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MEDICINE FOR PREVENTING OR TREATING NERVE DISORDER commons

Patent code P06P004180
File No. NU-0056
Posted date Nov 2, 2006
Application number P2005-117302
Publication number P2006-290842A
Patent number P4929446
Date of filing Apr 14, 2005
Date of publication of application Oct 26, 2006
Date of registration Feb 24, 2012
Inventor
  • (In Japanese)門松 健治
  • (In Japanese)張 皓▲倩▼
  • (In Japanese)内村 健治
  • (In Japanese)村松 喬
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人名古屋大学
Title MEDICINE FOR PREVENTING OR TREATING NERVE DISORDER commons
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a new medicine for preventing or treating a nerve disorder after a disease recovery by inhibiting formation of a glial scar.
SOLUTION: The medicine for preventing or treating a nerve disorder comprises a compound or its salt that inhibits activity of a protein having an amino acid sequence equal to or substantially equal to an amino acid sequence described in sequence number 2, its partial peptide or its salt.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


哺乳類の中枢神経系などにおいて損傷が生じた際、その修復のために様々な分子及び細胞レベルでの反応が起きる。これらの反応のなかには、損傷治癒後の神経機能回復にむしろ不利になるものも含まれており、結果として、損傷を受けて再生する神経軸索の伸長を阻害してしまうことになることがわかってきている。このため、哺乳類の中枢神経系ではいったん損傷を受けた神経軸索が再生して元の神経回路を復元することはきわめて困難となっており、この結果、後遺症により四肢の麻痺で苦しむ多くの患者を生むことになってしまっている。



このような軸索伸長を阻害する反応の一つとして、過剰なグリア性瘢痕(glial scar)の形成がある。グリアルスカーは、グリア細胞の近くの神経細胞を保護する反応性アストロサイトが凝集することによって形成されるものである。反応性アストロサイトが凝集して形成されるマトリックスは損傷を充填するのに有効ではあるが、神経軸索の伸長を阻害し、結果として損傷部位における神経の導通を阻害してしまう。最近、コンドロイチン硫酸を分解する酵素を投与することで神経軸索伸長を促す試みもなされている(非特許文献1)。



N-アセチルグルコサミン6-O-硫酸転移酵素(GlcNAc6ST)はN-アセチルグルコサミン残基の6位への硫酸基の転移を触媒する酵素であるが、現在までに5種類の酵素が知られ、クローニングされている(非特許文献2~6)。N-アセチルグルコサミンの6-O-硫酸化の代表例としては、L-セレクチンのリガンドである硫酸化シアリルルイスの他に、ケラタン硫酸がある。ケラタン硫酸は、皮膚、脳、角膜、関節などに広く分布するグリコサミノグリカンであり、その二糖単位中のGlcNAcは常に6-硫酸化されている。しかしながら、上記各種のGlcNAc6STと組織におけるケラタン硫酸との関係は必ずしも明らかになってはいない。



最近このGlcNAc6ST-5が角膜のケラタン硫酸の生合成に必須であることが報告された(非特許文献7)。また、本発明者らを含む研究グループは、GlcNAc6ST-1は脳におけるケラタン硫酸の生合成に必要であることを既に報告している(非特許文献8)。しかしながら、グリア性瘢痕の形成とケラタン硫酸との関係については、全く明らかになっていない。
【非特許文献1】
Nature Neurosci. 4, 465-466, 2001
【非特許文献2】
J. Biol. Chem. 273, 22577-22583, 1998
【非特許文献3】
J. Cell Biol. 145, 899-910, 1999
【非特許文献4】
Biochem. Biophys. Res. Commun. 263, 543-549, 1999
【非特許文献5】
Biochem. Biophys. Res. Commun. 274, 291-296, 2000
【非特許文献6】
Nature Genet. 26, 237-241, 2000
【非特許文献7】
Clin. Genet. 65, 120-125, 2004
【非特許文献8】
Glycobiol. 14, 1065, 2004

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、神経細胞死など神経細胞の損傷部位において引き起こされる神経障害を予防又は治療する薬剤に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又は部分ペプチドに対する抗体又は配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドである、脳における神経障害の予防・治療剤。

【請求項2】
 
配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドに対する抗体を用いる、脳における神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。

【請求項3】
 
配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドに対する抗体を含有する、脳における神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。

【請求項4】
 
配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドを用いる、脳における神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。

【請求項5】
 
配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドを含有する、脳における神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット

【請求項6】
 
N-アセチルグルコサミン-6-O-スルホントランスフェラーゼ-1をコードするDNAが不活性化され、該遺伝子のプロモーターの制御下にレポーター遺伝子を発現する遺伝子組換え非ヒト哺乳動物に対して、被験化合物を投与して、前記レポーター遺伝子の発現を検出する、脳における神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered
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