C12N 15/62 Z C12N 15/12 ZNA C12N 15/63 Z C12N 5/10 A01K 67/033 501 C12Q 1/02 C12M 1/34 Z C07K 14/78 C07K 19/00
国際予備審査の請求
有
全頁数
26
出願番号
特願2019-554262
(P2019-554262)
国際出願番号
PCT/JP2018/042181
国際公開番号
WO2019/098246
国際出願日
平成30年11月14日(2018.11.14)
国際公開日
令和元年5月23日(2019.5.23)
優先権出願番号
2017219515
優先日
平成29年11月14日(2017.11.14)
優先権主張国
日本国(JP)
指定国
AP(BW , GH , GM , KE , LR , LS , MW , MZ , NA , RW , SD , SL , ST , SZ , TZ , UG , ZM , ZW) , EA(AM , AZ , BY , KG , KZ , RU , TJ , TM) , EP(AL , AT , BE , BG , CH , CY , CZ , DE , DK , EE , ES , FI , FR , GB , GR , HR , HU , IE , IS , IT , LT , LU , LV , MC , MK , MT , NL , NO , PL , PT , RO , RS , SE , SI , SK , SM , TR) , OA(BF , BJ , CF , CG , CI , CM , GA , GN , GQ , GW , KM , ML , MR , NE , SN , TD , TG) , AE , AG , AL , AM , AO , AT , AU , AZ , BA , BB , BG , BH , BN , BR , BW , BY , BZ , CA , CH , CL , CN , CO , CR , CU , CZ , DE , DJ , DK , DM , DO , DZ , EC , EE , EG , ES , FI , GB , GD , GE , GH , GM , GT , HN , HR , HU , ID , IL , IN , IR , IS , JO , JP , KE , KG , KH , KN , KP , KR , KW , KZ , LA , LC , LK , LR , LS , LU , LY , MA , MD , ME , MG , MK , MN , MW , MX , MY , MZ , NA , NG , NI , NO , NZ , OM , PA , PE , PG , PH , PL , PT , QA , RO , RS , RU , RW , SA , SC , SD , SE , SG , SK , SL , SM , ST , SV , SY , TH , TJ , TM , TN , TR , TT
【技術分野】 【0001】 本発明は、コラーゲンタンパク質の改変技術およびそれを利用したコラーゲンタンパク質の新規用途に関する。 【背景技術】 【0002】 組織の線維化は、炎症や損傷に伴って起こる創傷治癒が過剰になり、結合組織が正常組織に置き換わることで発生し、臓器や組織の機能低下を引き起こす(例えば、肺においては間質性肺炎、感染症、肺炎等(喫煙が原因になり得る);肝臓においては、脂肪肝等(ウイルス感染、アルコール等が原因になり得る);腎臓においては、糖尿病末期等;心臓においては、心不全等;あるいは術後の癒着など)。種々の疾患の特に末期に発生しやすく、臓器不全の主要な原因である。これらの発生の解析には、実験動物の解剖(すなわち、侵襲的方法)による一連の解析が必要である。 【0003】 従来、コラーゲンタンパク質のN末端またはC末端は細胞外に分泌される際に切断・除去され、長いコラーゲンポリペプチドの中央部分(3量体ヘリックス部分)だけが線維形成に関与するため、N末端またはC末端に蛍光タンパク質などを付加したイメージングでは、細胞内での輸送過程しか検出できず、細胞外に出る時点で切断後のコラーゲン線維を可視化することは不可能であった。 【0004】 また、線維形成に関与する3量体ヘリックス部分は種間で保存された部分であり、構造的に安定であるため、この部分に他のタンパク質を挿入することは困難であった。(図1; 非特許文献1:Prockop DJ et al., New Engl J Med, Vol.301, 13-23, 1979)したがって、一般的な融合タンパク質の手法での標識化は困難であった。 【0005】 線維化の成分であるType I、III、V、XIコラーゲンのうちで、TypeVおよびXIコラーゲンは例外的に切断されないN末端ドメインを有し、特に、Type Iなどの他のコラーゲンと集合して太い線維を形成する際に、Type VコラーゲンのN末端ドメインは線維の外側に配列されると考えられている(図2; 非特許文献2: Simone M. Smith and David E. Birk, Exp Eye Res Vol.98, 105-106, 2012) 【0006】 ヒト・コラーゲン発現ベクターおよびヒト・コラーゲンの製造方法が、特許文献において報告されている(特許文献1:特開平08-023979号公報)。この文献では、ヒト3型コラーゲン遺伝子の全長をそのままベクターに組み込んで発現させることが報告されており、電気泳動上は正しいタンパク質が合成されているようであるが、細胞外に本来のコラーゲン線維を形成しているかどうかについては記載されていない。そもそもsf9細胞は他の種類のコラーゲンを産生しておらず、この細胞を用いて正しいコラーゲン線維形成はできないであろうと思われる。また、生体組織分析用プローブ及びその利用法を報告する文献もある(特許文献2:WO2012/124338)。この文献は、コラーゲン分解酵素のコラーゲン結合ドメインに蛍光タンパク質などを付加したプローブを開示する。 【先行技術文献】 【0007】
