TOP > 国内特許検索 > 動体の動作認識方法
従来、人物などの動作認識のための動作表現方法の一つとして、例えば、特許文献1または非特許文献1には、一定期間の動き情報を重ねて表現するモーションヒストリーイメージ法(以下、単に「MHI」いう)が提案されている。これは、対象となる動体の複数の画像から動体動作を認識する場合に、新しい画像ほど明るく、過去の画像ほど暗く表示し、時系列画像として表現される人物(動体)の動きを二次元画像に圧縮する表現方法である。即ち、一定期間の時系列画像から動いている部分を抽出し、重みを付け重ね合わせた画像で表現する方法であり、この重ね合わせ画像は、得られた時系列画像の連続する2枚の画像を差分し、画素値の変化があった部分を閾値処理によって抽出し、抽出した部分にある値を持たせ、それ以外の部分は現在の重みが0以上であれば1減らすことを繰り返すことによって得られる。そして、これらの画像の動作認識にあっては、認識したい動作を行う人物などを含む画像から以上の方法によって求められた画像と、予め取得していた動作のテンプレート画像(即ち、学習画像)とのパターンマッチングを行って、該当人物の動作認識を行っている。
【特許文献1】 米国特許第6654483号公報【非特許文献1】 エー・エフ・ボビック(A.F. Bobick)とジェイ・ダブル・ダビス(J.W. Davis)著、「テンポラルテンプレートを用いた人の動作認識(The Recognition of Human Movement Using Temporal Templates)」、IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence(PAMI)、Vol.23、No.3、2001年、p.257-267
本発明は、カメラによって撮像された映像、動画像に映る人物などの動きの画像をコンピュータによって自動で認識する動体の動作認識方法に関する。
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