【0098】
次に、医療機器操作支援システムSは、操作手順情報および医療機器画像を取得する(ステップS4)。具体的には、ベッドサイド端末装置20が、ベッドサイド端末IDおよび読み取った機器IDと共に、操作手順情報および医療機器画像の要求コマンドを、サーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、操作手順DB42bを参照して、機器IDに対応した操作手順情報および医療機器画像を読み出し、要求してきたベッドサイド端末装置20に送信する。そして、ベッドサイド端末装置20が、サーバ装置40から、操作手順情報および医療機器画像を取得する。なお、読み取られた患者ID、機器IDは、看護記録DB42cおよび機器管理DB42dに記憶される。

【0099】
次に、ベッドサイド端末装置20が、操作手順情報および医療機器画像を、医療機器操作支援装置30に送信する。

【0100】
次に、医療機器操作支援システムSは、操作手順情報および医療機器画像を取得する(ステップS5)。具体的には、医療機器操作支援装置30が、ベッドサイド端末装置20から操作手順情報および医療機器画像(回路形成画像を含む)を受信する。なお、医療機器操作支援装置30の制御部36が、通信部33を介して、機器IDをベッドサイド端末装置20から取得し、機器IDに基づき、記憶部32から操作手順情報および医療機器画像を取得してもよい。

【0101】
このように、医療機器操作支援装置は、前記対象に使用する医療機器を特定する機器特定情報に対応する当該医療機器に前記管を接続して形成される回路を、前記医療機器の操作の手順に応じて模した回路形成画像を取得する画像取得手段の一例として機能する。

【0102】
次に、医療機器操作支援システムSは、回路形成支援処理を行う(ステップS6)。具体的には、医療機器操作支援装置30が、取得した操作手順情報の操作手順に従い、チューブ1等の管を医療機器10に接続して(輸液)回路を設定するための回路形成画像および操作手順情報を表示部31に表示する。手順によって、承諾を求める画面が表示部31に表示される。表示部31(操作部34)の画面上で承諾のボタン31cが選択された場合、医療機器操作支援装置30が、承諾情報を、現在の手順を示す手順IDと共にベッドサイド端末装置20に送信する。

【0103】
このように、回路形成画像を含む医療機器画像および指示を表示することにより、輸液回路に関する設定の支援を行う。なお、回路形成支援処理のサブルーチンについての詳細は後述する。

【0104】
次に、医療機器操作支援システムSは、承諾情報を受信する(ステップS7)。具体的には、ベッドサイド端末装置20が、医療機器操作支援装置30から承諾情報を取得する。そして、ベッドサイド端末装置20が、承諾情報および手順IDを、医療機器10に送信する。

【0105】
次に、医療機器操作支援システムSは、回路測定処理を行う(ステップS8)。具体的には、医療機器10の制御部19が、承諾情報および手順IDを、通信部18を介して受信し、操作が適切であるか否かを判定する。制御部19は、判定結果を、通信部18およびベッドサイド端末装置20を介して医療機器操作支援装置30に送信する。医療機器操作支援装置30は、受信した判定結果に基づき、次の手順の回路形成画像を表示したり、警告したりする。なお、回路測定処理のサブルーチンについての詳細は後述する。

【0106】
次に、医療機器操作支援システムSは、医療機器設定処理を行う(ステップS9)。具体的には、医療機器操作支援装置30が、操作手順に従い、医療機器画像を表示部31に表示して、医療機器10のパラメータを設定するための入力値を受け付ける。そして、医療機器操作支援装置30が、入力値を医療機器10の稼働値に変換して、表示部31に表示されている医療機器画像に稼働値を反映させる。

【0107】
医療機器操作支援装置30が、稼働値により医療機器10のパラメータを設定させるために、医療機器10の稼働値をベッドサイド端末装置に送信する。

【0108】
医療機器操作支援装置30が、稼働値が反映された医療機器画像と、医療機器10の表示画面11aとの比較を促す通知を行う。医療機器操作支援装置30は、医療機器10を使用する段階に移行させる確認画像を表示する。なお、医療機器設定処理のサブルーチンについての詳細は後述する。

【0109】
次に、医療機器操作支援システムSは、稼働値を受信する(ステップS10)。具体的には、ベッドサイド端末装置20が、医療機器操作支援装置30から稼働値を受信し、医療機器10に送信する。

【0110】
次に、医療機器操作支援システムSは、稼働値を設定する(ステップS11)。具体的には、医療機器10が、通信部18を介して、ベッドサイド端末装置20から稼働値を受信する。医療機器10の制御部19が、受信した稼働値にパラメータを設定する。そして、制御部19が、表示部11の表示画面11aに稼働値を表示させる。