【特許文献1】特開平08-023979号公報 【特許文献2】WO2012/124338 【0008】 <nplcit num="1"> <text>Prockop DJ et al., New Engl J Med, Vol.301, 13-23, 1979</text></nplcit><nplcit num="2"> <text>Simone M. Smith and David E. Birk, Exp Eye Res Vol.98, 105-106, 2012</text></nplcit> 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明は、コラーゲンタンパク質の改変(例:外来タンパク質の挿入・付加)、およびそれを応用した、研究または治療法開発を含む各種用途(例えば、非侵襲的な実験動物のイメージング法、薬剤送達等)に有用なツール、方法等の開発等をその解決すべき課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明は、以下を提供する。 【0011】 [1]形質転換細胞で発現され、上記細胞外にてコラーゲン線維を形成することができる改変されたコラーゲンタンパク質であって、上記形質転換が、上記改変されたコラーゲンタンパク質をコードするポリヌクレオチドの上記細胞への導入によるものである、改変されたコラーゲンタンパク質。 [2]上記[1]に記載の改変されたコラーゲンタンパク質であって、上記改変が、上記コラーゲンをコードするヌクレオチド配列への上記コラーゲンとは異なるタンパク質をコードするポリヌクレオチドの挿入または付加によるものである、改変されたコラーゲンタンパク質。 [3]上記挿入または付加が、コラーゲンタンパク質のN末端側またはC末端側の領域に対応する領域内の部位においてなされたものである、上記[1]または[2]に記載の改変されたコラーゲンタンパク質。 [4]上記コラーゲンとは異なるタンパク質が、標識用タンパク質および治療用タンパク質からなる群から選択される、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質。 [5]上記標識用タンパク質が、蛍光タンパク質(例:GFP、iRFP、HaloTag7)または発光タンパク質(例:ルシフェラーゼ(遺伝子例:Luc(+), Luc2、CBGluc、CBRluc、ELuc、SLR、SLO、SLG))であり、上記治療用タンパク質が、抗体または特殊ペプチドである、上記[4]に記載の改変されたコラーゲンタンパク質。 [6]上記コラーゲンが、Type VコラーゲンまたはType XIコラーゲンである、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質。 [7]上記コラーゲンが、Type V α1、Type V α3、Type XI α1、またはType XI α2コラーゲンである、上記[6]に記載の改変されたコラーゲンタンパク質。 [8]上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質であって、配列番号2および配列番号4からなる群から選択されるアミノ酸配列またはそれに対して、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、改変されたコラーゲンタンパク質。 [9]上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質をコードするポリヌクレオチド。 [10]配列番号1および配列番号3からなる群から選択されるヌクレオチド配列またはそれに対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有するヌクレオチド配列からなる、上記[9]に記載のポリヌクレオチド。 [11]上記[9]または[10]に記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。 [12]上記[9もしくは10]に記載のポリヌクレオチド、または上記[11]に記載の発現ベクターが導入された発現細胞株。 [13]上記[12]に記載の発現細胞株をコートしたコラーゲンコートディッシュ。 [14]上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質または上記[9]もしくは[10]に記載のポリヌクレオチドを含む薬物送達ビヒクル。 [15]上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の改変されたコラーゲンタンパク質または上記[9]もしくは[10]に記載のポリヌクレオチドを含む組成物。 [16]上記[9もしくは10]に記載のポリヌクレオチド、上記[11]に記載の発現ベクター、上記[12]に記載の発現細胞株、上記[14]に記載のビヒクル、または上記[15]に記載の組成物が導入されたモデル動物。 [17]上記モデル動物がマウスである、上記[16]に記載のモデル動物。 [18]改変されたコラーゲンをコードする遺伝子を形質導入した細胞の細胞外において上記改変されたコラーゲンタンパク質を含むコラーゲン線維を形成させる方法であって、 上記[9]または[10]に記載のポリヌクレオチドを上記細胞に導入する工程を含む、方法。 [19]形質導入された上記細胞をインビトロでストレス下で培養する工程を含む、上記 [18]に記載の方法。 [20]モデル動物において上記改変されたコラーゲンタンパク質を含むコラーゲン線維を形成させる工程をさらに含む、上記[18]または[19]に記載の方法。 [21]上記改変されたコラーゲンタンパク質が、標識用タンパク質の挿入または付加により改変されており、 上記標識を検出するための可視化またはイメージングの工程をさらに含む、上記[18]~[20]のいずれか一項に記載の方法。 [22]上記改変されたコラーゲンが、N末端ドメインとヒンジ部位との間の部位に標識用タンパク質を挿入したType Vコラーゲンα1である、上記[18]~[21]のいずれか一項に記載の方法。 [23]コラーゲン分泌および/またはコラーゲン線維形成の阻害剤のスクリーニング方法であって、 上記[12]に記載の発現細胞株をインビトロでストレス条件下で培養する工程であって、改変されたコラーゲンタンパク質が標識用タンパク質の挿入または付加により改変されている、工程、 上記ストレス条件下での培養の前に、上記培養物に上記阻害剤の候補物質を添加する工程、ならびに 上記候補物質の上記添加後、上記培養物において、上記細胞の細胞外においてコラーゲン分泌および/またはコラーゲン線維形成を観察し、上記コラーゲン分泌および/またはコラーゲン線維形成を、上記候補物質の上記添加がなかった場合と比較して低減させる作用を有する上記候補物質を上記阻害剤として選択する工程を含む、方法。 [24]上記選択する工程が、上記標識を検出するための可視化またはイメージングの工程を含む、上記[23]に記載の方法。 【発明の効果】 【0012】 本発明によれば、コラーゲン線維の性質を損わないか、または損なう可能性が低い態様で、コラーゲンタンパク質を改変できるという利点が提供される。 【0013】 本発明によれば、形質転換した細胞の細胞外に移動し得る改変されたコラーゲンタンパク質が提供される。本発明によれば、細胞外でコラーゲン線維を形成し得る改変されたコラーゲンタンパク質を作製することが可能となる。 【0014】 本発明に従うコラーゲンタンパク質の改変技術によれば、コラーゲン線維の標識タンパク質による標識化およびそれによるコラーゲン線維の可視化が可能となり得る。 【0015】 本発明に従うコラーゲン線維の標識化方法によれば、実験動物を解剖することなく、非侵襲的に生体内のイメージングが可能となる。したがって、本発明は、線維形成をリアルタイムにモニタリングできるプローブとなり得るという利点を提供する。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】従来技術によるコラーゲン分子の構造を示す図である。 【図2】従来技術によるType Vコラーゲン分子の構造を示す図である。 【図3】本発明に従ってType Vコラーゲンα1のN末ドメインとヒンジ部との間にイメージング用タンパク質(例:蛍光タンパク質(GFP、iRFP)、HaloTagタンパク質)が導入される概念図である。 【図4】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1をコラーゲン産生細胞であるマウス骨芽細胞MC3T3-E1に導入・発現したものをフローサイトメーターおよび蛍光顕微鏡で解析した図である。 【図5】本発明に従って、マウス骨芽細胞MC3T3-E1を通常培養したものと、Zeromo(登録商標)を用いて重力ストレスを付加した場合の顕微鏡像の比較である。 【図6】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1を通常培養したものと、重力ストレスを付加した場合の顕微鏡像の比較である。 【図7】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1またはHaloTag7挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1を通常培養したものと、一般的な振とう機を用いて重力ストレスを付加した場合の顕微鏡像の比較である。 【図8】本発明に従って、HaloTag7挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1を、一般的な振とう機を用いて重力ストレスを付加した後、細胞膜非透過性のAlexa488リガンドと細胞膜透過性のTMRリガンドで2段階染色したものの顕微鏡像である。 【図9】本発明に従ってGFP挿入Type Vコラーゲンα1またはHaloTag7挿入Type Vコラーゲンα1を発現させるために用いたベクターを示す模式図である。 