【0051】 [プロモーター] 時期特異的な発現を可能にするプロモーターの具体例としては、例えば、Neuron specific enolase遺伝子(マウスの場合では、生後3日以降に神経細胞内で発現)、Pcp2遺伝子(マウスの場合では、生後6日以降に小脳プルキンエ細胞内で発現)のプロモーター等が挙げられる。また、組織特異的な発現を可能にするプロモーターの具体例としては、例えば、アルブミン遺伝子(肝細胞で特異的に発現)、インスリン遺伝子(膵β細胞で特異的に発現)、Nestin遺伝子(神経幹細胞及びグリア細胞に特異的に発現)のプロモーター等が挙げられる。時期特異的及び組織特異的な発現を可能にするプロモーターの具体例としては、例えば、カルシウムカルモジュリン依存性タンパク質キナーゼII(CaMKII)遺伝子(マウスの場合では、生後2週間以降に海馬組織の神経細胞に特異的に発現)のプロモーター等が挙げられる。