(In Japanese)【課題】本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち、GNSS測位のように積極的に測位することなく物理量分布図を作成することができる物理量分布図の作成方法、及び物理量分布図作成装置を手供することである。 【解決手段】本願発明の物理量分布図の作成方法は、対象範囲の物理量分布図を作成する方法であり、移動計測工程と、物理量設定工程、正射画像作成工程、分布図作成工程を備えた方法である。物理量設定工程では、移動計測工程で得られた物理量に基づいて、それぞれの地面画像に対して代表物理量を付与する。また正射画像作成工程では、複数の地面画像に基づいて対象範囲の正射画像を作成する。そして分布図作成工程では、正射画像に代表物理量を表示することで物理量分布図を作成する。 【選択図】図2
【0041】 移動計測工程で地面画像と物理量を取得できると、正射画像を作成(Step200)し、物理量を設定(Step300)する。正射画像作成工程(Step200)では、複数の地面画像間を合成して対象範囲の正射画像を作成する。具体的には、隣接する地面画像間に収められた特徴点を合わせて(マッチングして)合成していく、SfM(Structure from Motion)技術を用いて対象範囲の正射画像を作成する。そのため地面画像取得工程(Step111)では、図4(a)に示すように隣接する2枚の画像(以下、「隣接画像」という。)が適度に重複(ラップ)するように地面画像を取得する。