【図10】本発明に従うGFP挿入Type Vコラーゲンα1の構成および配列情報を示す模式図である。 【図11】本発明に従うHaloTag7挿入Type Vコラーゲンα1の構成および配列情報を示す模式図である。 【図12】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス線維芽細胞Balb3T3を通常培養したものと、重力ストレスを付加した誘導培養の場合の顕微鏡像の比較である。 【図13】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1およびマウス線維芽細胞Balb3T3をそれぞれC57BL/6マウスおよびBalb/cマウスの背部皮下に移植し2週間目の顕微鏡像の比較である。 【図14】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1をC57BL/6マウスの背部皮下に移植し3週間目に摘出した皮膚の組織学的解析である。 【図15】本発明に従って、HaloTag挿入 Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1をC57BL/6マウスの背部皮下に移植し2週間目に蛍光リガンドで染色した皮膚の顕微鏡像である。 【図16】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1の培養法を改良し、ガラスボトム上でも線維形成するようにした顕微鏡像である。 【図17】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1を培養法し、ガラスボトム上で線維形成させたものの超解像顕微鏡像である。 【図18】本発明に従って、GFP挿入Type Vコラーゲンα1を導入・発現したマウス骨芽細胞MC3T3-E1をマルチウェルプレートで培養し、薬物による線維形成阻害効果の比較である。 【発明を実施するための形態】 【0017】 本明細書中、「コラーゲン」および「コラーゲンタンパク質」は同意義のものとして用いられる。
【0018】 本発明の目的のために使用されるコラーゲンとしては、細胞外に分泌される際に、少なくともN末端およびC末端(すなわち、コラーゲン線維の形成時に線維の外側に配列され、外来タンパク質等が付加し易い部分)のいずれかが切断・除去されないコラーゲンが好ましい。そのようなコラーゲンの例としては、Type VコラーゲンおよびType XIコラーゲンが挙げられる。Type Vコラーゲンとしては、Type V α1およびType V α3コラーゲンが、Type XIコラーゲンとしては、Type XI α1およびType XI α2コラーゲンが、好ましい。これらのコラーゲンのアミノ酸配列およびそれをコードするヌクレオチド配列の情報は、公知の一般にアクセス可能なデータベース(例えば、NCBIのウェブサイト(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/))から入手である。
【0021】 後述の実施例においては、Type V α1コラーゲンのN末端ドメイン(N末端プロペプチド)とヒンジ部との間の領域内の部位(Type V α1コラーゲンをコードするヌクレオチド配列(XM_006497644)中の1750位と1751位の核酸の間の部位(当該ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列(XP_006497707)中の443位と444位のアミノ酸残基の間の部位に対応))に外来タンパク質を挿入した例が示されている。その他にもこのような改変に好ましい部位を有するコラーゲンタンパク質として、前述のType V α3コラーゲン、Type XI α1およびType XI α2コラーゲン等が挙げられる。これらのコラーゲンにおける外来タンパク質の挿入についての好適な部位は、本明細書中のガイダンスおよび当該分野の技術常識から当業者は過度の実験を要することなく導くことができるであろう。
【0022】 上述の「外来タンパク質」として、本発明の目的のために好適なものとして、蛍光タンパク質(例:GFP、iRFP、HaloTag7)、ルシフェラーゼのような発光タンパク質(遺伝子例:Luc(+), Luc2、CBGluc、CBRluc、ELuc、SLR、SLO、SLG(参考文献(全体が参考として本明細書中で援用される):Akimoto et al. 生物物理 49(2), 070-074 (2009)))等の標識タンパク質、疾患の治療に用いられるタンパク質(例えば、抗体)またはペプチド(例えば、生体内で分解されにくいように合成された特殊ペプチド)等が挙げられる。上記の蛍光タンパク質または発光タンパク質は、例えば、市販されており、当業者に入手可能である。発光タンパク質の導入方法についての参考文献(全体が参考として本明細書中で援用される):Takai et al., PNAS, 112(14), 4352-4356 (2015); Suzuki et al., Nature Communications 7:13718 DOI:10.1038 (2016)。蛍光タンパク質、発光タンパク質等の標識の検出のための可視化またはイメージングの手法については、後述の実施例、前掲の参考文献、または市販の場合は製造業者の使用説明書等から十分なガイダンスを得ることができる。