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(In Japanese)軟骨組織再生治療用骨充填剤

Patent code P09S000362
File No. P2006-070-JP02
Posted date Mar 12, 2010
Application number P2008-546879
Patent number P5166282
Date of filing Nov 29, 2007
Date of registration Dec 28, 2012
International application number JP2007001320
International publication number WO2008065756
Date of international filing Nov 29, 2007
Date of international publication Jun 5, 2008
Priority data
  • P2006-321450 (Nov 29, 2006) JP
Inventor
  • (In Japanese)安田 和則
  • (In Japanese)長田 義仁
  • (In Japanese)グン チェンピン
  • (In Japanese)北村 信人
Applicant
  • Hokkaido University
Title (In Japanese)軟骨組織再生治療用骨充填剤
Abstract (In Japanese)本発明は、自家軟骨組織、軟骨代替物あるいは未分化細胞の移植による治療法とは異なる、全く新規な概念に基づいた、新たな軟骨組織の再生治療法を可能にする医療材料を提供する。本発明は、2以上の架橋網目ポリマーによって形成される相互侵入網目構造又は架橋網目ポリマーと直鎖ポリマーとによって形成されるセミ相互侵入網目構造を有するハイドロゲルからなる軟骨組織再生用骨充填剤を提供する。本発明の骨充填剤は、損傷を受けた軟骨組織の直下にある軟骨下骨に設けた孔ないし溝に充填されることで、軟骨組織又は軟骨組織と軟骨下骨の両方の再生を促すことが出来る。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


膝関節や肩関節等に代表される関節組織において、関節によって連結されている骨の頂部は、骨同士が直接擦れ合うことのない様に軟骨組織で覆われている。加齢により又は過大な荷重負荷もしくは荷重の反復負荷などによってこの軟骨組織が損傷を受けると、関節内で炎症が起こり、いわゆる関節痛として自覚されることになる。関節の軟骨組織の損傷と関節痛は、若年者から高齢者に至るまで広くかつ高頻度に認められており、患者のQOL(Quality of Life)向上の見地から、あるいは医療経済学的見地からも、有効かつ合理的な治療法の開発が求められている。



損傷を受けた軟骨組織の治療において最も重要な問題は、軟骨組織は生体内では自然再生せず、従って薬物投与等によって損傷した軟骨組織を再生させることが極めて困難であることである。例えば、軟骨下骨に多数の小穿孔を加えるマイクロフラクチャー法では線維軟骨が形成されるが、正常の関節軟骨である硝子軟骨は再生しない。そのため、損傷を受けた軟骨組織の治療は、専ら生体から採取される軟骨組織の移植によって行われているのが実情である。



生体から採取される軟骨組織の移植による治療法は、自家軟骨移植法(モザイクプラスティー)と培養自家軟骨移植法の2種類に大きく分けることが出来る。自家軟骨移植法(モザイクプラスティー)は、損傷を受けた関節の健常部分または反対側の関節組織から自己の軟骨組織を骨プラグを付けて採取し、これを欠損部に自家移植する方法である。しかしこの治療法は、軟骨を採取する部位における正常な軟骨を傷つけてしまうという不可避の問題を有し、また軟骨組織の損傷部位が大きい場合には、移植に足る量の軟骨組織を生体から採取することができないという問題を有する。一方、培養自家軟骨移植法は、患者の自家軟骨(硝子軟骨)組織の一部を採取し、これを適当な培地及び/又は培養基材と共に培養することによって試験管内で軟骨組織を再生させ、これを患部に自家移植する方法である。培養自家軟骨移植法は、軟骨組織の無菌的培養のためのきわめて高額な設備の用意、軟骨組織の採取作業と移植という2度の処置、患者の長期間の入院などによる治療コストの増加、培養時の汚染による人獣共通疾患感染リスク、治療効果の不確実性という問題を有している。



この様な問題を回避するためにも、患者の体内での軟骨組織の自然再生を促す治療法の開発は、重要な課題である。現在、損傷を受けた軟骨組織を含む関節にb-FGFやOP-1などのサイトカインを担体と共に局所投与する方法や、自家間葉系幹細胞やES細胞を、損傷を受けた軟骨組織を含む関節に投与する方法も実験的に研究されている。しかしこれらの方法に関する効果や副作用等の問題点の確認は、今後の大きな課題であり、この種の治療法は全く実用化されていない。

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、関節組織における軟骨組織の再生治療に有用な骨充填剤に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
  架橋網目構造を有する2以上のポリマーによって形成される相互侵入網目構造又は架橋網目構造を有するポリマーと直鎖ポリマーとによって形成されるセミ相互侵入網目構造を有するハイドロゲルからなる、骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項2】
  架橋網目構造を有するポリマー又は直鎖ポリマーが電荷を有する不飽和モノマー及び/又は電気的に中性である不飽和モノマーの重合体である、請求項1に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項3】
  電荷を有する不飽和モノマーが酸性基及び/又は塩基性基を有する不飽和モノマーである、請求項2に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項4】
  酸性基がカルボキシル基、リン酸基又はスルホン酸基或いはそれらの基の塩である、請求項3に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項5】
  酸性基を有する不飽和モノマーが2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸又はそれらの塩である、請求項3に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項6】
  電気的に中性である不飽和モノマーがN,N-ジメチル-アクリルアミドである、請求項2に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項7】
  2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸をモノマーとする架橋網目構造を有するポリマーと、N,N-ジメチル-アクリルアミドを原料モノマーとする架橋網目構造を有するポリマーとから構成される相互侵入網目構造を有するハイドロゲルからなる、請求項1に記載の骨充填型軟骨組織再生誘導剤。
【請求項8】
  架橋網目構造を有する2以上のポリマーによって形成される相互侵入網目構造又は架橋網目構造を有するポリマーと直鎖ポリマーとによって形成されるセミ相互侵入網目構造を有するハイドロゲルからなる、骨充填型の軟骨又は軟骨組織再生誘導剤。
【請求項9】
  2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸をモノマーとする架橋網目構造を有するポリマーと、N,N-ジメチル-アクリルアミド、アクリルアミド又は2-アクリルアミド-2-メチルプロパン硫酸ナトリウムを原料モノマーとする架橋網目構造を有するポリマーとから構成される相互侵入網目構造を有するハイドロゲルからなる、請求項8に記載の骨充填型の軟骨又は軟骨組織再生誘導剤。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2008546879thum.jpg
State of application right Registered
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