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明細書 :寿命延長剤、抗老化剤、化粧料及び飲食品組成物

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 再公表特許(A1)
発行日 令和2年8月27日(2020.8.27)
発明の名称または考案の名称 寿命延長剤、抗老化剤、化粧料及び飲食品組成物
国際特許分類 A61K  31/198       (2006.01)
A61K  31/401       (2006.01)
A61P  43/00        (2006.01)
A61K   8/44        (2006.01)
A61K   8/49        (2006.01)
A61Q  19/08        (2006.01)
A61P   3/00        (2006.01)
A23L  33/175       (2016.01)
FI A61K 31/198
A61K 31/401
A61P 43/00 107
A61K 8/44
A61K 8/49
A61Q 19/08
A61P 3/00
A23L 33/175
国際予備審査の請求
全頁数 13
出願番号 特願2019-534576 (P2019-534576)
国際出願番号 PCT/JP2018/029016
国際公開番号 WO2019/026993
国際出願日 平成30年8月2日(2018.8.2)
国際公開日 平成31年2月7日(2019.2.7)
優先権出願番号 2017149768
優先日 平成29年8月2日(2017.8.2)
優先権主張国 日本国(JP)
指定国 AP(BW , GH , GM , KE , LR , LS , MW , MZ , NA , RW , SD , SL , ST , SZ , TZ , UG , ZM , ZW) , EA(AM , AZ , BY , KG , KZ , RU , TJ , TM) , EP(AL , AT , BE , BG , CH , CY , CZ , DE , DK , EE , ES , FI , FR , GB , GR , HR , HU , IE , IS , IT , LT , LU , LV , MC , MK , MT , NL , NO , PL , PT , RO , RS , SE , SI , SK , SM , TR) , OA(BF , BJ , CF , CG , CI , CM , GA , GN , GQ , GW , KM , ML , MR , NE , SN , TD , TG) , AE , AG , AL , AM , AO , AT , AU , AZ , BA , BB , BG , BH , BN , BR , BW , BY , BZ , CA , CH , CL , CN , CO , CR , CU , CZ , DE , DJ , DK , DM , DO , DZ , EC , EE , EG , ES , FI , GB , GD , GE , GH , GM , GT , HN , HR , HU , ID , IL , IN , IR , IS , JO , JP , KE , KG , KH , KN , KP , KR , KW , KZ , LA , LC , LK , LR , LS , LU , LY , MA , MD , ME , MG , MK , MN , MW , MX , MY , MZ , NA , NG , NI , NO , NZ , OM , PA , PE , PG , PH , PL , PT , QA , RO , RS , RU , RW , SA , SC , SD , SE , SG , SK , SL , SM , ST , SV , SY , TH , TJ , TM , TN , TR , TT
発明者または考案者 【氏名】佐藤 健司
【氏名】松田 修
【氏名】岸田 綱郎
【氏名】井上 喜博
出願人 【識別番号】504132272
【氏名又は名称】国立大学法人京都大学
【識別番号】509349141
【氏名又は名称】京都府公立大学法人
【識別番号】504255685
【氏名又は名称】国立大学法人京都工芸繊維大学
個別代理人の代理人 【識別番号】110000796、【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
審査請求 未請求
テーマコード 4B018
4C083
4C086
4C206
Fターム 4B018MD19
4B018ME10
4C083AC581
4C083AC582
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要約 本発明は、D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長剤を提供するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】
D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長剤。
【請求項2】
D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長用化粧料。
【請求項3】
D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長用飲食品組成物。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、寿命延長剤及び抗老化剤に関する。
【0002】
また、本発明は、寿命延長用化粧料、寿命延長用飲食品組成物、抗老化化粧料、抗老化用飲食品組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
近年の分析技術の進展に伴い、微生物、植物を始め、哺乳動物にも様々なD-アミノ酸が存在し、多様な生理機能を果たしていることが明らかになり、注目されている。
【0004】
特許文献1は、肌の老化抑制作用、肌質改善作用を有する化粧料として、ヒドロキシプロリン(またはヒドロキシプロリンのN-アシル化誘導体)を開示する。
【0005】
特許文献2は、特定のアミノ酸のL体/D体の濃度比を、腎不全の早期診断マーカーとすることを開示する。
【0006】
特許文献3は、コラーゲン産生を促進し、光老化やシワ等の皮膚状態を改善する組成物として、D-アスパラギン酸またはD-アラニンを含む組成物を開示する。
【0007】
特許文献4は、ヒドロキシプロリンもしくはヒドロキシプロリンのN-アシル誘導体を含有する肌の老化抑制、肌質改善用化粧料に関する記載が開示されている。
【先行技術文献】
【0008】

