TOP > 国内特許検索 > 標的化両親媒性ナノキャリア及びその製造方法

標的化両親媒性ナノキャリア及びその製造方法 外国出願あり

Patent code P210017676
File No. 4951
Posted date 2021年5月21日
Application number 特願2017-512607
Patent number 特許第6763545号
Date of filing 平成28年4月15日(2016.4.15)
Date of registration 令和2年9月14日(2020.9.14)
International application number JP2016062184
International publication number WO2016167367
Date of international filing 平成28年4月15日(2016.4.15)
Date of international publication 平成28年10月20日(2016.10.20)
Priority data
  • 特願2015-083420 (2015.4.15) JP
Inventor
  • 秋吉 一成
  • 安藤 満
  • 三浦 理紗子
  • 澤田 晋一
  • 珠玖 洋
  • 赤堀 泰
Applicant
  • 国立大学法人京都大学
  • 国立大学法人三重大学
Title 標的化両親媒性ナノキャリア及びその製造方法 外国出願あり
Abstract 本発明は、両親媒性ナノキャリアの存在下で、標的化ポリペプチドと膜結合性ドメインの融合タンパク質を無細胞タンパク質合成系で合成させることを特徴とする、前記融合タンパク質が結合された両親媒性ナノキャリアの製造方法を提供するものである。
Outline of related art and contending technology

癌をはじめとした難治性疾患治療において薬物療法の急速な発展に伴い、微量で非常に優れた治療効果を示す医薬品が数多く開発されてきた。こうした医薬品は、治療効果が得られる反面、重篤な有害事象を発現するものが多いためその利用は制限されているのが現状である。そのことから、治療薬としての適用には治療効果を減弱することなく有害事象の発現を低下させる工夫が必要であり、こうした問題に対し、従来からリポソームをはじめとした薬物キャリアに治療薬を封入することでより安全性を確保した治療薬の開発が行われてきた。しかしながら、利用されている薬物キャリア自体は、疾患部位に対する標的特異性は乏しく、標的特異性の向上を目的に抗体や特定分子に結合特異性をもつタンパク質、ペプチドを修飾することで標的指向性を付与し、薬物動態を制御しようと試みられている。

こうした薬物キャリアへのタンパク質、ペプチド修飾は、[1]標的化ポリペプチドを発現する遺伝子の構築、[2]これら目的の遺伝子を発現する遺伝子組み換え生物からのリガンドを精製する過程、[3]精製物を疎水性物質などと化学的に結合させる過程、[4]疎水化された標的化ポリペプチドをリポソームなどと混合する過程を経る、といった多段階に渡る調製過程が必要であり、各操作が煩雑であることから標的指向型薬物キャリアの収率も低いといった問題を抱えている。

特許文献1~5は、標的化ポリペプチドと疎水性化合物とをリンカーを介して薬物キャリアに修飾する調製法に関するものであり、また、特許文献6はアビジン修飾した標的化ポリペプチドとビオチン修飾した脂質をアビジン・ビオチンの特異的な結合親和性を利用することで標的指向型薬物キャリアを調製するものである。また、特許文献7~10は、標的指向型薬物キャリアであるイムノリポソームの造影剤、治療薬としての利用方法を開示する。

Field of industrial application

本発明は、標的化両親媒性ナノキャリア及びその製造方法に関する。

Scope of claims 【請求項1】
標的化ポリペプチドと膜結合性ドメインの融合タンパク質を結合した標的化両親媒性ナノキャリアであって、前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-標的化ポリペプチド-膜結合性ドメイン(2つの膜結合性ドメインは、同一であっても異なっていてもよい)の構造を有する、標的化両親媒性ナノキャリア

【請求項2】
前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-scFv-膜結合性ドメイン(2つの膜結合性ドメインは、同一であっても異なっていてもよい)の構造を有する、請求項1に記載の標的化両親媒性ナノキャリア。

【請求項3】
前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-標的化ポリペプチド-膜結合性ドメイン(1つの膜結合性ドメインは、リーダー配列である)の構造を有する、請求項1に記載の標的化両親媒性ナノキャリア。

【請求項4】
標的化ポリペプチドがペプチドホルモン、受容体のリガンド、抗体又はその抗原結合性フラグメントである、請求項1に記載の標的化両親媒性ナノキャリア。

【請求項5】
両親媒性ナノキャリアがリポソームである、請求項1~4のいずれか1項に記載の標的化両親媒性ナノキャリア。

【請求項6】
両親媒性ナノキャリアの存在下で、標的化ポリペプチドと膜結合性ドメインの融合タンパク質を無細胞タンパク質合成系で合成させる工程を含み、前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-標的化ポリペプチド-膜結合性ドメイン(2つの膜結合性ドメインは、同一であっても異なっていてもよい)の構造を有することを特徴とする、前記融合タンパク質が結合された標的化両親媒性ナノキャリアの製造方法。

【請求項7】
前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-scFv-膜結合性ドメイン(2つの膜結合性ドメインは、同一であっても異なっていてもよい)の構造を有する、請求項6に記載の標的化両親媒性ナノキャリアの製造方法。

【請求項8】
前記融合タンパク質が、膜結合性ドメイン-標的化ポリペプチド-膜結合性ドメイン(1つの膜結合性ドメインは、リーダー配列である)の構造を有する、請求項6に記載の標的化両親媒性ナノキャリアの製造方法。

【請求項9】
標的化ポリペプチドがペプチドホルモン、受容体のリガンド、抗体又はその抗原結合性フラグメントである、請求項6に記載の標的化両親媒性ナノキャリアの製造方法。

【請求項10】
両親媒性ナノキャリアがリポソームである、請求項6~9のいずれか1項に記載の標的化両親媒性ナノキャリアの製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2017512607thum.jpg
State of application right 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close