【0111】
次に、医療機器操作支援システムSは、動作開始の承諾を受け付ける(ステップS12)。具体的には、医療機器操作支援装置30が、医療機器10を使用する段階に移行させる確認画像から、入力として医療機器10の動作を開始する承諾を受け付ける。そして、医療機器操作支援装置30が、医療機器10の動作を開始する承諾情報を、ベッドサイド端末装置20に送信する。ベッドサイド端末装置20は、この承諾情報を、医療機器10に送信する。このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像が表示された後、入力を受け付ける入力受付手段の一例として機能する。

【0112】
なお、医療機器10が輸液ポンプの場合、動作開始の承諾を受け付ける前に、チューブ1の先端に設置された針を、患者Pに穿刺するための画像を、医療機器操作支援装置30が表示する。そして、穿刺が終わった後に、ステップS12において、医療機器10を使用する段階に移行させる確認画像が、表示部31に表示される。

【0113】
次に、医療機器操作支援システムSは、動作開始の準備を行う(ステップS13)。具体的には、医療機器10の制御部19が、動作を開始する承諾情報を受信した後、医療機器10のスタートボタン12aが押されたら、駆動部16が輸液を送る状態にする。

【0114】
なお、医療機器10は、医療機器10が操作された情報(使用履歴の情報の一例)および医療機器10の各センサからの情報(管理状態の情報の一例)を記憶部17に記憶するようにしてもよい。また、医療機器操作支援装置30は、医療機器操作支援装置30が操作された情報を記憶部32に記憶するようにしてもよい。これらの情報、ベッドサイド端末装置20からの患者IDや使用者IDの情報に関連付けて、各記憶部に記憶されるようにしてもよい。

【0115】
そして、サーバ装置40からの要求または所定の時間等に従い、医療機器10は、記憶部17から使用履歴および管理状態の情報を読み出し、通信部18を介して、サーバ装置40に送信してもよい。医療機器操作支援装置30は、サーバ装置40からの要求または所定の時間等に従い、記憶部32から、医療機器操作支援装置30の操作の情報(特に、医療機器10の操作支援に関連する情報)を読み出し、通信部33を介して、サーバ装置40に送信してもよい。

【0116】
そして、サーバ装置40は、受信した使用履歴および管理状態の情報、医療機器操作支援装置30の操作の情報を、機器管理DB42dに記憶してもよい。また、これらの情報は、患者IDおよび使用者IDとともに記憶されてもよい。このように、サーバ装置40は、前記医療機器が操作された情報を、前記医療機器から取得し、前記医療機器操作支援装置が操作された情報を、前記医療機器操作支援装置から取得する操作情報取得手段の一例として機能する。

【0117】
これらの情報に基づき、個々の使用者および支援する。例えば、これらの情報に基づき、より良い操作手順になるように、操作手順を変化するようにして、医療機器10の操作の支援をしてもよい。

【0118】
(3.2 回路形成支援処理のサブルーチン)
次に、回路形成支援処理のサブルーチンについて、図14から図21を用いて説明する。

【0119】
図14は、図13の回路形成支援処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。図15から図21は、医療機器操作支援装置30に表示された表示例を示す模式図である。

【0120】
図14に示すように、医療機器操作支援装置30は、回路形成画像を表示する(ステップS20)。具体的には、医療機器操作支援装置30の制御部36が、取得した操作手順情報の操作手順に従い、チューブ1等の管を医療機器10に接続して(輸液)回路を形成するための回路形成画像等および操作手順情報を表示部31に表示する。

【0121】
例えば、図15に示すように、医療機器10を模した医療機器画像31aと、輸液パック2を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、”(1)薬剤とポンプの確認をします”手順表示31bと、指示内容表示31eとが表示される。

【0122】
医療機器10を準備している看護師等の使用者は、指示内容表示31eに従い、輸液パック2の輸液コードをリーダー25で読み取る。そして、ベッドサイド端末装置20が、読み取った輸液コードと患者IDとをサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、輸液コードに基づき、記憶部42の薬剤データベースを参照して、輸液の薬剤情報を読み出し、ベッドサイド端末装置20に送信する。

【0123】
ベッドサイド端末装置20は、輸液の薬剤情報を、医療機器操作支援装置30の結果表示用に編集して、医療機器操作支援装置30に送信する。そして、図15に示すように、結果表示31fと、”(1)薬剤確認OK”のボタン31cとが、表示部31に表示される。

【0124】
ステップS20において、医療機器操作支援装置30は、医療機器10の回路と回路形成画像との比較を促す通知を行ってもよい。なお、直接的に比較を促す記載でなくても、指示内容表示31eにおいて操作を指示することにより、または、確認を促すボタン31cによっても、回路を模した画像が表示されているので、自動的に、比較を促すことになりやすい。従って、医療機器10の回路と回路形成画像との比較を促す通知には、指示内容表示31eやボタン31cも含まれる。また、医療機器10の回路と回路形成画像との比較を促す通知は、音声で通知してもよい。

【0125】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像を、前記医療機器の操作の手順に従って表示する表示手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記回路を形成する回路形成要素と前記回路形成画像との比較を促す通知をする通知手段の一例として機能する。

