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(In Japanese)液晶構造を有するゲルの製造方法及びこの方法で製造された液晶構造を有するゲル meetings

Patent code P09S000313
File No. IP17-074
Posted date Jan 29, 2010
Application number P2008-507461
Patent number P5103630
Date of filing Mar 23, 2007
Date of registration Oct 12, 2012
International application number JP2007055957
International publication number WO2007111232
Date of international filing Mar 23, 2007
Date of international publication Oct 4, 2007
Priority data
  • P2006-083289 (Mar 24, 2006) JP
Inventor
  • (In Japanese)土橋 敏明
  • (In Japanese)山本 隆夫
  • (In Japanese)古澤 和也
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人群馬大学
Title (In Japanese)液晶構造を有するゲルの製造方法及びこの方法で製造された液晶構造を有するゲル meetings
Abstract (In Japanese)水溶性高分子自体がゲル化機能と液晶形成機能を併せ持ち、光学特性のある種々の水溶性高分子を主成分とする水に不溶な液晶ゲルを製造する。
先ず水又は塩を含む水溶液に水溶性高分子を溶解して高分子溶解液を調製する。次にこの高分子溶解液を化学架橋剤を含む水溶液中で透析し、これにより、水溶性高分子を主成分とする、液晶構造を有するゲルを得る。上記水溶性高分子は、水溶性生体高分子とこの水溶性生体高分子の誘導体と水溶性合成高分子とからなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子である。また水溶性生体高分子は核酸、多糖類、タンパク質、変性タンパク質及びポリアミノ酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、水溶性合成高分子はポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸及びポリスチレンスルホン酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子である。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


DNA(deoxyribonucleic acid; デオキシリボ核酸)が二重らせん構造を持つことは周知である。水溶液中のDNAは約1.5Åごとにマイナス電荷を持つ持続長約500Åの電解質高分子に分類される。またDNAの2重らせん構造における塩基対層及び大きな溝(major groove)には平面化学構造を持つ芳香族化合物の選択的吸着性があることが知られている。



従来、支持体上の水溶性DNA(例えば、サケの精巣由来のDNA)の水溶液若しくはその液膜、又は支持体上の水溶性DNAの薄層、或いは支持体上の水溶性DNAの溶液の液膜の濃縮ないし乾固により得られた薄層に、波長が250~270nmの範囲の紫外線を照射することにより、支持体に水溶性DNAの水不溶性架橋重合体を固定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この方法によれば、紫外線によりサケの精巣由来のDNAに架橋反応を起こさせて水に対して不溶化し、この不溶化技術により平面化学構造を持つ芳香族化合物よりなる発がん物質及び環境ホルモンを吸着することができる。



一方、本出願人は、カードランやDNAなどの高分子水溶液を金属カチオン水溶液中に透析して液晶ゲルを製造する液晶ゲルの製造方法を特許出願した(特願2004-249638、国際特許出願PCT/JP2005/015395参照。)。これらの透析を用いて製造された液晶ゲルのうち、特にカードランからなる液晶ゲルは、その特徴的な液晶構造を利用した光学部品や、薬物担体への応用が期待されている。またDNAからなる液晶ゲルはDNAの持つ環境汚染物質吸着機能を利用した環境浄化材料への応用が期待されている。
[0005]
特許文献1:特開2001-81098(特許請求の範囲、[0019][0022])