【特許文献1】特開2002-080321
【特許文献2】特開2015-132598
【特許文献3】WO2011/040363
【特許文献4】特許第4714071号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、寿命延長剤、抗老化剤、或いはそれらを含む化粧料及び飲食品組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の寿命延長剤、化粧料及び飲食品組成物を提供するものである。
項1. D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長剤。
項2. D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長用化粧料。
項3. D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長用飲食品組成物。
【0011】
さらに、本発明は、以下の抗老化剤、化粧料及び飲食品組成物を提供するものである。
項A. D-プロリンを含む抗老化剤。
項B. D-プロリンを含む抗老化化粧料。
項C. D-プロリンを含む抗老化用飲食品組成物。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む寿命延長剤並びに寿命延長作用を有する化粧料及び飲食品組成物が提供できる。
【0013】
また、本発明によれば、D-プロリンを含む新規な抗老化剤/アンチエージング剤、抗老化作用/アンチエージング作用を有する化粧料及び飲食品組成物が提供される。
【0014】
D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸、特にD-プロリンはMenin-Bach2系を介してT細胞の老化を抑制し、それにより全身の老化を抑制することができる。
【0015】
本発明において、D-プロリンは、ショウジョウバエなどの動物の寿命延長作用を有することが実証された。したがって、本発明の有効成分は、寿命の延長に必要な脳、免疫などの機能の賦活、例えば老化に伴う中枢神経、末梢神経、自律神経、心血管系、呼吸器、消化器、肝胆膵、骨軟骨、筋肉靭帯、運動器、皮膚、結合織、脂肪、褐色脂肪、内分泌、外分泌、乳腺、腎泌尿器、生殖器、感覚器、咽頭喉頭、頭頚部、歯牙歯周組織、舌、代謝、造血器、および免疫系の機能低下の改善が期待でき、特に記憶力の低下の改善、免疫能の低下の改善などの作用が期待できる。
【0016】
実施例で使用した老化促進ショウジョウバエは有用な実験動物であり、Cu/Zn-SODの欠損により活性酸素の消去が不十分になり老化促進作用を示し、寿命が短縮される。本発明の寿命を延長する有効成分は活性酸素の蓄積による老化、さらにそれに伴う寿命の短縮を抑制できるので、寿命延長作用だけでなく活性酸素による老化を遅らせることができる。例えば、本発明の寿命延長用化粧料は肌に塗ることで、肌の細胞寿命を延長することができ、若々しい肌状態を長く保つことができる。本発明の寿命延長用飲食品組成物を摂取することで、体内の活性酸素による影響を軽減することができ、内面的にも若い状態を保持することができ、健康寿命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】D-プロリンの濃度依存的なショウジョウバエ成虫の寿命延長効果。検定系統:ショウジョウバエ早期老化系統雄20、60、200、400 mg/ml濃度で飼料にまぜて摂食。D-プロリンが用量依存的に老化促進ショウジョウバエ成虫の寿命を延長することを示す。L-プロリンには効果はない。
【図2】プロリン類似D-アミノ酸によるショウジョウバエ成虫の寿命延長効果検定系統:ショウジョウバエ早期老化系統雄60、200、400 mg/ml濃度で飼料にまぜて摂食。D-アスパラギン酸が400μg/mlで老化促進ショウジョウバエ成虫の寿命を延長することを示す(log-rank test p<0.05)。【図5】脾臓由来単核球における、CD27/CD62Lの発現解析(フローサイトメトリー)(Day 495)。CD27(-)/CD62L(-)細胞は老化の指標になる。
【図6】脾臓由来単核球における、MeninとBach2の発現(Real time RT-PCR)(Day 495)。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の寿命延長剤の有効成分として、D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸が挙げられ、これらを1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのD-化合物は、純粋なD-化合物であってもよく、D-化合物とL-化合物の任意の割合の混合物(ラセミ体を含む)を使用してもよい。

【0019】
D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸の構造式を以下に示す。

【0020】
【化1】
JP2019026993A1_000002t.gif

【0021】
本発明の抗老化剤の有効成分として、D-プロリンが挙げられる。これらのD-化合物は、純粋なD-化合物であってもよく、D-化合物とL-化合物の任意の割合の混合物(ラセミ体を含む)を使用してもよい。