【0126】
次に、医療機器操作支援装置30は、承諾を受け付ける(ステップS21)。ボタン31cが選択された場合、制御部36が、操作部34から入力として承諾信号を取得する。このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像が表示された後、入力を受け付ける入力受付手段の一例として機能する。

【0127】
次に、医療機器操作支援装置30は、承諾情報を送信する(ステップS22)。具体的には、制御部36が、通信部33を介して、ボタン31cが選択された旨の承諾情報と、手順IDとをベッドサイド端末装置20に送信する。そして、ステップS7において、ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを受信する。

【0128】
次に、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する(ステップS23)。具体的には、医療機器操作支援装置30は、ステップS21の承諾の受付(入力)に対して、ベッドサイド端末装置20からの判定結果(医療機器を適切に稼働させるために必要な稼働情報の一例)を取得する。そして、ベッドサイド端末装置20からの判定結果に基づき、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する。

【0129】
例えば、輸液パック2の輸液コードを読み取る手順では、サーバ装置40は、患者IDに基づき、電子カルテDB42aを参照して、投薬情報と、輸液コードとを比較して、正しい輸液であるか判定を行う。サーバ装置40は、判定結果をベッドサイド端末装置20に送信する。ベッドサイド端末装置20は、サーバ装置40からの判定結果を医療機器操作支援装置30に送信する。

【0130】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記入力に対して、前記医療機器を適切に稼働させるために必要な稼働情報を取得する稼働情報取得手段の一例として機能する。

【0131】
操作が適切でない場合(ステップS23;NO)、医療機器操作支援装置30は、通知を行う(ステップS24)。例えば、サーバ装置40における判定結果が、正しい輸液でないとの情報を受信した場合、制御部36が、正しい輸液でない旨の情報を表示部31に表示したり、音で知らせたりする。

【0132】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像の部分に前記稼働情報を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。

【0133】
ステップS24で通知した後、通知の了解ボタンが選択された場合、医療機器操作支援装置30は、ステップS20に戻り、再度、回路形成画面を表示する。

【0134】
操作が適切である場合(ステップS23;YES)、医療機器操作支援装置30は、手順IDに基づき、最後の回路形成手順か否かを判定する(ステップS25)。なお、判定結果が、操作が適切であるとの判定の場合、次の操作手順に進み、操作が適切でない場合、次の操作手順に進まず、通知が出るので、使用者が医療機器10を適切に操作できるように導くことができる。

【0135】
以下、ステップS20からS25において、手順”(1)薬剤とポンプの確認をします”の次の手順”(2)輸液回路の準備をします”における手順”(2)-1 パックの接続確認”、手順”、手順”(2)-2 タンクの液量確認”手順”、(2)-3 ドア内チューブセットの確認”、手順”(2)-4 クレンメ位置・開閉の確認”の場合について、順に説明する。

【0136】
<手順(2)-1>
最後の手順でない場合(ステップS25;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS20に戻り、次の回路形成画面を表示する。例えば、図16に示すように、輸液パック2と点滴筒3とをチューブ1に接続を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、点滴筒3に滴下センサ(滴下検出部13)が設定された状態を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、”(2)輸液回路の準備をします”および”(2)-1 パックの接続確認”手順表示31bと、指示内容表示31eと、回路形成の注意箇所を強調するための表示31gと、”(2)-1 パックの接続確認OK”のボタン31cとが、表示部31に表示される。ここで、回路形成の注意箇所を強調するための表示31gは、図16に示すように、バルーン表示や、回路の一部を強調した画像、接続方向を示したマーク等でもよい。

【0137】
看護師等の使用者が、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面を見て、輸液パック2と点滴筒3とをチューブ1に接続する。看護師等の使用者が、点滴筒3に、医療機器10に接続した滴下検出部13を設定する。

【0138】
設定後も看護師等の使用者が、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面と設定した輸液回路と見比べて、輸液回路の確認を行う。

【0139】
次に、ステップS21において、ボタン31cが選択され、医療機器操作支援装置30は、操作部34から入力として承諾信号を取得する。ステップS22において、医療機器操作支援装置30は、承諾情報および手順IDをベッドサイド端末装置20に送信する。そして、ステップS7において、ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを受信する。

【0140】
次に、ステップS23において、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する。”(2)-1 パックの接続確認”の場合、ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを、医療機器10に送信する。ステップS8において、医療機器10は、医療機器設定処理を行う。医療機器10は、判定結果をベッドサイド端末装置20に送信する。ベッドサイド端末装置20は、医療機器10からの判定結果を医療機器操作支援装置30に送信する。そして、医療機器操作支援装置30は、ベッドサイド端末装置20からの判定結果に基づき、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する。

【0141】
操作が適切でない場合(ステップS23;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS24において、”(2)-1 パックの接続確認”の手順または操作が不適切である旨の通知を行う。

