NOVEL METHOD FOR LABELLING CANCERIZATION-CAUSING CELL IN STEM CELLS, AND THERAPY METHOD
Foreign code | F150008535 |
---|---|
File No. | (S2014-0307-N0) |
Posted date | Nov 20, 2015 |
Country | WIPO |
International application number | 2015JP000138 |
International publication number | WO 2015107888 |
Date of international filing | Jan 14, 2015 |
Date of international publication | Jul 23, 2015 |
Priority data |
|
Title | NOVEL METHOD FOR LABELLING CANCERIZATION-CAUSING CELL IN STEM CELLS, AND THERAPY METHOD |
Abstract | [Problem] The present invention addresses the problem of providing a method for searching for a best promoter for reliably targeting a cancerization-causing cell in human ES/iPS cells. The present invention also addresses the problem of discovering a gene which can kill or remove a cancerization-causing cell contained in human ES/iPS cells with high efficiency. The present invention further addresses the problem of providing a method for removing an undifferentiated cell, which remains after the differentiation of human ES/iPS cells into desired cells, with high efficiency and comprehensively. [Solution] A viral vector comprising a nucleotide sequence and a recombination cassette, wherein the nucleotide sequence contains a target gene and a killing gene that are linked to each other through a sequence that enables the simultaneous expression of the two genes by one promoter, and the recombination cassette contains a promoter region, and wherein the promoter region is so linked as to enable the expression of the labeling gene and the killing gene, said viral vector particularly containing a promoter specific to an undifferentiated cell as the promoter region; and others. |
Scope of claims |
(In Japanese)[請求項1] 標識遺伝子と殺傷遺伝子とが、一つのプロモーターにより前記2つの遺伝子を同時に発現させることが可能な配列を介して結合した核酸配列、及び、プロモーター領域を含むリコンビネーションカセットを有するウイルスベクターであって、該プロモーター領域が、該標識遺伝子及び該殺傷遺伝子を発現可能に連結されているウイルスベクター。 [請求項2] 殺傷遺伝子が、自殺遺伝子である、請求項1に記載のウイルスベクター。 [請求項3] 自殺遺伝子が、薬剤依存性自殺遺伝子である、請求項2に記載のウイルスベクター。 [請求項4] 薬剤依存性自殺遺伝子が、HSV-tk、human-tmpk、シトシンデアミナーゼ請求項CD遺伝子、水痘ウイルスチミジンキナーゼ、又はCaspaseである、請求項3に記載のウイルスベクター。 [請求項5] 標識遺伝子が蛍光タンパク質である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のウイルスベクター。 [請求項6] 蛍光タンパク質が、赤色又は緑色の蛍光蛋白質である、請求項5に記載のウイルスベクター。 [請求項7] 蛍光タンパク質が、mKate2又は緑色蛍光蛋白質である、請求項5に記載のウイルスベクター。 [請求項8] 一つのプロモーターにより前記2つの遺伝子を同時に発現させることが可能な配列が、2A配列又はIRES配列である、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のウイルスベクター。 [請求項9] レンチウイルスベクターである、請求項1~請求項8のいずれか1項に記載のウイルスベクター。 [請求項10] プロモーター領域が未分化細胞特異的プロモーター領域である、請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のウイルスベクター。 [請求項11] 未分化細胞特異的プロモーターが、survivinプロモーター又はtertプロモーターである、請求項10に記載のウイルスベクター。 [請求項12] 未分化細胞特異的プロモーターが、survivinプロモーターである、請求項10に記載のウイルスベクター。 [請求項13] A)請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のウイルスベクターのプロモーター部分に被験プロモーターを組み替えて被験プロモーターを有するウイルスベクターを作製するステップ、 B)被験プロモーターを有するウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 C)分化誘導処理後の前記細胞における前記標識遺伝子の発現を検出するステップ、 D)分化誘導処理後の前記細胞が未分化細胞であるか、分化細胞であるかを識別するステップ、及び E)被験プロモーターが未分化細胞に特異的であるか否かを判定するステップを備える、未分化細胞特異的プロモーターのスクリーニング方法であって、 ここで、該判定が未分化細胞として識別された細胞において前記標識遺伝子の発現が検出される割合が高く、かつ、分化細胞として識別された細胞において前記標識遺伝子の発現が検出される割合が低い場合、該被験プロモーターは未分化細胞に特異的であると判定することにより行われる方法。 [請求項14] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 B)分化処理後の前記細胞中の前記標識遺伝子の発現産物を検出するステップ、及び、 C)前記標識遺伝子の発現産物が検出された場合には、未分化細胞が存在すると判定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞の有無を判定する方法。 [請求項15] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入された分化処理後の細胞中の前記標識遺伝子の発現産物を検出するステップ、及び、 B)前記標識遺伝子の発現産物が検出された場合には、未分化細胞が存在すると判定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞の有無を判定する方法。 [請求項16] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 B)分化処理後の前記細胞中における前記標識遺伝子の発現産物を同定するステップ、及び、 C)前記標識遺伝子が発現している細胞が未分化細胞であると同定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞を同定する方法。 [請求項17] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入された分化処理後の細胞中における前記標識遺伝子の発現産物を同定するステップ、及び、 B)前記標識遺伝子が発現している細胞が未分化細胞であると同定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞を同定する方法。 [請求項18] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 B)分化処理後の前記細胞中における、前記標識遺伝子の発現産物のレベルを測定するステップ、及び、 C)測定された前記標識遺伝子の発現産物のレベルから、未分化細胞の量請求項又は割合を決定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞の量請求項又は割合を決定する方法であって、 ここで、前記標識遺伝子の発現産物のレベルが、未分化細胞の量請求項又は割合を示す方法。 [請求項19] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入された分化処理後の細胞中における、前記標識遺伝子の発現産物のレベルを測定するステップ、及び、 B)測定された前記標識遺伝子の発現産物のレベルから、未分化細胞の量請求項又は割合を決定するステップを備える、分化処理後の細胞における未分化細胞の量請求項又は割合を決定する方法であって、 ここで、前記標識遺伝子の発現産物のレベルが、未分化細胞の量請求項又は割合を示す方法。 [請求項20] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 B)分化処理後の前記細胞中における、前記標識遺伝子が発現している細胞数を計数するステップ、及び、 C)前記標識遺伝子が発現している細胞数が未分化細胞の数であると決定するステップを備える、分化処理後の細胞中における未分化細胞数を決定する方法。 [請求項21] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入された分化処理後の細胞中における、前記標識遺伝子が発現している細胞数を計数するステップ、及び、 B)前記標識遺伝子が発現している細胞数が未分化細胞の数であると決定するステップを備える、分化処理後の細胞中における未分化細胞の数を決定する方法。 [請求項22] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、 B)分化処理後の細胞中における、前記標識遺伝子の発現産物を検出するステップ、及び、 C)前記標識遺伝子の発現産物が検出された場合には、未分化細胞が残存し又は発生したと判定するステップを備える、分化処理後に残存又は発生する未分化細胞のモニタリング方法。 [請求項23] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入され、分化誘導処理された細胞における、前記標識遺伝子の発現産物を検出するステップ、及び、 B)前記標識遺伝子の発現産物が検出された場合には、未分化細胞が残存又は発生していると判定するステップを備える、幹細胞の分化処理後の未分化細胞のモニタリング方法。 [請求項24] A)請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターであって、殺傷遺伝子が薬剤依存性殺傷遺伝子であるウイルスベクターを対象の細胞に感染させるステップ、及び、 B)前記細胞に前記薬剤依存性殺傷遺伝子が毒性を発揮可能な薬剤を投与するステップを備える、未分化細胞を殺傷する方法。 [請求項25] 請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターであって、殺傷遺伝子が薬剤依存性殺傷遺伝子であるウイルスベクターが導入された細胞に前記薬剤依存性殺傷遺伝子が毒性を発揮可能な薬剤を投与するステップを備える、未分化細胞を殺傷する方法。 [請求項26] 請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを含む、未分化細胞標識剤。 [請求項27] 請求項10~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターを含む、未分化細胞殺傷剤。 [請求項28] 請求項1~請求項12のいずれか1項に記載のウイルスベクターが導入された細胞。 [請求項29] 幹細胞である請求項28に記載の細胞。 [請求項30] 幹細胞が、ES細胞、iPS細胞、神経幹細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞、肝幹細胞、膵幹細胞、皮膚幹細胞、筋幹細胞、又は生殖幹細胞である、請求項29に記載の細胞。 [請求項31] 幹細胞を分化誘導処理することにより得られた細胞である、請求項28に記載の細胞。 |
|
|
|
|
IPC(International Patent Classification) |
|
Specified countries |
National States: AE AG AL AM AO AT AU AZ BA BB BG BH BN BR BW BY BZ CA CH CL CN CO CR CU CZ DE DK DM DO DZ EC EE EG ES FI GB GD GE GH GM GT HN HR HU ID IL IN IR IS JP KE KG KN KP KR KZ LA LC LK LR LS LU LY MA MD ME MG MK MN MW MX MY MZ NA NG NI NO NZ OM PA PE PG PH PL PT QA RO RS RU RW SA SC SD SE SG SK SL SM ST SV SY TH TJ TM TN TR TT TZ UA UG US UZ VC VN ZA ZM ZW ARIPO: BW GH GM KE LR LS MW MZ NA RW SD SL SZ TZ UG ZM ZW EAPO: AM AZ BY KG KZ RU TJ TM EPO: AL AT BE BG CH CY CZ DE DK EE ES FI FR GB GR HR HU IE IS IT LT LU LV MC MK MT NL NO PL PT RO RS SE SI SK SM TR OAPI: BF BJ CF CG CI CM GA GN GQ GW KM ML MR NE SN TD TG |
※
Please contact us by E-mail if you have any interests on this patent.
Contact Information for " NOVEL METHOD FOR LABELLING CANCERIZATION-CAUSING CELL IN STEM CELLS, AND THERAPY METHOD "
- KAGOSHIMA UNIVERSITY The Intellectual Property & Risk Management Department
- URL: https://www.krcc.kagoshima-u.ac.jp/contact/contact/
-
E-mail:
- Address: Korimoto 1-21-24, Kagoshima, Japan , 890-8580
- Fax: 81-99-285-3886