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、種々の高分子溶液を化学架橋剤の水溶液中に透析又は浸漬することによって、液晶構造を有するゲル(以下、「液晶ゲル」という。)を製造する方法と、この方法で製造された液晶ゲルに関するものである。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
水又は塩を含む水溶液に水溶性高分子を溶解して水溶性高分子溶解液を調製する工程と、
前記高分子溶解液を化学架橋剤を含む水溶液中で透析し、これにより、水溶性高分子を主成分とする、液晶構造を有するゲルを得る工程と
を含むゲルの製造方法であって、
前記水溶性高分子が、水溶性生体高分子とこの水溶性生体高分子の誘導体と水溶性合成高分子とからなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性生体高分子が核酸、多糖類、タンパク質、変性タンパク質及びポリアミノ酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性合成高分子がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸及びポリスチレンスルホン酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、
前記化学架橋剤が、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、エチレングリコールジグリジシルエーテル及びエピクロロヒドリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、
前記液晶構造を有するゲルを得る工程が、
前記高分子溶解液を半透膜からなる透析チューブに充填して密封する工程と、
所定温度に保持された第1恒温槽中において前記高分子溶解液が充填されたチューブを前記化学架橋剤を含む水溶液中に浸漬して前記チューブ内の高分子溶解液を透析した後に、前記第1恒温槽より低い温度に保持された第2恒温槽中に前記チューブを前記水溶液とともに移して、前記第2恒温槽中において前記チューブ内の高分子溶解液を透析し、更に前記チューブを前記水溶液とともに再び前記第1恒温槽中に移して、前記第1恒温槽中において前記チューブ内の高分子溶解液を透析することを繰返すことにより、チューブ長手方向に垂直な断面で観察したときに同心円状の多層構造を有する円筒状のゲルを前記チューブ内に形成する工程と、
前記ゲルを前記チューブより取り出して水洗することにより、中実な円柱状又は円柱中心部をくりぬいた円筒状のゲルを得る工程と
を含むことを特徴とするゲルの製造方法。

【請求項2】
 
水又は塩を含む水溶液に水溶性高分子を溶解して水溶性高分子溶解液を調製する工程と、
前記高分子溶解液を化学架橋剤を含む水溶液中で透析し、これにより、水溶性高分子を主成分とする、液晶構造を有するゲルを得る工程と
を含むゲルの製造方法であって、
前記水溶性高分子が、水溶性生体高分子とこの水溶性生体高分子の誘導体と水溶性合成高分子とからなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性生体高分子が核酸、多糖類、タンパク質、変性タンパク質及びポリアミノ酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性合成高分子がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸及びポリスチレンスルホン酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、
前記化学架橋剤が、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、エチレングリコールジグリジシルエーテル及びエピクロロヒドリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、
前記液晶構造を有するゲルを得る工程が、
所定温度に保持された第1恒温槽中において前記化学架橋剤を含む水溶液中に前記高分子溶解液をシリンジ、ノズル又はマイクロピペットにより滴下して液滴全周囲に半透膜を形成することにより球状のゲルを形成する工程と、
前記第1恒温槽より低い温度に保持された第2恒温槽中に前記球状のゲルを前記水溶液とともに移して、前記第2恒温槽中において前記球状のゲル内の高分子溶解液を透析した後に、前記球状のゲルを前記水溶液とともに再び前記第1恒温槽中に移して、前記第1恒温槽中において前記球状のゲル内の高分子溶解液を透析することを繰返すことにより、直径断面で観察したときに同心円状の多層構造を有する球状のゲルを形成する工程と
を含むことを特徴とするゲルの製造方法。

【請求項3】
 
水又は塩を含む水溶液に水溶性高分子を溶解して水溶性高分子溶解液を調製する工程と、
前記高分子溶解液を化学架橋剤を含む水溶液中で透析し、これにより、水溶性高分子を主成分とする、液晶構造を有するゲルを得る工程と
を含むゲルの製造方法であって、
前記水溶性高分子が、水溶性生体高分子とこの水溶性生体高分子の誘導体と水溶性合成高分子とからなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性生体高分子が核酸、多糖類、タンパク質、変性タンパク質及びポリアミノ酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性合成高分子がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸及びポリスチレンスルホン酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、
前記化学架橋剤が、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、エチレングリコールジグリジシルエーテル及びエピクロロヒドリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、
前記液晶構造を有するゲルを得る工程が、
前記高分子溶解液を第1平板上に滴下した後、別の第2平板を被せて滴下した高分子溶解液を平坦化する工程と、
所定温度に保持された第1恒温槽中において前記第1平板及び第2平板の間に挟まれた高分子溶解液を前記化学架橋剤を含む水溶液中に浸漬して前記高分子溶解液の前記第1平板及び第2平板に被覆されない部分に半透膜を形成することにより板状又はフィルム状のゲルを形成した後に、前記第1恒温槽より低い温度に保持された第2恒温槽中に前記板状又はフィルム状のゲルを前記水溶液とともに移して、前記第2恒温槽中において前記板状又はフィルム状のゲル内の高分子溶解液を透析し、更に前記板状又はフィルム状のゲルを前記水溶液とともに再び前記第1恒温槽中に移して、前記第1恒温槽中において前記板状又はフィルム状のゲル内の高分子溶解液を透析することを繰返すことにより、板表面又はフィルム表面で観察したときに同心円状の多層構造を有し各層において中心から高分子が放射状に配向した板状又はフィルム状のゲルを前記第1平板及び第2平板の間に形成する工程と、
前記ゲルを前記第1及び第2平板より取り出して水洗することにより板状又はフィルム状のゲルを得る工程と
を含むことを特徴とするゲルの製造方法。