【0142】
例えば、図17に示すように、”エラー発生”の警告表示31h、”警告時刻”の警告表示31h、回路形成の注意箇所を強調するための表示31g(例えば、バルーン表示でエラーの内容を示したり、画像31dにおいて注意部分の色を変え、他の部分の色を薄くしたりする)、手順表示31bと、エラー内容を示す指示内容表示31e(回路形成画像の部分に前記判定結果を反映させて表示する一例)と、注意箇所の確認終了の入力を受け付ける”滴下センサの装着確認OK”のボタン31cとが、表示部31に表示される。

【0143】
なお、エラーの種類、エラーの内容、エラーが発生した回路形成要素等が、稼働情報として取得される。回路形成の注意箇所を強調するための表示31gは、回路形成画像の部分に稼働情報を反映させて表示する一例である。このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像の部分に前記稼働情報を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記表示手段に表示された前記回路形成画像の部分に前記判定結果を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。

【0144】
<手順(2)-2>
次に、操作が適切であり(ステップS23;YES)、最後の手順でない場合(ステップS25;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS20に戻り、次の回路形成画面を表示する。例えば、図18に示すように、点滴筒3を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、”(2)輸液回路の準備をします”および”(2)-2 タンク液量確認”手順表示31bと、画像の注意箇所(点滴筒3内の液量)を強調表示して、注意を促すための表示31gと、”(2)-2 タンク液量確認OK”のボタン31cとが、表示部31に表示される。

【0145】
看護師等の使用者が、点滴筒3の液量を確認した後、ステップS21において、ボタン31cが選択され、医療機器操作支援装置30は、操作部34から入力として承諾信号を取得する。ステップS22において、医療機器操作支援装置30は、承諾情報および手順IDを送信する。そして、ステップS7において、ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを受信する。

【0146】
点滴筒3の液量を測定するセンサが無い場合、ステップS23は省略され、医療機器操作支援装置30は、手順IDに基づき、最後の回路形成手順か否かを判定する(ステップS25)。

【0147】
<手順(2)-3>
次に、最後の手順でない場合(ステップS25;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS20に戻り、次の回路形成画面を表示する。例えば、図19に示すように、ドア部10aを開いた医療機器10の内部において、チューブ1が正しく設定された状態を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、ドア部10aを開いた医療機器10の内部において、チューブ1が正しく設定されていない状態を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、”(2)輸液回路の準備をします”および”(2)-3 ドア内チューブセットの確認”手順表示31bと、適否の状態を分かりやすくするための印31iと、”(2)-3 ドア内チューブセットの確認OK”のボタン31cと、指示内容表示31eと、チューブ1の装着方向を強調するような矢印(回路形成の注意箇所を強調するための表示31g)と、が表示部31に表示される。ここで、画像31dは、ドア部10aを開いた医療機器10の内部を模した医療機器画像31aに対して、チューブ1の画像を設定した画像である。

【0148】
看護師等の使用者が、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面を見て、医療機器10の内部にチューブ1を設定する。設定後も看護師等の使用者が、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面と設定した輸液回路と見比べて、輸液回路の確認を行う。そして、医療機器10のドア部10aが閉じられる。

【0149】
次に、ステップS21において、ボタン31cが選択され、医療機器操作支援装置30は、操作部34から入力として承諾信号を取得する。ステップS22において、医療機器操作支援装置30は、承諾情報および手順IDをベッドサイド端末装置20に送信する。そして、ステップS7において、ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを受信する。

【0150】
次に、ステップS23において、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する。ベッドサイド端末装置20は、承諾情報および手順IDを、医療機器10に送信する。ステップS8において、医療機器10は、医療機器設定処理を行い、ドア部10aが的確に閉じられたかをドアセンサからの信号を取得する。医療機器10は、ドアセンサの信号に基づき判定された判定結果をベッドサイド端末装置20に送信する。ベッドサイド端末装置20は、医療機器10からの判定結果を医療機器操作支援装置30に送信する。そして、医療機器操作支援装置30は、ベッドサイド端末装置20からの判定結果に基づき、医療機器操作支援装置30は、操作が適切か否かを判定する。

【0151】
操作が適切でない場合(ステップS23;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS24において、”(2)-3 ドア内チューブセットの確認”の手順が不適切である旨の通知を行う。例えば、図19の画像31dのようなドア内部の回路形成画像において、図17と同様に、バルーン表示でエラーの内容が示されたり、画像31dにおいて注意部分の色が変えられ、他の部分の色が薄くなったりする。さらに、図17と同様に、”エラー発生”の警告表示、”警告時刻”の警告表示、注意箇所の確認終了の入力を受け付けるボタン等も表示部31に表示される。

【0152】
<手順(2)-4>
次に、操作が適切であり(ステップS23;YES)、最後の手順でない場合(ステップS25;NO)、医療機器操作支援装置30は、ステップS20に戻り、次の回路形成画面を表示する。例えば、図20に示すように、医療機器10から出たチューブ1の途中に設定された輸液クレンメ4を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、”(2)輸液回路の準備をします”および”(2)-4 クレンメ位置・開閉の確認”手順表示31bと、画像の注意箇所を強調するための表示31gと、”(2)-4 クレンメ位置・開閉の確認OK”のボタン31cとが、表示部31に表示される。

