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(In Japanese)脂肪組織由来多分化能幹細胞を含有する細胞製剤 commons foreign

Patent code P09S000372
File No. NU-0145
Posted date Mar 12, 2010
Application number P2008-528826
Patent number P5240715
Date of filing Aug 7, 2007
Date of registration Apr 12, 2013
International application number JP2007065431
International publication number WO2008018450
Date of international filing Aug 7, 2007
Date of international publication Feb 14, 2008
Priority data
  • P2006-216234 (Aug 8, 2006) JP
  • P2007-030456 (Feb 9, 2007) JP
Inventor
  • (In Japanese)尾崎 武徳
  • (In Japanese)安田 香
  • (In Japanese)丸山 彰一
  • (In Japanese)山本 徳則
  • (In Japanese)後藤 百万
  • (In Japanese)松尾 清一
  • (In Japanese)北川 泰雄
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人名古屋大学
Title (In Japanese)脂肪組織由来多分化能幹細胞を含有する細胞製剤 commons foreign
Abstract (In Japanese)
【課題】
 脂肪組織由来多分化能幹細胞の新規な用途を提供する。
【解決手段】
 脂肪組織由来多分化能幹細胞を含有し、虚血性疾患、腎機能障害、創傷、尿失禁又は骨粗しょう症に対する細胞製剤が提供される。脂肪組織由来多分化能幹細胞として、脂肪組織から分離した細胞集団を遠心分離したときに沈降する細胞集団(SVF画分)を低血清条件下で培養したときに増殖した細胞が用いられる。一態様では、SVF画分を含有した細胞製剤が提供される。
【選択図】
 なし
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


様々な細胞に分化することが可能な多分化能幹細胞を利用して、損傷を受けた組織を再建しようとする試みが世界的な規模で行われている。例えば、多分化能幹細胞の一つである間葉系幹細胞(MSCs)は骨細胞、軟骨細胞、心筋細胞など、様々な細胞への分化能を有し、その臨床応用に注目が集まっている。従来、多分化能幹細胞は一般に骨髄から採取されていた。しかしながら、骨髄中に含まれる多分化能幹細胞の量は少なく、臨床応用を視野にいれれば、十分な細胞数を得るために全身麻酔下で数百mlもの骨髄を採取しなければならない場合も想定され、患者への負担が大きい。少ない量の骨髄液から必要な量の多分化能幹細胞を得ることを可能にする培養技術も開発されているが、それには通常大量の血清(例えば10%程度)が必要とされる。このことが、臨床応用する際に重要な、異種動物原料を完全に排斥した製造プロセスの確立にとって足枷となっている。尚、骨髄由来多分化能幹細胞については様々な臨床応用の可能性が検討されており、例えば腎虚血再灌流障害に対して間葉系幹細胞が有効であることが示された(非特許文献1、2)。
最近になって、多分化能幹細胞源として脂肪組織が有望であることがいくつかの研究グループによって報告された(非特許文献3)。また、脂肪組織から分離した細胞を10%FCS含有培養液で培養することで増殖した間葉系幹細胞が下肢虚血の病変改善に有効であることが示された(非特許文献4)。しかしながら、10%という大量の血清の使用は、臨床応用を視野にいれたときに大きな問題となる。一方、北川らによって、脂肪組織より、多分化能を示す細胞集団を簡便な操作で大量に調製することが可能であることが報告されるとともに、得られた細胞が脂肪組織への分化能を有し、脂肪組織の再建に有効であることが示された(特許文献1)。
【特許文献1】
国際公開第2006/006692A1号パンフレット
【非特許文献1】
Am J Physiol Renal Physiol 289:F31-F42,2005
【非特許文献2】
Masenchymal Stem Cells Are Renotropic, Helping to Repair the Kidney and Improve Function in Acute Renal Failure. J Am Soc Nephrol : 15 1794-1804, 2004
【非特許文献3】
Secretion of Angiogenic and Antiapoptotic Factors by Human Adipose Stromal Cells. Circulation 109:1292-1298, 2004
【非特許文献4】
Circulation. 2004;109:656-663

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は細胞製剤に関する。詳しくは、本発明は虚血性疾患、腎機能障害、創傷、尿失禁又は骨粗しょう症に対する処置に有効な細胞製剤に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
脂肪組織から分離した細胞集団を低血清条件下で培養したときに増殖した、CD34陰性、CD90陽性及びCD117陰性の脂肪組織由来多分化能幹細胞を含有し、尿細管障害を伴う急性若しくは慢性腎不全、腹圧性尿失禁又は骨粗しょう症治療用の細胞製剤であって、尿細管障害を伴う急性若しくは慢性腎不全の治療には腎皮膜下に投与され、腹圧性尿失禁の治療には膀胱頚部に投与され、骨粗しょう症の治療には経静脈投与される、細胞製剤。

【請求項2】
 
前記脂肪組織由来多分化能幹細胞が、脂肪組織から分離した細胞集団を800~1500rpm、1~10分間の条件下で遠心処理したときに沈降する沈降細胞集団を低血清条件下で培養したときに増殖した細胞である、請求項1に記載の細胞製剤。

【請求項3】
 
前記低血清条件が、培養液中の血清濃度が5%(V/V)以下の条件である、請求項1又は2に記載の細胞製剤。

【請求項4】
 
前記沈降細胞集団が、以下の(a)又は(b)の沈降細胞集団である、請求項1に記載の細胞製剤:
(a)脂肪組織をプロテアーゼ処理した後、濾過処理に供し、次いで濾液を遠心処理することによって沈渣として回収される沈降細胞集団;
(b)脂肪組織をプロテアーゼ処理した後、濾過処理を経ることなく遠心処理することによって沈渣として回収される沈降細胞集団。

【請求項5】
 
前記プロテアーゼがコラゲナーゼである、請求項4に記載の細胞製剤。

【請求項6】
 
前記遠心処理が、800~1500rpm、1~10分間の条件下で実施される、請求項4に記載の細胞製剤。

【請求項7】
 
前記脂肪組織がヒトの脂肪組織である、請求項1~6のいずれかに記載の細胞製剤。

【請求項8】
 
凍結状態である、請求項1~7のいずれかに記載の細胞製剤。

【請求項9】
 
尿細管障害を伴う急性若しくは慢性腎不全、腹圧性尿失禁又は骨粗しょう症治療用の細胞製剤を製造するための、脂肪組織から分離した細胞集団を低血清条件下で培養したときに増殖した、CD34陰性、CD90陽性及びCD117陰性の脂肪組織由来多分化能幹細胞の使用であって、
前記細胞製剤は、尿細管障害を伴う急性若しくは慢性腎不全の治療には腎皮膜下に投与され、腹圧性尿失禁の治療には膀胱頚部に投与され、骨粗しょう症の治療には経静脈投与される、使用。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered
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