【請求項4】
 
水又は塩を含む水溶液に水溶性高分子を溶解して水溶性高分子溶解液を調製する工程と、
前記高分子溶解液を化学架橋剤を含む水溶液中で透析し、これにより、水溶性高分子を主成分とする、液晶構造を有するゲルを得る工程と
を含むゲルの製造方法であって、
前記水溶性高分子が、水溶性生体高分子とこの水溶性生体高分子の誘導体と水溶性合成高分子とからなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性生体高分子が核酸、多糖類、タンパク質、変性タンパク質及びポリアミノ酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、前記水溶性合成高分子がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸及びポリスチレンスルホン酸からなる群より選ばれた1種又は2種以上の高分子であり、
前記化学架橋剤が、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、エチレングリコールジグリジシルエーテル及びエピクロロヒドリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、
前記液晶構造を有するゲルを得る工程が、
所定温度に保持された第1恒温槽中において前記高分子溶解液をシリンジ又はノズルにより前記化学架橋剤を含む水溶液中に押出して前記水溶液中で棒状又は繊維状全周囲に半透膜を形成することにより棒状又は繊維状のゲルを形成する工程と、
前記第1恒温槽より低い温度に保持された第2恒温槽中に前記棒状又は繊維状のゲルを前記水溶液とともに移して、前記第2恒温槽中において前記棒状又は繊維状のゲル内の高分子溶解液を透析した後に、前記棒状又は繊維状のゲルを前記水溶液とともに再び前記第1恒温槽中に移して、前記第1恒温槽中において前記棒状又は繊維状のゲル内の高分子溶解液を透析することを繰返すことにより、長手方向に垂直な断面で観察したときに同心円状の多層構造を有する棒状又は繊維状のゲルを形成する工程と、
前記ゲルを前記水溶液より取り出して水洗することにより、中実又は中空の棒状又は繊維状のゲルを得る工程と
を含むことを特徴とするゲルの製造方法。

【請求項5】
 
化学架橋剤を含む水溶液中の化学架橋剤の濃度が0.1重量%以上かつ飽和濃度以下である請求項1ないし4いずれか1項に記載のゲルの製造方法。

【請求項6】
 
請求項1ないし5いずれか1項に記載の方法により製造され、水溶性高分子からなる円筒状、球状、板状、フィルム状、棒状又は繊維状の液晶構造を有するゲル。

【請求項7】
 
タンパク質を含むとき、前記タンパク質がミオシン、ゼラチン又はコラーゲンであり、多糖類がカードラン又はキトサンであり、核酸がDNA又はRNAである請求項6記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項8】
 
円筒状、棒状又は繊維状に形成され、長手方向に垂直な断面で観察したときに中心から高分子が放射状に配向した請求項6記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項9】
 
長手方向に垂直な断面で観察したときに同心円状の多層構造を有する請求項8記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項10】
 
球状に形成され、直径断面で観察したときに中心から高分子が放射状に配向した請求項6記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項11】
 
直径断面で観察したときに同心円状の多層構造を有する請求項10記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項12】
 
板状又はフィルム状に形成され、板表面又はフィルム表面で観察したときに中心から高分子が放射状に配向した請求項6記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項13】
 
板表面又はフィルム表面で観察したときに同心円状の多層構造を有する請求項12記載の液晶構造を有するゲル。

【請求項14】
 
タンパク質を含むとき、前記タンパク質がミオシン、ゼラチン又はコラーゲンであり、多糖類がカードラン又はキトサンであり、核酸がDNA又はRNAである請求項1ないし4いずれか1項に記載のゲルの製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2008507461thum.jpg
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