【0153】
また、次の”(2)-5 チューブの状態の確認”の手順では、適否の比較のため、チューブ1の2つの状態を模した画像31d(回路形成画像の一例)と、(2)輸液回路の準備をします”および”(2)-5 チューブの状態の確認”手順表示31bと、適否の状態を分かりやすくするための印31iとが、表示部31に表示される。

【0154】
最後の手順である場合(ステップS25;YES)、医療機器操作支援装置30は、医療機器10の設定のための医療機器画像を表示する段階に移行させる確認画像を表示する(ステップS26)。例えば、図21に示すように、医療機器操作支援装置30は、”(2)-4 チューブの状態の確認OK”のボタン31cを表示部31に表示する。ボタン31cが選択されたら、回路形成支援処理のサブルーチンが終了し、医療機器操作支援装置30は、ステップS9の医療機器設定の処理を行う。

【0155】
(3.3 回路測定処理のサブルーチン)
次に、回路測定処理のサブルーチンについて、図22を用いて説明する。

【0156】
図22は、図13の回路測定処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。

【0157】
図22に示すように、医療機器10は、承諾情報を受信する(ステップS30)。具体的には、医療機器10の制御部19が、所定の操作手順が終了した旨の承諾情報および手順IDを、通信部18を介して、ベッドサイド端末装置20から受信する。

【0158】
次に、医療機器10は測定を行う(ステップS31)。例えば、手順IDに基づき、”(2)-1パックの接続確認”の手順の場合、制御部19が、滴下検出部13が医療機器10に接続されているか否か、滴下検出部13から適切な信号が来ているか否か等を判定するために、センサにより測定する。

【0159】
また、手順IDに基づき、”(2)-3 ドア内チューブセットの確認”の手順の場合、医療機器10のドア部10aが適切に閉じられる否かをドアセンサにより、制御部19が、測定する。また、ドア部10aが閉じられた状態で、気泡検出部14、閉塞検出部15等の各センサが正常に作動しているか否か判定するための測定を制御部19がする。

【0160】
次に、医療機器10は、操作が適切かを判定する(ステップS32)。具体的には、制御部19が、各センサからの信号に基づき、医療機器10の操作が適切かを制御部19が判定する。

【0161】
操作が適切である場合(ステップS32;YES)、医療機器10は判定結果を送信する(ステップS33)。具体的には、制御部19が、通信部18を介して、ベッドサイド端末装置20に、操作が適切である旨の判定結果を送信する。

【0162】
一方、操作が適切でない場合(ステップS32;NO)、医療機器10は通知(アラーム)する(ステップS34)。具体的には、制御部19が、警告のメッセージを表示するように表示部11を制御したり、警告音を発するようにスピーカを制御したりする。

【0163】
そして、ステップS33において、制御部19が、通信部18を介して、ベッドサイド端末装置20に、操作が適切でない旨の判定結果を送信する。

【0164】
(3.4 医療機器設定処理のサブルーチン)
次に、医療機器設定処理のサブルーチンについて図23および図24を用いて説明する。

【0165】
図23は、図13の医療機器設定処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。図24から図27は、医療機器操作支援装置30に表示された表示例を示す模式図である。

【0166】
図23に示すように、医療機器操作支援装置30は、医療機器画像を表示する(ステップS40)。具体的には、図24に示すように、制御部36が、取得した操作手順情報の操作手順に従い、医療機器10の表示部11の表示画面11aおよび医療機器10の操作面を模した医療機器画像31aおよび操作手順情報を表示部31に表示する。また、表示部31には、”(3)輸液ポンプの設定をします”手順表示31b、ボタン31c、入力値の入力欄31j等が表示される。

【0167】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記医療機器画像を表示する表示手段の一例として機能する。

【0168】
次に、医療機器操作支援装置30は、入力値を受け付ける(ステップS41)。例えば、入力欄31jがタップされた場合、図25に示すように、制御部36が、数字入力キー31kを表示する。看護師等の使用者は、数字入力キー31kをタップして、患者Pに処方されている輸液総量、および、輸液時間を入力する。

【0169】
なお、図24に示すような投薬量確認のボタン31cが選択された場合、医療機器操作支援装置30は、電子カルテDB42aから投薬情報の要求および患者IDをベッドサイド端末装置20に送信してもよい。医療機器操作支援装置30は、ベッドサイド端末装置20から投薬量を取得して、制御部36が、入力欄31jに入力値を反映させてもよい。

【0170】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像が表示された後、入力を受け付ける入力受付手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記医療機器画像が表示された後、前記医療機器に入力する入力値を受ける入力受付手段の一例として機能する。