【0022】
寿命延長及び抗老化の有効成分はD-化合物のみであり、L-化合物は寿命延長作用及び抗老化作用を示さない。

【0023】
本発明の寿命延長剤、抗老化剤、或いはそれらを含む化粧料及び飲食品組成物は、ヒト、イヌ、ネコなどのペットに適用することができ、ヒトに適用することが好ましい。

【0024】
本発明の寿命延長剤を経口で摂取する場合、成人1日あたり1 mg~25 g程度、好ましくは10 mg~20 g程度、より好ましくは100 mg~15 g程度の摂取量が望ましい。本発明の寿命延長用飲食品組成物は、D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、これらは、経口で摂取する場合、成人1日あたり1 mg~25 g程度、好ましくは10 mg~20 g程度、より好ましくは100 mg~15 g程度の摂取量が望ましい。

【0025】
本発明の抗老化剤を経口で摂取する場合、成人1日あたり1 mg~25 g程度、好ましくは10 mg~20 g程度、より好ましくは100 mg~15 g程度の摂取量が望ましい。本発明の抗老化用飲食品組成物は、D-プロリンを含み、これらは、経口で摂取する場合、成人1日あたり1 mg~25 g程度、好ましくは10 mg~20 g程度、より好ましくは100 mg~15 g程度の摂取量が望ましい。

【0026】
本発明の寿命延長剤を医薬又は化粧料の皮膚外用剤としてヒトに適用する場合、D-プロリン、D-ヒドロキシプロリン及びD-アスパラギン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の濃度は、0.001~10質量%程度、好ましくは0.01~5質量%程度が挙げられる。

【0027】
本発明の抗老化剤を医薬又は化粧料の皮膚外用剤としてヒトに適用する場合、D-プロリンの濃度は、0.001~10質量%程度、好ましくは0.01~5質量%程度が挙げられる。

【0028】
本発明の寿命延長剤、抗老化剤は医薬製剤として摂取することができる。製剤としては、錠剤(タブレット)、カプセル剤、顆粒剤、粉末剤、丸剤、トローチ、液剤、注射剤、点滴剤、吸入剤、ドリンク剤、シロップ剤、坐剤、経皮吸収剤、パッチ剤、サシェ、硬膏剤、軟膏剤などが挙げられる。

