【0022】 具体的には、地殻データ解析装置1は、対象データから、地殻存在度が第1の閾値以上のデータを削除して削除済データを作成する。そして、地殻データ解析装置1は、削除済データが第1エリアよりも広い第2エリアにおける平均地殻存在度を平均値とする正規分布に従うまで第1の閾値を変化させ、削除済データのうち、最もデータ数が少ない削除済データにおける最大の地殻存在度の値を、地化学異常の閾値に決定する。第2エリアにおける平均地殻存在度として、例えば、Rudnick, R.L. and Gao, S. (2003) The Composition of the Continental Crust, p1-64. In The Crust (ed. R.L. Rudnick) Vol. 3, Treatise on Geochemistry (eds. H.D. Holland and K.K. Turekian), Elsevier-Pergamon, Oxfordに示されている上部大陸地殻の平均化学組成データを用いることができる。