【0171】
次に、医療機器操作支援装置30は、医療機器の稼働値を表示する(ステップS42)。具体的には、制御部36が、入力された輸液総量および輸液時間から、医療機器10を稼働させるための値に変換した稼働値(医療機器を適切に稼働させるために必要な稼働情報の一例)に変換することにより、稼働値を取得する。例えば、流量[ml/h]=500ml×60/100。そして、制御部36が、図25に示すように、稼働値として、流量の値、予定量の値を反映した医療機器画像31aを、表示部31に表示する。

【0172】
なお、入力値が、輸液総量と流量との組み合わせの場合は、稼働値として、輸液総量と流量そのまま、表示してもよい。入力値が、輸液時間と流量との組み合わせの場合は、稼働値として、輸液時間と流量とから輸液総量を算出してもよい。

【0173】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記入力に対して、前記医療機器を適切に稼働させるために必要な稼働情報を取得する稼働情報取得手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記入力値を、前記医療機器を稼働させるための値に変換した稼働値を取得する稼働情報取得手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記表示手段に表示された前記医療機器画像の表示画面の部分に前記稼働値を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。

【0174】
そして、医療機器操作支援装置30は、変換された稼働値を、ベッドサイド端末装置20に送信する。ステップS10において、ベッドサイド端末装置20は、稼働値を受信し、医療機器10に送信する。医療機器10は、通信部18を介して、稼働値を受信する。医療機器10は、受信した稼働値にパラメータを設定し、表示部11の表示画面11aの部分に稼働値を表示させる。

【0175】
次に、医療機器操作支援装置30は、医療機器画像と表示画面11aとの比較を促す通知を行う(ステップS43)。具体的には、図25に示すような入力終了のボタン31cが選択された場合、制御部36が、図26に示すように、医療機器画像と表示画面11aとの比較を促す画面(指示内容表示31e)を、表示部31に表示する。なお、医療機器画像と表示画面11aとの比較を促す通知には、ボタン31c等も含まれる。また、医療機器操作支援装置30は、医療機器画像と表示画面11aとの比較を促すように、音声で通知してもよい。

【0176】
看護師等の使用者は、指示内容表示31eに従い、医療機器操作支援装置30において稼働値が反映された医療機器画像31aと、医療機器10の表示部11の表示画面11aの稼働値と、比較して確認する。

【0177】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記医療機器の表示画面(回路形成要素の一例)と前記稼働値が表示された前記医療機器画像(回路形成画像の一例)との比較を促す通知をする通知手段の一例として機能する。

【0178】
なお、医療機器操作支援装置30が、オフラインで、医療機器10と電気的または電磁気的に接続していない場合、看護師等の使用者は、医療機器操作支援装置30において稼働値が反映された医療機器画像31aを見ながら、医療機器10に直接、稼働値を設定してもよい。

【0179】
次に、医療機器操作支援装置30は、医療機器を使用する段階に移行させる確認画像を表示する(ステップS44)。具体的には、制御部36が、図27に示すように、”A様、ご了解頂けましたか?”ボタン31cを表示部31に表示して、サブルーチンを終了する。看護師等の使用者が、患者P(”A様”)に、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面を見せて内容を説明して、患者Pにボタン31cを選択してもらう。

【0180】
なお、ボタン31cを選択してもらう前に患者Pを特定するために、医療機器操作支援装置30が、患者Pの認証コードを医療機器操作支援装置30のカメラで撮像することにより、認証コードを読み取ってもよい。また、患者の音声をマイクから取得して、音声認識により、患者を特定してもよい。リーダー25を医療機器操作支援装置30に接続して患者Pの認証コードを読み取ってもよい。さらに、ボタン31cをタップして選択の代わりに、音声認識で選択するようにしてもよい。また、患者の指紋認証により、患者Pを特定してもよい。また、医療機器を使用する段階に移行させる確認画像の代わりに、音声で、通知してもよい。

【0181】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記稼働値を前記医療機器に設定した後、前記対象に前記医療機器を使用する段階に移行させる確認画像を表示するように、前記表示手段を制御するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。

【0182】
次に、ステップS12において、医療機器操作支援装置30が、医療機器10を使用する段階に移行させる確認画像として、”(4)輸液を開始します”画像と、患者に穿刺を模した画像と、穿刺の確認事項と、中断ボタンと、”穿刺完了および輸液開始”ボタンと、を表示部31に表示する。医療機器操作支援装置30が、”穿刺完了および輸液開始”ボタンから、医療機器10の動作を開始する承諾を受け付ける。

【0183】
ここで、医療機器10の動作が開始後のエラー発生時の表示について説明する。なお、エラーの発生原因として、患者がチューブ1を外した場合、輸液がなくなった場合、医療機器10自体の故障等が挙げられる。医療機器10の各センサが、エラーを検出する。

【0184】
特定の医療機器10において、エラーが発生した場合、医療機器10は、機器IDと、医療機器10の各センサに応じたエラー情報とを、ベッドサイド端末装置20に送信する。ベッドサイド端末装置20は、ベッドサイド端末IDと共に、受信した機器IDおよびエラー情報をサーバ装置40に送信する。