【0029】
本発明の化粧料としては、ファンデーション、乳液、ローション、化粧水、口紅、頬紅、化粧下地などが挙げられる。

【0030】
飲食品としては、乳飲料、発酵乳飲料、炭酸飲料、果汁飲料、清涼飲料、スポーツ飲料、栄養補助飲料等の飲料、飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、アイスクリーム、ヨーグルト、バター、パン類、サプリメント、栄養補助食品、流動食等が挙げられる。
【実施例】
【0031】
以下、本発明を実施例に基づきより詳細に説明するが、本発明がこれら実施例に限定されないことはいうまでもない。
【実施例】
【0032】
実施例1
アミノ酸置換により活性が低下したCu/Zn-SODをもつショウジョウバエ雄の突然変異体(sod1[n1])を用い、直径25mmプラスチックチューブに成虫を入れて飼育し、D-プロリン(D-Pro)を20、60、200、400 μg/ml、或いはL-プロリン(L-Pro)を400 μg/ml濃度で含むショウジョウバエの簡易培地(Instant medium)の餌を摂取させて、寿命を測定した。結果を試験に用いたキイロショウジョウバエの数(n)とともに図1に示す。コントロール(Control)は追加の D-Pro/L-Proを添加していない簡易培地を用いた。
【実施例】
【0033】
図1に示すように、ショウジョウバエの寿命は、濃度依存的に増加した。
【実施例】
【0034】
実施例2
アミノ酸置換により活性が低下したCu/Zn-SODをもつショウジョウバエ雄の突然変異体(sod1[n1])を用い、直径25mmプラスチックチューブに成虫を入れて飼育し、D-プロリン(D-Pro)を400 μg/ml、或いはD-アスパラギン酸(D-Asp)を60、200、400μg/ml濃度で含むショウジョウバエの簡易培地(Instant medium)の餌を摂取させて、寿命を測定した。結果を試験に用いたキイロショウジョウバエの数(n)とともに図2に示す。コントロール(Control)は追加のD-Pro/D-Aspを添加していない簡易培地を用いた。
【実施例】
【0035】
図2に示すように、D-Aspはショウジョウバエの寿命を濃度依存的に延長したが、その効果はD-Proの方が有意に高かった。
【実施例】
【0036】
実施例3
アミノ酸置換により活性が低下したCu/Zn-SODをもつショウジョウバエ雄の突然変異体(sod1[n1])を用い、直径25mmプラスチックチューブに成虫を入れて飼育し、D-プロリン(D-Pro)を400 μg/ml、或いはD-ヒドロキシプロリン(D-HP)を60、200、400μg/ml濃度で含むショウジョウバエの簡易培地(Instant medium)の餌を摂取させて、寿命を測定した。結果を試験に用いたキイロショウジョウバエの数(n)とともに図3に示す。コントロール(Control)は追加のD-Pro/D-HPを添加していない簡易培地を用いた。
【実施例】
【0037】
図3に示すように、D-HPはショウジョウバエの寿命を濃度依存的に延長したが、その効果はD-Proの方が有意に高かった。
【実施例】
【0038】
実施例4
C57BL/6マウス8週齢(清水実験材料より購入)に普通水(Control群 ; N=3)、0.2mg/mlの濃度でL-プロリン(ナカライテスク社製)を溶解した水( L-プロリン群 ; N3)或いは0.2mg/mlの濃度でD-プロリン(ナカライテスク社製)を溶解した水( D-プロリン群 ; N3)を自由飲水で投与した。495日目に安楽死させたのち脾臓を摘出し、0.45μMのストレーナーを用いて脾臓をすり潰し、脾臓由来細胞の懸濁液を作成した(図4)。1000G 5分間、遠心分離後、上清を吸引除去したのち、細胞ペレットに2mlの塩化アンモニウム溶血剤(8.99mg/ml NH4Cl、1mg/ml KHCO3、37μg/ml EDTA4Naを含む蒸留水)を添加したのち懸濁して 2分間室温で静置処理した。その後10mlの10%FBSを含むRPMI 1640 培地を添加後、1000G 5分間、遠心分離したのち上清を吸引除去した。10%FBSを含むRPMI 1640 培地を5ml添加し細胞懸濁液(脾臓由来単核球)を作製した。この細胞懸濁液を、実施例5と実施例6に用いた。
【実施例】
【0039】
実施例5
実施例4の脾臓由来単核球1x106個を1.5mlエッペンチューブに入れたのち900G 5分 遠心分離後、上清を吸引除去し50μlのFACSバッファー(0.5% BSA、0.01% NaNO, 1mM EDTAを溶解したPBS(-))を添加したのち、FITC標識マウス抗CD27抗体(NOVUS;NPB-1-44021)及び、PE標識マウス抗CD62L抗体(ABGENT;ATB10190)で20分間 氷上でインキュベートしたのち、FACSバッファーで2回洗浄したのちフローサイトメトリー(Becton Dickinson :FACS Caliber)を用いて解析した。
【実施例】
【0040】
その結果を図5に示す。D-プロリン投与群ではControl群およびL-プロリン投与群と比較して、CD62陰性CD27陰性の老化マーカーを有するT細胞が有意に少なく、D-プロリンの投与する事が免疫系の老化抑制に寄与したことが示された。
【実施例】
【0041】
実施例6
実施例4の脾臓由来単核球1x105個からQiagen社製 RNA easy Mini Kitを用いてtotal RNA を抽出した。このRNA から、Toyobo社製のRever Tra Ace qPCR RT Master Mix を用いてcDNA を合成した。このcDNA にReal-time PCR Master Mix と、Menin遺伝子、Bach2遺伝子またはβアクチン遺伝子に特異的なprimers とTaqman probe を、混和した。ABI社製のAB7300 Real-time PCR system を用いてqRT-PCR を行った。Menin 遺伝子およびBach2遺伝子のmRNA レベルをβ アクチン遺伝子mRNAレベルに対する比として定量し、Control群の脾臓由来単核球の値を1として算出した。
【実施例】
【0042】
その結果を図6に示す。D-プロリン投与群ではControl群およびL-プロリン投与群と比較して、Menin遺伝子およびBatch遺伝子のmRNA発現が高く、D-プロリン投与によるT細胞老化の抑制にMenin-Bach2系が関与していることが示唆された。
図面
【図1】
0
【図2】
1
【図3】
2
【図4】
3
【図5】
4
【図6】
5