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INFLUENZA-TREATING/PREVENTING AGENT

Patent code P110002126
File No. S2009-0588-N0
Posted date Apr 5, 2011
Application number P2009-060242
Publication number P2010-209052A
Patent number P5396111
Date of filing Mar 12, 2009
Date of publication of application Sep 24, 2010
Date of registration Oct 25, 2013
Inventor
  • (In Japanese)佐藤 智典
Applicant
  • (In Japanese)学校法人慶應義塾
Title INFLUENZA-TREATING/PREVENTING AGENT
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hemagglutinin-binding peptide having a sufficient dissolvability and a higher influenza virus infection inhibitory activity, a pharmaceutical composition containing the peptide, an influenza virus infection inhibitor and an influenza-treating/preventing agent.
SOLUTION: This hemagglutinin-binding peptide having an extremely high virus infection inhibitory activity is obtained by sugar chain-modifying the peptide binding with the hemagglutinin of the influenza virus and the pharmaceutical composition containing the same, and effective for the treatment and prophylaxis of the influenza is provided.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


インフルエンザウイルス膜にはヘマグルチニン及びノイラミニダーゼ(シアリダーゼ)といった2種類のスパイク糖蛋白質が存在し、それぞれウイルスの感染成立及びウイルスの宿主細胞からの出芽に重要な役割を果たしている。前者のヘマグルチニンは、ヒトやその他の動物(ほ乳類、鳥類、は虫類、魚類、両生類等)といった宿主の細胞膜上に普遍的に存在するシアル酸含有糖鎖を受容体として認識して特異的に結合し、インフルエンザウイルスの細胞内へのエンドサイトーシスを導く。一方、後者のノイラミニダーゼは、受容体破壊酵素であり、宿主細胞からウイルス粒子が出芽または遊離する際に、自らのまたは宿主細胞膜上のシアル酸残基を切断する役割を担っている。



現在、インフルエンザウイルス感染治療剤として、ヘマグルチニンの抗原性を基に作製されるワクチンが一般的に用いられている。インフルエンザウイルス感染の第1ステップに関与するヘマグルチニンには、抗原決定領域(A~E、25~75%の相同性)のアミノ酸配列の多様性に基づいて、種々の亜型が存在する。このため、完全に感染防止や発症阻止できるワクチンの開発は非常に困難である。さらに、この抗原決定領域は突然変異しやすく、既存ワクチンに耐性を有するウイルスが生じやすいという問題もある。一方、ヘマグルチニンにおける、宿主細胞の受容体と結合するいわゆる受容体結合ポケット領域は、比較的変異が少なく、その三次元構造はよく保存されている(例えば、非特許文献1参照)。



従って、ヘマグルチニンに特異的に結合する物質によってインフルエンザウイルスの宿主細胞への結合を阻害すれば、広くインフルエンザウイルスの感染防止に効果があることが期待される。このため、ヘマグルチニン結合ペプチドを有効成分として含有するインフルエンザウイルス感染阻害剤の開発が進められている(例えば、特許文献1、2参照)。これらのペプチドは、アルキル化によってミセルを形成しやすくなり、インフルエンザウイルス感染阻害活性の向上がみられることが開示されているが(例えば、特許文献3参照)、一方でペプチドの溶解性が低下するという問題も生じていた。

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、インフルエンザ治療/予防薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
配列番号1、3、5のいずれかのアミノ酸配列からなり、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)がセリン残基に付加していることを特徴とするヘマグルチニン結合ペプチド。

【請求項2】
 
N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加したセリン残基をC末端に付加した、配列番号5のアミノ酸配列からなるヘマグルチニン結合ペプチド。

【請求項3】
 
請求項1または2に記載のヘマグルチニン結合ペプチドを含有する医薬組成物。

【請求項4】
 
インフルエンザの治療または予防に用いるための、請求項3に記載の医薬組成物。

【請求項5】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドとヘマグルチニンとの間の結合活性の測定方法であって、
配列番号1、3、5のいずれかのアミノ酸配列において、数アミノ酸が欠失、挿入、置換した配列を有し、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加されたセリン残基を有する変異ヘマグルチニン結合ペプチドを、ヘマグルチニンと接触させる工程と、
前記変異ヘマグルチニン結合ペプチドと前記ヘマグルチニンとの間の結合活性を測定する工程と、
を含む、測定方法。

【請求項6】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドとヘマグルチニンとの間の結合活性の測定方法であって、
配列番号1、3、5のいずれかのアミノ酸配列において、セリン残基以外の数アミノ酸が、欠失、挿入、又は置換した配列を有し、前記セリン残基にN-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加した変異ヘマグルチニン結合ペプチドを、ヘマグルチニンと接触させる工程と、
前記変異ヘマグルチニン結合ペプチドと前記ヘマグルチニンとの間の結合活性を測定する工程と、
を含む、測定方法。

【請求項7】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドとヘマグルチニンとの間の結合活性の測定方法であって、
N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加したセリン残基がC末端に付加された配列番号5のいずれかのアミノ酸配列において、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加したセリン残基以外の数アミノ酸が、欠失、挿入、又は置換した配列を有する変異ヘマグルチニン結合ペプチドを、ヘマグルチニンと接触させる工程と、
前記変異ヘマグルチニン結合ペプチドと前記ヘマグルチニンとの間の結合活性を測定する工程と、
を含む、測定方法。

【請求項8】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドのインフルエンザウイルス感染阻害活性の測定方法であって、
配列番号1、3、5のアミノ酸配列において、数アミノ酸が欠失、挿入、置換した配列を有し、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加されたセリン残基を有する変異ヘマグルチニン結合ペプチドの、インフルエンザウイルス感染阻害活性を評価する工程を含む、測定方法。

【請求項9】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドのインフルエンザウイルス感染阻害活性の測定方法であって、
配列番号1、3、5のいずれかのアミノ酸配列において、セリン残基以外の数アミノ酸が、欠失、挿入、又は置換した配列を有し、前記セリン残基にN-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加した変異ヘマグルチニン結合ペプチドの、インフルエンザウイルス感染阻害活性を評価する工程を含む、測定方法。

【請求項10】
 
変異ヘマグルチニン結合ペプチドのインフルエンザウイルス感染阻害活性の測定方法であって、
N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加したセリン残基がC末端に付加された配列番号5のアミノ酸配列において、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)が付加したセリン残基以外の数アミノ酸が、欠失、挿入、又は置換した配列を有する変異ペプチドの、インフルエンザウイルス感染阻害活性を評価する工程を含む、測定方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered
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