【0185】
サーバ装置40は、記憶部42のデータベースを参照して、機器IDまたはベッドサイド端末IDから、医療機器10が設置された場所(例えば、病室番号)、患者ID等を求める。そして、サーバ装置40は、医療機器10が設置された場所に関する情報、患者ID等を、医療機器操作支援装置30に送信する。なお、サーバ装置40は、アクセスポイントApを介して、医療機器10が設置された場所に関する情報を、他の医療機器操作支援装置30に送信してもよい。この場合、気がついた看護師等の使用者がエラーに対処できる。

【0186】
医療機器操作支援装置30は、図28に示すように、表示部31にエラー関連の情報を、表示部31に表示する。例えば、医療機器10の表示画面11a(回路形成画像の部分の一例)にエラー表示された状態(判定結果の一例)を模した医療機器画像31aと、エラーが発生した医療機器10が設置してある場所や、患者の氏名、エラーの原因の内容等を示した指示内容表示31eと、警告表示31hと、エラー内容の詳細を確認するためのボタン31c等とが、表示される。

【0187】
なお、医療機器操作支援装置30自体が振動して、エラーの発生を使用者が気づきやくするようにしてもよい。医療機器操作支援装置30に警告ランプまたは表示部31の表示が点滅するようにしてもよい。

【0188】
このように、医療機器操作支援装置30は、前記回路形成画像の部分に前記稼働情報を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。また、医療機器操作支援装置30は、前記表示手段に表示された前記回路形成画像の部分に前記判定結果を反映させて表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手段の一例として機能する。

【0189】
エラー内容の詳細を確認するためのボタン31cが選択された場合、図29に示すように、エラー内容の詳細を確認するための表示が、表示部31に現れる。例えば、医療機器10の表示画面11a(回路形成画像の部分の一例)にエラー表示された状態(判定結果の一例)を模した医療機器画像31aと、エラーの種類を示す指示内容表示31eと、”エラー発生”の警告表示31hと、”警告時刻”の警告表示31hと、エラー対処開始ボタン31c-1と、音声報告ボタン31c-2と、エラー対処完了ボタン31c-3等とが、表示部31に表示される。

【0190】
指示内容表示31eには、複数のエラーの種類のうち、エラーの発生の原因に関連する特定の種類が強調されたり、表示されたりする。また、エラー対処開始ボタン31c-1が選択されると、これに対応した対処方法が表示される。エラー対処完了ボタン31c-3が選択されると、サーバ装置40等に対処完了の報告情報が送信される。音声報告ボタン31c-2が選択されると、看護師等の使用者が話した音声が、ナースステーション等に放送される。なお、ベッドサイド端末装置20の表示部21に、図28および図29のような表示がされてもよい。

【0191】
以上、本実施形態によれば、医療機器操作支援装置30を使用する使用者が、医療機器10に管(例えば、チューブ1)を接続して形成される回路を模し、医療機器10の稼働情報を反映させた回路形成画像(医療機器画像31a、画像31d等)を見ながら、医療機器10を直接操作したり、回路を形成したりできるので、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0192】
また医療機器操作支援装置30を使用する使用者が、医療機器10の操作の手順に従って、医療機器10に管(例えば、チューブ1)を接続して形成される回路を模した回路形成画像(医療機器画像31a、画像31d等)を見ながら、医療機器10を直接操作したり、回路を形成したりできるので、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0193】
また、医療機器10と管(例えば、チューブ1)とを接続して形成される回路全体または一部(回路形成要素)等を模して、そっくりまたは類似しているため、回路全体または一部と、回路形成画像(医療機器画像31a、画像31d等)とが比較がしやすくなり、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0194】
また、医療機器操作支援装置30を使用する使用者が、医療機器10の表示画面11aを模した医療機器画像31aおよび医療機器10の稼働値を見ながら、医療機器10を操作できるので、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0195】
また、医療機器10の表示画面11aを模した医療機器画像31aであるので、実際に医療機器10を患者Pがのぞいて確認しなくても、医療機器操作支援装置30の表示部31の画面を患者Pに見せることにより、稼働値等の情報を、患者Pと共有しやすくなる。

【0196】
また、医療機器10の表示画面11a等を模して、そっくりまたは類似しているため、医療機器10の表示画面11a等と、医療機器画像31aとが比較がしやすくなり、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0197】
医療機器10の疑似的なインターフェースを表示できる。

【0198】
また、稼働値を医療機器10に設定した後、対象(例えば、患者P)に医療機器10を使用する段階に移行させる確認画像を表示する場合、稼働値の設定後、医療機器10を稼働させる直前に、医療機器操作支援装置30によって確認画像を表示して注意を促すことにより、稼働値の正確な入力を確実にできるように、最終確認を取ることができる。また、確認画像を患者に見せて、図27に示すように、同意を求めるボタン31cを患者Pに選択してもらえるようにすることにより、患者Pの同意の下、医療機器10の使用を開始できる。

