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2次元のみで利用される異なる時期の同一被写体の画像を比較可能にする技術が、特開2005-12248号公報に画像読影支援方法として開示されている。 この背景技術の画像読影支援方法は、互いに異なる撮影条件の下で同時期に同一の被写体を撮影して取得した2以上の画像からなる第1の画像群の各々の画像(第1の画像とする)について、互いに異なる撮影条件の下で第1の画像群の撮影とは異なる時期にその被写体を撮影して取得した1以上の画像からなる第2の画像群の各々の画像(第2の画像とする)との一致性を表す指標値を算出し、算出した指標値が所定の基準を満たす第1の画像と第2の画像との組合せを1つ抽出し、この組合せを構成する両画像に含まれる被写体の位置を合わせる位置合わせ処理を行い、さらに、位置合わせ処理後の第1の画像と第2の画像との差分による差分画像を生成する構成である。
この背景技術の画像読影支援方法によれば、第1の画像群及び第2の画像群の各画像は互いに異なる撮影条件の下で撮影され取得されたものであるから、被写体の姿勢や状態の異なる複数の画像を含んでいるため、撮影時に被写体の姿勢や状態が変化していたとしても、その変化による各々の状態で撮影された第1の画像群の各画像と第2の画像群の各画像との中からより適切な第1の画像と第2の画像との組合せを抽出することが可能になり、位置合わせ処理後の第1の画像と第2の画像とは、高い精度で位置合わせがなされたものとなり、診断者は、効率的に第1の画像と第2の画像との比較読影を行うことが可能になる。【特許文献1】 特開2005-12248号公報
本発明は、被写体を輪切状に連続して撮影して得られる3次元表示可能な画像群を画像処理する画像処理方法に関し、特に、異なる時期の同一被写体の画像群を比較可能にする画像処理方法に関する。
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