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壁付き柱の恒久的、応急的な耐震補強方法 新技術説明会

Patent code P04A004602
File No. 2
Posted date 2008年10月31日
Application number 特願2002-345765
Publication number 特開2003-227236
Patent number 特許第3834637号
Date of filing 平成14年11月28日(2002.11.28)
Date of publication of application 平成15年8月15日(2003.8.15)
Date of registration 平成18年8月4日(2006.8.4)
Priority data
  • 特願2001-364613 (2001.11.29) JP
Inventor
  • 山川 哲雄
Applicant
  • 国立大学法人 琉球大学
Title 壁付き柱の恒久的、応急的な耐震補強方法 新技術説明会
Abstract 【課題】 壁付き柱の靭性、水平耐力を恒久的、応急的に改善する。
【解決手段】 構築物の縦方向に沿って伸延する多数本の主筋とこれらの主筋を取り囲むように配置される多数本の帯筋とを内在する柱部分と、多数本の横筋、縦筋とを内在し柱部分の少なくとも一部でつながる壁部分とからなる既存の壁付き柱につき、その恒久的、応急的な耐震補強を施すに当たり、対応配置になる少なくとも2枚のプレートにより前記壁部分を柱部分ごと挟み込み、該プレートを壁部分とともに貫通する複数本以上の緊結部材にて仮止めしたのち、該プレートと柱部分、壁部分の間に形成される隙間にコンクリートまたはモルタルを増し打ちして硬化させ、次いで、該緊結部材を締め上げてプレストレスを導入する。
Outline of related art and contending technology


従来、中高層建築物あるいは橋梁等の鉄筋コンクリート系の構造物は、棒状の柱や梁が多用されており、その部材には各方向から曲げモーメントや剪断力が負荷され、さらに柱部材にあっては軸圧縮力が常時負荷されていることから、地震等によって過大な負荷を受けた場合においても容易に破壊することがないようその強化が図られている(特許文献1、特許文献2参照)。



【特許文献1】
特開2000-34842号公報。



【特許文献2】
特開平9-88238号公報。



ところで、この種の耐震強化(補強)に係わる技術は、柱に主眼を置いたものが殆どであって、壁と柱の境界にスリットを設け、柱の靭性を確保するパッシブな耐震補強法は数多く提案されているものの、柱の相互間に介在する壁(耐震壁)や柱に付随する壁(袖壁、腰壁、垂れ壁等)を含めた耐震補強について、その靭性と耐力の両方を同時に改善するアクティブな方法はこれまでに新しい提案がほとんどなされていない。

Field of industrial application


本発明は、建築、土木の分野におけるコンクリート構造物、とくに柱部分の少なくとも一部で壁部分がつながる壁付き柱の恒久的、応急的な耐震補強方法に関するものである。

Scope of claims 【請求項1】
構築物の縦方向に沿って伸延する多数本の主筋とこれらの主筋を取り囲むように配置される多数本の帯筋とを内在する柱部分と、多数本の横筋、縦筋とを内在し柱部分の少なくとも一部でつながる壁部分とからなる既存の壁付き柱につき、その恒久的、応急的な耐震補強を施すに当たり、
対向配置になる少なくとも2枚のプレートにより前記壁部分を柱部分ごと挟み込み、
該プレートと壁部分のみを貫通する緊結部材を、壁部分の幅方向及び縦方向に沿いそれぞれ間隔をおいて配置するが、壁部分の幅方向に沿う配置間隔については、柱部分の近傍域が密となるように、壁部分の縦方向に沿う配置間隔については、壁付き柱の頭部及び脚部を含むその近傍域にて密となるようにそれぞれ複数本配置して仮止めしたのち、該プレートを型枠として利用しつつ該プレートと柱部分、壁部分の間に形成される隙間にコンクリートまたはモルタルを増し打ちして硬化させてその部位の断面積を増大させ、次いで、該プレートを、横拘束材、せん断破壊を防止するせん断補強材として利用すべく、該緊結部材を締め上げて増し打ちしたコンクリートまたはモルタルに該プレートを圧着させて拘束するとともにプレストレスを導入して水平耐力と同時に靭性の飛躍的な増大を図ることを特徴とする壁付き柱の恒久的、応急的な耐震補強方法。

【請求項2】
柱部分の全高さ、または柱頭、柱脚部に対して、その全周、対向する2面または3面にプレートを配置するとともにそのコーナー部にコーナーピースを配置し、緊結部材にて該コーナーピースを締め上げてプレストレスを導入しつつ該プレートを柱部分に圧着させる請求項1記載の方法。

【請求項3】
壁部分が、耐震壁、腰壁、垂れ壁または袖壁である、請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
プレートのサイズ、配置領域を変更して増し打ちするコンクリート又はモルタルの長さ、幅を調整することにより耐力、剛性、変形性能を制御する、請求項1~3の何れかに記載の方法。

【請求項5】
コーナーピースや帯板を使用して柱部分、壁部分にプレートを直接配置し、緊結部材を締め上げることによってプレストレスを導入しつつ該プレートを圧着させる請求項1~4の何れかに記載の方法。

【請求項6】
プレートと柱部分、壁部分の間に形成される隙間に予め、あと施工アンカー等により鉄筋を配置する請求項1~5の何れかに記載の方法。

【請求項7】
対向配置になる少なくとも2枚のプレートに、その縁部を超えて突出する帯板をそれぞれ重ねあわせて配置し、該帯板の相互間を貫通する緊結部材にて該帯板を締め上げてプレストレスを導入する1~6の何れかに記載の方法。

【請求項8】
プレートとプレート間およびプレートと既存部材との間に、地震時の弾塑性挙動で接触しない程度の隙間を設ける請求項1~7の何れかに記載の方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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