【0199】
また、回路を形成する回路形成要素(医療機器10、医療機器10の表示画面11a、チューブ1、輸液パック2、点滴筒3、輸液クレンメ4、滴下検出部13、気泡検出部14、閉塞検出部15、駆動部16、ドア部10a、チューブガイド10b、チューブクランプ10c等)と、回路形成画像(画像31d、稼働値が表示された医療機器画像31a等)との比較を促す通知をする場合、通知に従い、例えば稼働値が表示された医療機器画像31aと医療機器10の表示画面11aとを比較しながら、医療機器10を操作できるので、医療機器10の操作が適切に導かれ、医療機器10の正確な操作を支援できる。

【0200】
使用者が選択可能で、次の医療機器10の操作の手順に移行させる確認画像(例えば、図15から図20における画像(ボタン31c))を表示し、確認画像の選択を受け付け、稼働情報として、医療機器10の操作の可否の判定結果を取得し、表示部31に表示された回路形成画像(例えば、画像31d)の部分に判定結果を反映させて表示する場合(例えば、図17、図28、およb、図29)、判定結果が反映された回路形成画像を見ながら、医療機器10を直接操作したり、回路を形成したりできるので、医療機器10の操作が適切に導かれるように、医療機器10の操作を支援できる。

【0201】
また、管(例えば、チューブ1)を医療機器10に接続して回路を形成する際に、当該管を医療機器10に接続して形成される回路を模した回路形成画像を表示する場合、輸液回路等の回路を模した回路形成画像(例えば、画像31d)を見て、医療機器10の管の設定の操作が適切に導かれる。

【0202】
また、医療機器10を操作する次の段階の操作に移行させる確認画像(例えば、図15から図20における画像(ボタン31c))を表示する場合、次の段階に確実に、ステップバイステップで医療機器の操作が適切に導かれるように、医療機器の操作を支援できる。

【0203】
また、医療機器10が操作された情報を、医療機器10から取得し、医療機器操作支援装置30が操作された情報を、医療機器操作支援装置30から取得する場合、医療機器10に対する操作の履歴を記憶することができる。

【0204】
なお、人工呼吸装置の場合、回路(呼吸回路)形成要素として、人工呼吸装置本体、チューブ、ウォータトラップ、バクテリアフィルタ、加温加湿器、流量センサ等が挙げられる。表示画面として、呼吸パターンや設定値を表示するモニタが挙げられる。また、稼働値として、呼吸数、換気モード、一回換気量、ピーク気道内圧、吸気フロー等が挙げられる。

【0205】
また、腎透析装置の場合、回路(血液回路)形成要素として、腎透析装置本体、血液ポンプ、チューブ、フィルタ、ダイアライザ等が挙げられる。表示画面として、設定値および体重、平均血圧、心拍数等の患者の状態を表示するモニタ等が挙げられる。
稼働値として、透析時間、標準化透析量、尿素除去率等が挙げられる。

【0206】
なお、医療機器画像31aが選択された場合、医療機器画像の詳細な画像や拡大画像が表示されるようにしてもよい。また、画像31dが選択された場合、回路の詳細な画像や拡大画像が表示されるようにしてもよい。これらの場合、回路形成要素等を確認しやすくなり、比較しやすくなる。

【0207】
また、医療機器操作支援装置30が、ベッドサイド端末装置20の機能を有してもよい。この場合、医療機器操作支援装置30が、医療機器10と通信を直接行う。また、医療機器操作支援装置30が、ネットワークNを介して、サーバ装置40との通信を直接行う。また、サーバ装置40は、複数あって、各サーバ装置に機能を分散させてもよい。各サーバ装置は、異なる場所に設置されていてもよい。

【0208】
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0209】
1:チューブ(管)
10:医療機器
11a:表示画面
20:ベッドサイド端末装置
30:医療機器操作支援装置
31:表示部(表示手段)
31a:医療機器画像(回路形成画像)
31d:画像(回路形成画像)
40:サーバ装置
S:医療機器操作支援システム
P:患者(対象)
Drawing
(In Japanese)【図1】
0
(In Japanese)【図2】
1
(In Japanese)【図3】
2
(In Japanese)【図4】
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(In Japanese)【図5】
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(In Japanese)【図6】
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(In Japanese)【図7】
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(In Japanese)【図8】
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(In Japanese)【図9】
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(In Japanese)【図10】
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(In Japanese)【図11】
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(In Japanese)【図12】
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(In Japanese)【図13】
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(In Japanese)【図14】
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(In Japanese)【図15】
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(In Japanese)【図16】
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(In Japanese)【図17】
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(In Japanese)【図18】
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(In Japanese)【図19】
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(In Japanese)【図20】
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(In Japanese)【図21】
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(In Japanese)【図22】
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(In Japanese)【図23】
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(In Japanese)【図24】
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(In Japanese)【図25】
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(In Japanese)【図26】
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(In Japanese)【図27】
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(In Japanese)【図28】
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(In Japanese)【図29】
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